「こんなことするなんて、もう好きじゃないってこと！？」⇨いや全然そんなことないですよ

今日は、恋愛のお話をします。

占いをしていると

「こんな最低なことをするなんて、

もう好きじゃないってことですよね？」

というお悩みを聞かせていただくことは

少なくないです。

実のところ、

お相手様の「やらかし」が原因で、

お客様は全く悪くないことがほとんどです。

お客様の行動チャート的に、

お相手様との関係に違和感を感じたら、

まず、占い師にお金を払う前にネットで

「彼（彼女）　〇〇してきた　冷めてる」など

そういった検索をして、恋愛心理学の記事や動画を見ると思います。

そこには、「そんなことをしてくる恋人とは別れろ」と書いてあるわけです。

個人的には、その時点で納得いかないのは当たり前だと思います。

ライターは、あなたの話を聞いたわけではないですから、あてにしなくて大丈夫です。

ここで、私の弟が彼女にやってしまった、「最大のやらかし」

…を、未然に防いだ話をご紹介いたします。

弟は本当に「やらかす男」でした。

自覚なく弟は彼女を傷つけてしまうことが何度もあり、

その度に母や私が鉄拳制s…

いや、厳重注意をしていました。

しかもいいのか悪いのか、彼女ちゃんはすっごく優しい子で、

何があっても私や母に弟の愚痴を言うことはありませんでした。

弟が普通のエピソードトークみたいに「それ、彼女ちゃんめっちゃ傷ついてるよ！」っていうことを言い出さない限り知り得ないので、彼女ちゃんは想像の500倍ぐらい傷ついていたと想います。

私は今から十数年前、とあるテーマパークで働いていました。

「理想のプロポーズは？」と聞いたら、真っ先に「ここでプロポーズされたい！」という方はとても多いと思います。

（女性はみんなプリンセスよ！！）

女の子にとって（男の子もかもしれないですが）「彼氏とあのテーマパークに行く」と決まったらもうそれはそれまでの人生で最大級のイベントです。

ご想像通りの展開になりますが

弟が彼女とそのテーマパークに遊びに行くことになりました。

付き合って半年か、1年の記念日だったと思います。

彼女ちゃんもそのテーマパークが大好きで、弟とのデートをとても楽しみにしていました。

私は出勤日でしたがお客さんの前に出ない仕事だったので、デート現場に出くわすことはありませんでしたが

私はその彼女ちゃんのことが本当に妹みたいで大好きだったので、どうか弟がやらかすことなく、素敵な思い出をたくさん作ってもらいたいと願っていました。

しかし、時刻は夜8時。

花火が始まる頃に、弟から電話がかかってきたんです。

「まさか…」

確かにあのテーマパークは（皆さんももうどこのことだか察していると思いますが）「別れのジンクス」みたいなものも囁かれている場所でもあります。

まさか、、喧嘩したのか！？

あの子を泣かせたら姉ちゃんは、お前の顔面ににグーを入れるぞ！！！！

と、恐る恐る電話をとりました。

しかし、弟の声は明るく、いつも通りでした。

「もしかして、園内でタバコ売ってるところ聞きたいとか、そんなことかな？」

と、ホッとしたのも束の間、弟からは衝撃の一言。

「姉ちゃんって明日早いの？彼女とご飯食べない？」

当時、国民のほとんどがガラケーを使っていたのですが

まじで折りそうになりました。

初めての記念日、

夢の国（厳密に言うと「冒険とイマジネーションの海」）デートで

なんで夕食に姉を呼ぶんだよ！！！

ただ、私は彼女ちゃんとも食事に行ったことは何度かあったので、念の為聞きました。

私「…それは、彼女ちゃんが誘ってくれてるってこと？」

そうだ…そうだと言ってくれ…

弟「いや、彼女にまだ聞いてない」

私は、あの火山（もうどの火山かわかるやろ）のように噴火しました。

めちゃめちゃブチぎれました。

そして、ひとしきり怒って電話を切った後、

弟の彼女ちゃんに想いを馳せ

「こんなダメなやつを愛してくれてありがとう…」と

花火を見上げながら泣きそうになりました。

まあ、彼女ちゃんに言う前に私に話してくれたことが救いだった…

いくら弟のやらかしに耐え抜いてきた彼女ちゃんでも、

さすがにこれは「お別れ案件」or「一生恨まれる案件」ですよ。

母親に、

「よりによってなんであんないい子が、うちの弟なんかに振り回されなきゃならないんだろう。せめて彼女ちゃんの性格が悪かったらよかったのに。」

ってメールをしたのを覚えています。

恋人の「やらかし」に振り回されている全ての人へ

わかる人にはわかると思いますが、

「弟は彼女ちゃんを愛していなかったから私を電話で呼ぼうとした」

というわけではありません。

あの時は本当に怒り狂ってしまったので、

そういえば「なぜ私を夕食に交えようとしたのか」という理由は聞いてないですが

A⇨理由は特になく「せっかくだし」みたいな感じ

B⇨「姉ちゃん呼べば奢ってくれるんじゃね？彼女も姉ちゃんと仲良いし大丈夫でしょ！」

のどちらかだと思います（笑）

弟の名誉のために詳しいことは書かないでおきますが、

弟はやらかしてはいるものの、彼女ちゃんから日々「こういうところが好き」「こんなに優しいところがある」とたくさん聞いていました。

（まじ彼女ちゃん聖女すぎて書きながら泣いてます）

愛情の有無とやらかしの有無は関係ないんです。

そしてその2年後、

弟は同じテーマパークで彼女ちゃんにプロポーズをしました。

今は2児の父親です。

私はこの目で実際に、「愛してるけどやらかす男のドキュメンタリー」を見てきましたから声を大にして言います。

「あなたの恋人が大事なところで度々やらかすなら

それは恋愛が苦手なだけで

あなたのことは心の底から愛している！！」

しかしそれは、時に別れに直結する大きな欠点であることも事実です。

ちょっと上から目線で嫌かもしれないですが、

別れるか別れないかが「あなた様の幸せのための選択」だとしたら、

「あなた様に相応しくない」と思ったらお別れを選ぶのは、私は決して間違ってはいないと思いますよ。

弟は偶然、彼女ちゃん（現・奥さん）という「ダイソンぐらい耐久テストをクリアしてきたに違いない」（もしかしたら弟のせいでダイソン化してしまったのかもしれない）と思えるような女性に出会えましたが、そうじゃない人の方が圧倒的に多いです。

疲れてしまったら別れを選んだり、

距離を置くことも間違いではないと思います。

ただ、もし悩みの真っ只中で、この記事を読んだ方がいらっしゃるとしたら、「私は恋愛がものすごく苦手な人と付き合っているだけ」

って思ってみてください。

そこで、

「なんで私が面倒みないといけないの？」と思うか

「恋愛は苦手だけどめっちゃいい人だから大好き」と思うかは

その時の恋愛以外の事情や心の余裕もあるかと想いますので、

ご無理のない方を選んでください。

「次が見つからないと別れられない」っていう方も、

いらっしゃると思います。

人生は一回しかありませんから、

私はそういう打算的な考え方があるのも当然だと思っています。

なんか手前味噌で申し訳ありませんが、ぴったりのメニューが偶然あったのでご紹介させてください。

私はいつでもお客様の味方ですから、遠慮なくご相談ください。

少しでも笑顔が戻りますように！