妊活のヒントが隠れていた昔話
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有名なイソップ童話のお話で、
「ウサギとカメ」の物語は知っている方も
多いと思います。
ご存じのとおり——
足の速いウサギが、
のろまなカメを見下して競争を挑みますが、
途中で油断して昼寝をしてしまい、
コツコツ歩き続けたカメが
先にゴールして勝つ、というお話ですね。
この物語は人生の歩み方にも
通じるテーマが多く含まれていると思います。
一般的には
“努力と油断”の物語として語られがちですが、
ちがった見方を教えてもらいました。
――最初から、
勝負は決まっていたんだって。
ウサギは
「カメ」という他者を見ていました。
だから、
カメの動きに一喜一憂し、
油断し、
比較にエネルギーを使ってしまった。
一方、
カメは「ゴール」しか
見ていなかった。
誰かと比べることもなく、
ただ自分の歩幅で
進み続けていたんです。
だからこそ、迷わず、止まらず、
結果的に勝利にたどり着いた。
妊活をしていた頃のわたしは、
完全にウサギのほうでした。
周りの妊娠報告を聞くたびに、
「なんで自分だけ…?」って心がざわついて。
比べて、落ち込んで、焦って――。
友人より先に妊娠したいとか、
妊娠を望んでいるのに、
食生活が乱れている職場の後輩にたいして
“そんな生活していたら妊娠は無理でしょ”
なんて、
見下していた時期もありました。
誰かと比べることで、
自分を保とうとしていたんだと思うのです。
「大丈夫、私ももうすぐ」と思いたかった。
けれど、比べれば比べるほど、
自分の心がすり減っていくのを感じていました。
あの頃の私は、ウサギのように
ずっと“誰か”を見て走っていたんです。
ウサギのように誰かを見ているとき、
私のエネルギーは外側にばかり向いていました。
でも、あのカメのように、
「自分のペース」で「自分のゴール」に
意識を向けることで
エネルギーは内側に戻ってくるんだと
思うのです。
周りの妊娠報告に心が揺れる
ウサギのような視点ではなく、
自分の身体や心を信じて
歩むカメのような視点を持つこと。
もしかしたら――
妊活で大切なのは、
「どこを見て歩くか」だけなのかもしれません。