「Amazonおすすめ(旧Amazon's Choice)」はどうすれば付く?バッジ獲得を狙うための具体的アクション

「Amazonおすすめ(旧Amazon's Choice)」はどうすれば付く?バッジ獲得を狙うための具体的アクション

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。中国輸入×Amazon自社ブランド専門コンサルタント、「Infinity Brand Creators」代表の酒井勝也です。

私は現在、ラクマート公認認定講師およびラクメイド公式アンバサダーとして、皆様のビジネスを着実に前進させるためのサポートや指導に専念しています。

今回は、すでにAmazonで自社商品の販売をスタートされている方に向けた内容です。

検索結果の画面で、商品画像の左上に「Amazonおすすめ」というラベルが付いている商品を目にすることがありますよね。これは以前「Amazon's Choice」と表示されていたもので、日本では2022年に「Amazonおすすめ」という表記に変更されました。

このラベルが付くと、お客様からの信頼度が高まり、クリック率(CTR)や成約率(CVR)の向上が期待できます。「自分のオリジナル商品にも付けたい!」と考えるセラーは非常に多いです。

しかし、このバッジはお金を払えば買えるものではなく、Amazonのアルゴリズムが自動的に付与するものです。「いつか付いたらいいな」と運任せにしていては、いつまで経っても獲得できません。

今回は、Amazonが公開している情報と、実際の運用から見えてくる傾向を整理したうえで、この「Amazonおすすめ」を戦略的に狙うための具体的アクションをお伝えします。

※よく混同されますが、「Amazonおすすめ」バッジと、商品ページの「カートに入れる」枠を取る「おすすめ出品(旧:カートボックス)」は、まったく別の仕組みです。本記事で扱うのは前者、検索結果に表示されるバッジのほうです。

■1. 大前提:バッジは「商品」ではなく「キーワード」に付く

まず最初に理解すべき最も重要なルールがあります。それは、バッジは商品そのものに付与されるのではなく、「特定の検索キーワード」に対して付与されるということです。

しかも、1つのキーワードに対して表示されるのは原則1商品のみ。つまりバッジ獲得とは、「そのキーワードにおける代表商品の座を1つだけ奪い取る」という椅子取りゲームなのです。

例えば、あなたの販売している商品が「ビジネスリュック」だとします。「ビジネスリュック」というビッグキーワードではライバルが強すぎてバッジが付かなくても、「ビジネスリュック 防水 軽量」という3語の複合キーワードで検索した時だけ、あなたの商品にバッジが表示される、という現象が起きます。

Amazonのアルゴリズムは「このキーワードで検索したお客様に対して、一番間違いのない商品はどれか?」という基準で選んでいるわけです。したがって、「なんとなく全体の売上を上げる」のではなく、「特定のキーワードで圧倒的に勝つ」というピンポイントの戦略が必要になります。

あわせて押さえておきたい仕様が2つあります。

・色やサイズのバリエーションがある場合、すべての子ASINに付くわけではなく、一部のバリエーションにのみ表示されることがある
・書籍カテゴリーは対象外で、バッジは表示されない

■2. Amazonが「公開している基準」は、たった一文だけ

ここは誤解の多いところなので、正確にお伝えします。

Amazonが公式に説明しているのは、「Amazonおすすめは、すぐに発送ができて、評価が高く、お求めやすい価格の商品をおすすめします」という一文だけです。具体的なアルゴリズムや数値基準は一切公開されていません。

つまり、押さえるべき公式の柱は「配送」「評価」「価格」の3つ。ここに、実際の運用データから見えてくる傾向を重ねて考えるのが現実的なアプローチになります。

▼① 配送品質 ― FBA(プライム)と「在庫切れの防止」

Amazonはお客様に「すぐに届くこと」を約束しています。バッジが付いている商品のほとんどがプライム対象であることからも、FBAの利用が実質的に最短ルートだと考えてよいでしょう(マーケットプレイス出荷でも配送品質を満たせる仕組みはありますが、個人セラーにはハードルが高めです)。

そして、最もやってはいけないのが「在庫切れ」です。在庫を切らすとバッジは外れやすくなり、その席はすぐに別のライバル商品へ移ってしまいます。中国輸入は納期が読みにくいぶん、発注のリードタイム管理がそのままバッジ維持の生命線になります。

