こんにちは。中国輸入×Amazon自社ブランド専門コンサルタント、「Infinity Brand Creators」代表の酒井勝也です。
私は現在、ラクマート公認認定講師およびラクメイド公式アンバサダーとして、皆様のビジネスを着実に前進させるためのサポートや指導に専念しています。
月商が50万、100万と伸びていく中級者フェーズにおいて、セラーの銀行口座から静かに、しかし確実に現金を奪い去っていくものがあります。
それが、「放置されたオートターゲティング広告」です。
「AmazonのAIが勝手に最適な場所へ広告を出してくれるから」と、設定をオンにしたまま何ヶ月も放置していませんか?
毎日売上が上がっていると気づきにくいですが、その売上の裏で、あなたの利益は「絶対に売れない無駄なクリック」によってボロボロに食い荒らされています。
今回は、広告費貧乏から抜け出し、手元にしっかりとキャッシュ(現金)を残すための「除外キーワード」のメンテナンス術についてお伝えします。
1. 放置されたオート広告は「全自動の現金強盗」である
Amazonのスポンサープロダクト広告における「オートターゲティング」は、自分では思いつかないようなお宝キーワードを発見するための優秀なリサーチツールです。新商品の立ち上げ時には必ず活用すべき機能です。
しかし、このAIは完璧ではありません。放置していると、「あなたの商品とは微妙に違うけれど、なんとなく関連していそうなキーワード」にも容赦なく広告を表示させます。
例えば、あなたが「本革のメンズ長財布」を売っているのに、AIが「ナイロン製 レディース 財布」や「(100円均一の)安い財布」と検索した人にも広告を出してしまうのです。
お客様は「お、ちょっと良さそう」と軽い気持ちでクリックしますが、自分の探している条件とは違うため、絶対に購入しません。
この「クリックはされるが、絶対に買われない(CVR 0%)」という事象が、1クリック数十円という広告費をドブに捨て続ける「全自動の現金強盗」の正体です。
2. 「検索用語レポート」から利益の流出穴を見つけ出す
かつて私が自動車メーカーの巨大な工場で工員としてモノづくりの現場にいた時代、配管からわずかでも油やエアーが漏れていれば、ただちに稼働を止めてその「穴」を塞ぎました。少しの漏れでも、工場全体で見れば莫大なエネルギー(コスト)の損失になるからです。
Amazonの広告運用においても、この「漏れ(無駄なクリック)」を定期的に塞ぐメンテナンスが絶対に必要です。
セラーセントラルの広告キャンペーンマネージャーから「検索用語レポート」をダウンロードしてください。ここには、お客様が実際にAmazonの検索窓に打ち込み、あなたの広告をクリックした「生語(なまご)」がすべて記録されています。
エクセルでこのレポートを開き、以下の条件に当てはまるキーワード(穴)を探し出します。
クリック数が「10回〜20回」以上あるのに、売上が「0」のもの
売上はあるが、ACOS(売上高広告費率)が自分の利益率を大きく上回っているもの
3. キャッシュを守る最強の盾「除外キーワード」設定
利益を食い潰す穴(無駄なキーワード)を見つけたら、広告キャンペーンの設定画面にある「除外キーワード」にそれらを登録します。
「レディース」「ナイロン」といった単語や、自社の商品価格帯と全く合わない「競合のブランド名」などを「フレーズ一致」や「完全一致」で除外設定するのです。
これを設定した瞬間から、AmazonのAIはそのキーワードで検索した人にあなたの広告を一切出さなくなります。
月に数回、このメンテナンスを地道に繰り返すだけで、無駄なクリック(広告費)がピタリと止まります。そして、浮いた予算が「本当に買ってくれる質の高いお客様」へ集中的に投下されるようになるため、売上を落とさずに利益額だけを大きく跳ね上げることができるのです。
まとめ:広告は「出しっぱなし」が一番のリスク
広告は魔法の杖ではなく、あなたが意図を持ってコントロールすべき経営ツールです。
オートターゲティングの放置は、無駄なクリックを生む「現金強盗」になる
AIは関連性の低いキーワードにも広告を出してしまう
「検索用語レポート」を定期的にダウンロードして分析する
クリックだけされて買われないキーワード(穴)を特定する
「除外キーワード」に登録し、無駄な広告費の流出を物理的に止める
「今、自分の広告費はどこに消えているのだろうか?」
今日は新規商品のリサーチを一旦ストップして、ご自身の広告レポートと向き合い、利益を食い潰している「穴」を塞ぐメンテナンスを実行してみてくださいね!
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「売上はあるのに手元に現金が残らない」
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売上という「幻」を追うのをやめ、手元に確実なキャッシュを残せる本物のブランド経営へとシフトしていきましょう!