マイナスの自分を受け止めることの大切さ。

マイナスの自分を受け止めることの大切さ。

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「前向きにならなきゃ」が、あなたを苦しめていませんか?


こんにちは、こんばんは。
関谷百笑です。



以前のブログで、
「できていないことより、できていることに目を向けてみよう」
というお話をしました。

簡単に言うと、
マイナスな部分ばかりを見るのではなく、
プラスの部分にも目を向けてみよう、ということです。

でも、ここで一つお伝えしたいことがあります。

それは、

「ネガティブな気持ちを持つことは、悪いことではない」

ということです。



■ 無理にポジティブになろうとしていませんか?

「今日も仕事で失敗してしまった…」
「家族にイライラして、つい強く言ってしまった…」
「人間関係が上手くいかなくて疲れた…」


仕事に家事、子育て、親のこと。
年齢を重ねるにつれて、考えなければいけないことや、背負うものが増えていくこともありますよね。

そんな毎日の中で、

「こんなことで落ち込んじゃダメ」
「もっと前向きに考えなきゃ」
「いつまでも悩んでいられない」

と、自分に言い聞かせていませんか?



本当は悲しいのに、悲しくないふりをする。
本当は腹が立っているのに、怒っていないふりをする。
本当は疲れているのに、まだ頑張れると言い聞かせる。

これって、結構苦しいことだと思うんです。

前向きになることと、自分の気持ちを無視することは違います。



■ 心理学でいう「自己一致」を知っていますか?

ここで少しだけ、心理学のお話をさせてください。
心理学には「自己概念」と「自己体験」という言葉があります。

難しく聞こえるかもしれませんが、意味はとてもシンプルです。

【自己概念】
自分が思っている自分の姿。
「私はこういう人間だ」という、自分自身へのイメージのことです。

【自己体験】
自分が実際に経験したことや、そのときに感じた気持ちや感覚のことです。


例えば、

「私はいつも穏やかで、優しい人間でいたい」

と思っている方がいたとします。
でも、仕事で疲れて帰宅したとき、
家族の何気ない一言にイライラしてしまった。

本当は腹が立っているのに、
「私は優しい人間なんだから、怒ってはいけない」
と、自分の感情を否定してしまう。



すると、

「こうありたい自分」と「実際に感じている自分」

との間にズレが生まれます。

このズレが大きくなると、
心の中に違和感や葛藤、ストレスが生まれやすくなるのです。

心理学では、
自分自身への認識と実際の体験が調和している状態を
「自己一致」と呼びます。

つまり、
自分の本当の気持ちを、無理に否定しないことが大切なのです。



■ 自分の気持ちに嘘をついていませんか?

例えば、朝の満員電車。

人が多い。
身動きが取れない。
暑いし、疲れる。

「あぁ、もう最悪…」

そんなときに、

「いやいや、マイナスに考えちゃダメ!」
「満員電車だって素晴らしい時間なんだ!」

なんて、無理に思い込もうとしたらどうでしょう?

……余計に疲れてしまいませんか?

心理学には、
心を守るために働く反応として、次のようなものがあります。

「否認」
受け入れたくない現実や感情を認めないこと。

「抑圧」
つらい感情や記憶を、無意識に心の奥へ押し込めること。

「歪曲」
現実や出来事を、実際とは違う形に捉えてしまうこと。

これらは必ずしも悪いものではなく、心を守る働きもあります。

ただ、自分の気持ちを無理に否定し続けると、
かえって苦しくなってしまうこともあります。

だから、
まず自分が感じたことを認めてあげることが大切だと思っています。



「嫌だな」
「疲れたな」
「悲しいな」
「腹が立つな」

それを素直に認めて受け入れること。
必ずしも、ダメ!ではないのです。



■ ネガティブを認めてから、プラスを探してみる

では、ネガティブな気持ちになったとき、どうしたらいいのでしょうか?

私が大切だと思うのは、順番です。

まずは、自分の気持ちを受け入れる。
そして、そのうえで少しだけ視点を変えてみる。

例えば、先ほどの満員電車。

「満員電車、最悪だな…」

そう思った自分を否定せずに、

「でも、せっかくだから好きな音楽でも聴こうかな」
「気になっていた本を読んでみようかな」
「週末に行きたいカフェでも調べてみようかな」

そんなふうに考えてみる。

満員電車が快適になるわけではありません。
でも、その時間をどう過ごすかは、自分で選ぶことができますよね。

これって、小さなことかもしれません。
でも、私はこうした小さな工夫が、とても大切だと思っています。


ネガティブな気持ちを消すのではなく、
認めたうえで、これからどうするかを考える。


それだけで、心の持ち方が少し変わってくるのではないでしょうか。



■ 見る角度を変えると、違う答えが見えてくる


私がお師匠さんから教えていただいた考え方に「球体思考」があります。

物事を一つの方向からだけでなく、
様々な角度から見てみるという考え方です。

例えば、仕事で失敗してしまったとき。

「私は仕事ができない」

と、自分を責めることもできます。

でも、違う角度から見てみると、

「今回の失敗から何を学べただろう?」
「次はどう工夫すればいいだろう?」
「失敗はしたけれど、頑張れた部分はなかったかな?」

そんな考え方もできますよね。

失敗した事実は変わりません。

でも、
その失敗をどう受け止め、次にどう活かしていくかは、
自分で考えることができます。


自分の目線だけで物事を判断するのではなく、
ときには相手の立場から考えてみる。

すると、今まで気付かなかったことが見えてくるかもしれません。



■ 答えは、いつも意外とシンプル


私が心理学や算命学など、
様々なことを学んできた中で感じていることがあります。

それは、

「答えはいつもシンプル」

ということです。


疲れたなら、少し休んでみる。

できなかったことばかり気になるなら、
できたことにも目を向けてみる。

右から進めないなら、左から進んでみる。


自分の気持ちが分からなくなったら、
まずは「今、何を感じているんだろう?」と考えてみる。

そんな些細な気付きが、
自分を大きく変えるきっかけになることもあると思うんです。



もちろん、すべてが簡単に解決するわけではありません。

私自身、
今でも落ち込むことはありますし、
ネガティブな自分が顔を出すこともあります。


無理に明るくならなくてもいい。
いつも前向きでいなくてもいい。

大切なのは、自分の気持ちを置き去りにしないこと。

そして、少し心に余裕ができたときに、
違う角度から物事を見てみること。

自分を受け入れることは、
自分のすべてを好きになることではありません。

嫌な部分も、弱い部分も、頑張っている部分も。

「これも今の私なんだな」

と、認めてあげることから始まるのだと思います。



今日、皆さんはどんな一日を過ごしましたか?

もし嫌なことがあったなら、
無理に前向きにならなくても大丈夫。

まずは、そんな気持ちになった自分を認めてあげてください。
そして、少し落ち着いたら、
いつもとは違う角度から物事を眺めてみてくださいね。

もしかしたら、
今まで気付かなかった新しい景色が見えてくるかもしれません。

自分を知り、自分を受け入れる。

そのお手伝いを、これからもできたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

関谷百笑
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