▼② 評価 ― 星4以上の維持と、返品を出さない品質管理

Amazonでは一般に星4以上が高評価とされ、バッジの付いている商品はレビュー評価が高い傾向にあります。

また、返品率が評価基準に含まれるとAmazonが明言しているわけではありませんが、顧客満足度を測る指標として影響していると考えるのが自然です。「説明文と違う」「すぐ壊れた」といった理由での返品を極限まで抑える品質管理(工場側の検品強化と、カタログの正確な記載)は、いずれにせよ売上そのものを守る施策になります。

▼③ 価格 ― 「安さ」ではなく「割高でないこと」

意外と見落とされがちですが、価格は公式に明言されている3要素のひとつです。ポイントは3つあります。

・判断されるのは送料込みの実質購入価格。本体を下げて送料で回収する、といった小細工は通用しない
・競合の同等品と比べて明らかに割高でないこと。最安である必要はない
・頻繁な価格変更、とくに需要期の大幅な値上げは避ける

簡易OEMで差別化した商品であれば、無理な安売り競争に参加する必要はありません。「その価値なら納得できる」とお客様が感じる価格帯に置き、そこから頻繁に動かさない。これが結果的にバッジにも利益率にも効いてきます。

▼④ 補足:狙ったキーワードでの成約率(CVR)

ここからは公開情報ではなく、実務者の経験則です。

検索結果に表示された回数に対して、クリックされ、実際に購入された確率が高いこと。この「このキーワードで検索した人は高確率でこの商品を買う」というデータが、アルゴリズムの判断材料になっていると考えられます。

そこで、スポンサープロダクト広告の「完全一致」を使い、狙ったキーワード経由での購入実績とCVRのデータを意図的に寄せていきます。広告を出せばバッジが付くわけではありませんが、「そのキーワードで売れている商品」という実績をつくる手段としては有効です。

■3. 狙って獲る!「スモールキーワード戦略」

では、資金力の限られた個人セラーが具体的にどう動くべきか。

答えはシンプルで、検索ボリュームの大きすぎるビッグキーワード(例:「リュック」)を避け、「検索ボリュームは小さいが、需要と供給のバランスが良い3語・4語のスモールキーワード」に的を絞ることです。1キーワードにつき1商品しか選ばれない以上、勝てる池を選ぶことがすべてになります。

まずはリサーチの段階で見つけた「ライバルの弱いニッチなキーワード(例:リュック 弁当箱 入る 2層式)」を一つ定めます。そして、カタログのタイトルや箇条書きにそのキーワードを不自然にならないよう盛り込み、広告設定でもそのスモールキーワードに対してピンポイントで予算を投下します。

小さな池の中で「検索順位1位」と「高いCVR」を独占できれば、そのキーワードでのバッジ獲得はぐっと現実的になります。一つでもバッジが付けば、それが社会的証明として働き、他のキーワード経由の売上にも良い影響が出ていきます。

■まとめ:バッジは「お客様への誠実さ」の証

「Amazonおすすめ」は、裏技やテクニックだけで手に入るものではありません。アルゴリズムの向こう側にいるお客様に、いかに満足してもらうかの積み重ねです。

・バッジは商品全体ではなく「特定の検索キーワードごと」に付与され、1キーワードにつき原則1商品
・Amazonが公開している基準は「すぐ発送できる・評価が高い・お求めやすい価格」の3点のみ
・FBA(プライム)の活用が実質的な前提。在庫切れはバッジを失う最大の要因
・星4以上のレビュー維持と、返品を出さない品質管理・正確なカタログ記載
・価格は「最安」ではなく「割高でない」こと。送料込みで見られ、頻繁な変更は避ける
・ビッグキーワードではなく、確実に勝てるスモールキーワードに的を絞る

返品の少ない良質な商品を作り、適切なキーワードでお客様に届け、在庫を切らさず安定供給する。この「商売の基本」を徹底した延長線上に、バッジは自然と付いてきます。ぜひ次の一手として、「自社商品がバッジを狙えそうなスモールキーワード」を探してみてくださいね!

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