売上ばかり見て利益を見ていない?「月商100万で手取り10万」に陥るセラーの共通点

売上ばかり見て利益を見ていない?「月商100万で手取り10万」に陥るセラーの共通点

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。中国輸入×Amazon自社ブランド専門コンサルタント、「Infinity Brand Creators」代表の酒井勝也です。

私は現在、ラクマート公認認定講師およびラクメイド公式アンバサダーとして、皆様のビジネスを着実に前進させるためのサポートや指導に専念しています。

見事ゼロイチの壁を突破し、商品が売れ始めると、セラーセントラルのトップ画面に表示される「売上グラフ」が右肩上がりに伸びていくのを見るのは本当に嬉しいものです。
SNSなどでも「月商100万達成しました!」といった華々しい実績報告をよく見かけますよね。

しかし、その裏側に隠された「恐ろしい現実」に気づいているでしょうか?
実は、月商100万円という立派な売上を立てているのに、月末にフタを開けて計算してみると、手元の銀行口座には「10万円」しか残っていない……最悪の場合「赤字(手出し)」になっているというセラーが後を絶たないのです。

今回は、見栄えの良い「売上の魔力」に騙されず、手元にしっかりとキャッシュ(現金)を残すための利益管理の鉄則についてお伝えします。

1. 「月商100万・手取り10万」を生み出す見えないコスト

月商(売上)は、単にお客様から支払われた総額に過ぎません。そこから「仕入れ原価」を引いたものが利益だ……と単純に計算していると、手痛いしっぺ返しを食らいます。

Amazon物販には、初心者が軽視しがちな「見えないコスト(経費)」が多数存在します。

国際送料、関税、日本国内の配送料

買い付けや検品、オプションなどにかかる手数料

Amazonの販売手数料(8%〜15%)とFBA配送代行手数料

FBAの月額保管手数料

そして、利益を最も大きく圧迫するのが「スポンサープロダクト広告の費用」と「安易な値下げ(クーポン)」です。
売上グラフを伸ばしたいがために、ライバルに勝とうとして広告をガンガン回し、さらに販売価格まで下げてしまう。すると、「売れば売るほど利益が削られ、Amazonと代行業者に手数料を払うためだけにタダ働きしている状態」に陥ります。これが「手取り10万」の正体です。

2. モノづくりの現場で学んだ「1円単位の原価意識」

かつて私が自動車メーカーの巨大な工場で工員としてモノづくりの現場にいた時代、現場のリーダーたちが最もシビアに目を光らせていたのは「売上」ではなく「1円単位の原価と経費(ロス)」でした。
部品の仕入れ値が数円上がるだけで、あるいは作業のロスで余分な電力がかかるだけで、何万台という生産規模では莫大な利益が吹き飛んでしまうからです。

個人のAmazon物販でも、この「工場レベルのシビアな原価意識」を持つことが絶対に必要です。

新商品をリサーチ・企画する段階で、「売価はいくらにできるか」だけでなく、「すべての経費を差し引いた『粗利』はいくら残るか」「そこから広告費(ACOS)を何%までかけても利益がトントンになるか(損益分岐点)」というシミュレーションを、エクセル等を使って徹底的に計算しなければなりません。この計算を感覚でやっているうちは、まず手元にお金は残りません。

3. 「月商マウント」を降りて、利益率を追求せよ

SNSなどで飛び交う「月商マウント(売上の大きさ比べ)」に惑わされる必要は全くありません。
ビジネスの戦闘力は、月商ではなく「利益率」と「利益額(手残り)」で決まります。

月商300万で利益率10%(手取り30万)のセラーよりも、月商100万で利益率40%(手取り40万)のセラーの方が、ビジネスとしては圧倒的に優秀であり、経営状態も安全です。不良在庫のリスクも、資金ショートのリスクも少ないからです。

では、利益率を高く保つためにはどうすればいいか?

答えは、これまで当ブログでお伝えしてきた「安売りしなくても売れる、付加価値の高いオリジナル商品を作ること」に尽きます。
微細な改良を加え、専門家の知見を借り、ターゲットの感情を動かすベネフィットを伝える。これらはすべて「価格競争から抜け出し、高い利益率を確保するための戦略」なのです。

まとめ:ビジネスの目的は「売上」ではなく「現金」を増やすこと

売上グラフが伸びるのは楽しいですが、ビジネスの真の目的は「キャッシュ(現金)を増やして、次のステージへ安全に投資すること」です。

SNSなどの「月商アピール」に惑わされてはいけない

売上の裏には、手数料や広告費など膨大な見えないコストが潜んでいる

どんぶり勘定をやめ、工場レベルのシビアな「原価意識」を持つ

損益分岐点(どこまで広告をかけても赤字にならないか)を正確に把握する

月商を追うのではなく、付加価値をつけて「利益率」を高く保つ

ぜひ今月は、セラーセントラルの売上画面だけでなく、詳細なペイメントレポートや広告費を開いて「最終的な利益」がいくら残っているのか、冷静に計算し直してみてくださいね!

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