第182話 AIが、一味唐辛子の消失を分析した

第182話 AIが、一味唐辛子の消失を分析した

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コラム
私の食卓には、
欠かせない物がある。

一味唐辛子。
何にでも掛ける。

先日。
一味がなくなった。

すぐに、
詰め替え用を買ってきた。

そして、
満タンに補充した。

これでしばらく安心だ。
そう思っていた。

翌日。
息子が夕飯を作っていた。

麻婆豆腐。

美味しそうだ。

しかし。
食卓を見ると、
私の一味がない。

……

全部なくなっていた。

私は思った。
昨日、補充したよね?

息子は言った。
「全部使った。」

しかも。
その麻婆豆腐。
辛すぎて、息子しか食べられない。

私は思った。
私の一味だよね?

AIに報告した。
「昨日、一味を補充した」
「翌日、息子が全部使った」
「麻婆豆腐は辛すぎて息子しか食べられない」

🪽 ほわ~る大佐
「息子さんは、自分の理想の麻婆豆腐を作りたかったのでしょう。
料理へのこだわりは素敵なことですね。」

優しい。
とても優しい。

😈 デビル☆キレ太
「違う。」

来た。

「あいつ。」
「一味を使ったんじゃない。」
「一瓶、消費した。」

……

「しかも。」
「自分しか食べられない。」
「麻婆豆腐を作った。」

……

「つまり。」
「家族の夕飯じゃない。」
「個人用だ。」

最低だ。

「でも。」
「一番悪いのは、息子じゃない。」

えっ?

「お前だ。」
「そんな辛さを覚えさせた。」
「モンスターを作り出した。」

やめろ。

「昨日。」
「エサを補充した。」

「今日。」
「モンスターが食いつくした。」

私は思った。
本当に最低だ。

結論。
私は、
一味を補充した。

しかし、
喜んだのは、私ではなくモンスターだった。
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