初心者向け漫画tips:プロットの起→結をあわせる

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漫画の添削サービスをしている、大前紬と申します。
私のサービスは「完璧を目指すのではなく、より魅力的にする」というコンセプトで行っています。
このブログも、「0から1」「90から100」ではなく、「30から60点くらい」をまず目指したい方向けの、初心者向けのコツ、くらいに思ってもらえるとありがたいです。さらっと読める程度の量を目指してます。

今回はプロットのコツの話。

まずは「起」「結」で辻褄をあわせる

よく聞かれる質問に「この話、通じてますか?」というのがあります。
ほか類似質問としては、「意味わかりますか?」「ストーリーに違和感ないですか?」というもの。

漫画を一人で描いていると、「これって他人が読んでも分かってくれてるのかな」って気になりますよね。かくいう私も、常にこれを疑問に思いながらこのブログを書いています。
正直、その回答はさまざまです。「よく分からないな」という方も、結構おります。そう言う時は、「なにを伝えたいと思いましたか?」と聞き直し、その方の一番漫画で言いたいところをヒアリングして、そういうことならこうしたらよいよ、というアドバイスをさせていただくことが多いです。

さて、ストーリーが「よく分からない」という印象になるストーリーには
共通点があります。
それは、「最初と最後で言ってること違うな…?」というものです。

今回は、「起承転結」の「起・結」だけでも辻褄を合わせる、
という話をします。

例えば、このような話があったとします。

(起)いつも喧嘩している彼のことが本当は好きだが伝えられない
(承)いつか告白するために自分磨きをするようになる
(転)いざ告白と思ったら、彼に好きな人がいることを知り諦める
(結)それは誤解で、告白して両思いになる

この起・結は、わかりやすいですよね。
「本当は好きだけど伝えられない」のが、物語を経て「伝えられるようになる」。
これが分かりにくい方だと、こうなります。

(起)いつも喧嘩している彼のことが本当は好きだが伝えられない
(承)いつか告白するために自分磨きをするようになる
(転)インフルエンサーになる
(結)世界一のインフルエンサーを目指して渡米する

…………(こっちのほうが面白そうだな…)

まあ、展開はこちらのほうが面白いのですけど、最初と最後がまるで繋がってないですよね。
これが、漫画一冊のうち一部の話なら続きが気になるところですが、これだけで終わったらどうでしょう。
「本当は好きだけど伝えられない」の気持ちはどうなったのか。いつも喧嘩している彼、どこいったん? となるはずです。
これは明らかに話が全然違っている例ですが、意外とこれが、できていない方がいます。

もう一例。間は略。
起:彼氏が自分のことが本当に好きなのか自信がない
結:彼氏が隣にいる、ただの日常が一番愛しいものだと気づく…

…なんかいい感じのポエムで終わりそうなのですが、よくよく考えると、「自信がないとかの話はどうなった?」となります。
「起」に対する終わり方は、「彼は自分のことを好きだという自信を持てた」とか、「自信は持てないままでもいい」などでまとめたいです。

入れたいエピソードを追加しているうちに、話が逸れているお話があります。
それを防ぐためには、やはりプロットが重要です。

プロットの時点で「起・結」チェックを

プロットは物語の道標になります。
出発点の「起」と目的地の「結」を、プロットの時点で明確にしてください。これをネームの時に考えようとしてしまうと、
何を描こうとしていたかがわかなくなり、迷子になります。
まずは「起・結」が繋がっているかだけでもチェックしてみましょう。

今回はこのへんで。

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