40歳で3人目の長女を出産した。
当時、長男は中学1年生、次男は年長さん。新生児のお世話をしながら、保育園の送迎、中学校のこと、習い事の送迎、ご飯に洗濯。 旦那の仕事もめちゃくちゃ忙しく、ほぼワンオペだった。
「40代になったなあ」なんて、しみじみ考えている余裕はなかった。
しんどいとか、疲れたとか、そんなことを感じる前に次の用事がやってくる。とにかく毎日を回すことに必死だった。
気づけばあれから8年。48歳になって、いよいよ50代が見えてきた。
改めて自分の40代を振り返ってみると、なかなか濃い。
40歳で3人目を出産し、42歳頃にはパートを3つ掛け持ち。45歳からWebデザインを勉強して、それまでまったく縁のなかったフリーランスという働き方に飛び込んだ。
ほぼワンオペで3人の子育てをしながら。
我ながら、よくやったと思う。
一方で、この8年間で大きく変わったこともある。
・全部ちゃんとやらなきゃ
・子どもにもちゃんとさせなきゃ
・母親なんだから私がやらなきゃ
そんなふうに思っていた私が、今ではずいぶん「まあええか」と思えるようになった。
これは別に諦めたって話じゃない。
むしろ、40代をここまで走ってきてようやく、
頑張るところと、頑張らなくていいところが少しずつわかってきた
40代は、頑張ればなんとかなる時期じゃなかった
42歳、長女が2歳になった頃。
休んでいた介護福祉士の仕事に復帰しようと思ったが、保育園に入れなかった。
仕方なく会社に保育所がある放課後デイの指導員の仕事をメインにしようと思ったら、今度はコロナが来て仕事がなくなった。
急きょコンビニで働き始め、気づけばパート3つ掛け持ち。
そして45歳。
今度は次男の習い事の送迎と仕事が、どう頑張っても回らなくなった。
「この働き方ではもう無理だ」
そこで初めて、家でできる仕事を探した。たまたま目に入った広告をきっかけにWebデザインを勉強し始めた。
別に、
・昔からWebデザイナーになりたかった
・フリーランスに憧れていた
・45歳から人生を変えようと思っていた
わけじゃない。
子どもの送迎と仕事を両立するために、働き方を変える必要があっただけ。
ただ、始めると決めたからには、
「絶対これで稼げるようになってやる」
とは思ってた。
朝4時半に起きて勉強し、パートへ行って、帰ってきたら子どもの送迎。ご飯を作って、子どもを寝かせたら、またパソコンを開く。
夜中2時まで作業することもあったし、お昼ご飯を食べることすら忘れて、3か月で3kg痩せたこともある。
今ならわかる。
あれは頑張っていたというより、少々やりすぎた。
40代になっても、もちろん頑張れる。
新しいことだって始められる。
ただ、仕事も子育ても家事も全部100%でやろうとすると、どこかに無理が出る。
そのうえで、私が40代を振り返って大事だったと思うことが3つある。
①全部自分でやろうとしない
②今日できないことを責めない
③それでも行動だけは止めない
結論、「ちゃんとしなきゃ」→できない→イライラする→自分や家族に当たる。
このループを止めるだけでも、ずいぶん毎日はラクになる。
40代というと、
・もっと仕事で結果を出す
・もっと稼ぐ
・子育てもちゃんとする
・家のこともちゃんとする
と、まだまだ何かを足していかなければいけない年代のように感じる。
でも私は逆だった。
40代で必要だったのは、頑張ることを増やすより、「これはもう、まあええか」と手放せるものを増やすことだった。
前置きが長くなったが、もうすぐ50代を迎える48歳の私自身が実践して、もっと早く気づいておけばよかったと思うことを7つ紹介したい。
1. 「今日やらなくても困らないこと」を一つ残す
もともと完璧主義で、洗濯も洗い物もご飯も「ちゃんとやって当たり前」と思っていた。
でもフリーランスになって仕事が増えると、時間は増えないのにやることだけが増えて、どう頑張っても回らなくなった。
そこで「洗濯物、今日たためなくてもええか」と思うようになった。 やってみると、次の日特に何も起こらなかった。
毎日いっぱいいっぱいな人は、
一度「これ、今日やらなかったら本当に困る?」
と考えて、一つだけ明日に回してみてほしい。意外と困らない。
40代は、やることを増やすよりも、やらなくても大丈夫なことを見つける方が毎日をラクにしてくれる。
2. 子どもを「今」完成させようとしない
自分に厳しかった分、以前の私は子どもにもきっちりさせなきゃと思っていた。
宿題はちゃんとする。今日やることは今日やる。
親としては、子どものためを思って言っている。
でも、何度言ってもやらないと腹が立つ→そしてまた言う→子どもも嫌になる→結果、お互いしんどい。
そんな私の考え方が変わったのは、自分自身が45歳から勉強を始めたから。
人間、本当に必要やと思ったら45歳からでも勉強する。だったら子どもも同じじゃない?
今日勉強しなくても、この先の人生が全部決まるわけじゃない。
もちろん、親として言わなければいけないことは言う。
ただ、何か言いたくなったときに、
「これは本当に今日できないと困ること?」
と一度考えるようになった。
今日じゃなくてもいいなら、一回黙ってみる。
それだけでも、子どもとぶつかる回数はずいぶん減った。
自分に「まあええか」と言えるようになると、子どもにも「まあええか」と思えるようになる。
これは私にとって、かなり大きな変化だった。
3. 「自分がやった方が早い」をやめる
子どもが小さい頃は、私がやった方が早いことがたくさんあった。
家事もそう。 何か頼んで、説明して、できているか確認するくらいなら、自分でやった方が早い。だから、つい何でも自分でやってた。
でも仕事も子育ても家事も全部抱えるようになると、それでは回らない。 そこで子どもたちにも、それぞれ家事をお願いするようになった。
ちなみにうちの子たちの仕事はこれ。
長男:洗濯物の取り入れ 次男:米炊き 長女:テーブル拭きと靴そろえ
最初から完璧にやってもらおうとしない。そして、褒める事も忘れない。
家族なんだから、自分が助ける日もあれば、助けてもらう日があっていい。
40代になって、ようやくそう思えるようになった。
4. 相手を変える前に、自分の受け取り方を一度疑う
40代で一番しんどかった時期を聞かれたら、長女が生まれた頃だったと思う。
旦那の仕事がとにかく忙しかった。
当時の私は、「なんで手伝ってくれへんの?」とずっと思っていた。 一度そう思い始めると、何を見ても「やってくれない」に見えてくる。
ところが今は、少し考え方が変わった。
何も言われないことを、
「ほったらかされている」ではなく「任せてもらえている」
と見るようにした。
もちろん、本当に助けが必要なら「助けて」と言えばいい。
ただ、同じ出来事でも受け取り方を変えるだけで、自分のしんどさが少し減ることがある。
相手はすぐには変わらない。 でも自分の見方なら、その場で少し変えることができる。 私はそれだけで、夫にイライラする回数がずいぶん減った。
5. 孤独になりそうなら、自分から人に会いにいく
フリーランスになって初めてわかったことがある。 自由だ。
そして、かなり孤独だ。
仕事が取れない、失敗した、そんなときほど、家で一人で働いていると話す相手がいない。
そこで私は、自分でコミュニティを作った。
時々Zoomで話す。今挑戦していることを共有する。失敗したことも話す。
うまくいかなかったら、「全然あかんかったわ」と笑う。 少し離れていても、また話したくなったら帰ってこられる、そんな場所。
一人で頑張れることが強さだと思っていた時期もあったが、今は違う。
一人にならない仕組みを自分で持っておくことも、続けるための力になる。
これはフリーランスだけではないと思う。
子育ても、仕事も、悩んでいるときほど一人で考え続けない。 誰か一人でもいい。「ちょっと聞いて」と言える人を持っておく。
それだけでも、次の一歩は出しやすくなる。
6. 結果が出ないときほど、小さく動く
45歳からフリーランスになって痛感したのは、お金を稼ぎ続けるのはめちゃくちゃ難しいということ。
一度結果が出ても、ずっと続くわけではない。
そんなとき、私は
やってみる→うまくいかない→違うことを試す→またやってみる
をずっと繰り返してきた。
うまくいかなかったことの方が多い。でも行動すれば「これは違った」という結果は残り、次の判断材料になる。
だから、何をしたらいいかわからなくなったときほど、大きな答えを探さなくていいと思っている。
止まりそうなときほど、今日できる一番小さい行動を一つする。
・連絡を一件する
・気になっていたことを調べる
・誰かに相談する
・一つ応募してみる
成功することより、続けることの方が難しい。だからこそ私は、行動を止めないことを大事にしている。
7. 最後は「なんとかなる」と思っておく
私の母は昔から「なんとかなる」とよく言っていた。
40代を振り返ると、保育園に入れず、コロナで仕事を失い、パート3つ掛け持ちし、それでも「じゃあ次どうする?」と動いてきた。
そして48歳の今、なんとかなっている。
だから最近思う。「なんとかなる」は、何もしなくてもなんとかなるという意味じゃない。 なんとかなると思ってるから、失敗しても次を試せる。
不安がなくなるのを待ってから動こうとすると、いつまでも動けない。
少しくらい不安でも、「まあ、なんとかなるやろ」で一歩出てみる。
私は40代で、それに何度も助けられた。
完璧を目指すより、機嫌よくいることを選んだ時から、40代はぐっとラクになるはずだ。
一度、今日やらなくていいことを一つ、明日に回してみてはどうかな?
それでも、一人で考えることが疲れた時には誰かと話してみると
次の一歩が見えるきっかけになる。
いつでもお待ちしています。