こんにちは。中国輸入×Amazon自社ブランド専門コンサルタント、「Infinity Brand Creators」代表の酒井勝也です。
私は現在、ラクマート公認認定講師およびラクメイド公式アンバサダーとして、皆様のビジネスを着実に前進させるためのサポートや指導に専念しています。
見事ゼロイチの壁を突破し、商品が順調に売れ始めて「よし、このまま軌道に乗せるぞ!」と意気込んでいた矢先。
朝起きてセラーセントラルを開き、自社商品のページを見た瞬間に血の気が引く経験……あなたにもありませんか?
「星1」や「星2」の低評価レビューがついてしまった時です。
低評価が一つでもつくと、それまでコンスタントに売れていた商品の動きがピタッと止まってしまうことがあります。
そんな時、多くのセラーの頭をよぎるのが、「このカタログはもうダメだ。削除して、新しいASINでゼロから出品し直そうか……」という逃げの選択肢です。
今回は、苦労して育てたカタログを「捨てるべき(撤退)」か、それとも「復活させるべき」か、迷った時にプロが使う明確な判断基準についてお伝えします。
1. カタログを作り直すことの「隠れたリスク」
低評価レビューがついたカタログを削除し、新しいカタログ(新規ASIN)として出し直せば、たしかにレビューはリセットされて綺麗な状態に戻ります。
しかし、これは「最終手段」であって、安易にやるべきではありません。なぜなら、カタログを作り直すということは、以下のものを全て捨てることと同義だからです。
これまで蓄積してきた「検索順位(SEO)」の評価
ポツポツと集まっていた「星4や星5の良いレビュー」
カタログ作成にかけてきた時間と労力
少しでも不都合があればリセットする、という癖をつけてしまうと、いつまで経っても強いカタログ(資産)が育ちません。まずは冷静に、今の状態が「回復可能」なのかを判断する必要があります。
2. カタログを「捨てる(撤退・作り直し)」べき3つの基準
とはいえ、どうしても復活が難しく、損切りをして次へ行くべきケースも存在します。以下の3つのいずれかに当てはまる場合は、カタログの作り直し、あるいは商品の取り扱い自体をやめる(撤退)ことを検討します。
① 初期の段階で星1が連続し、平均評価が「星3未満」になった場合
レビューがまだ3件しかない状態で、星1が2つついたような場合です。Amazonのアルゴリズム上、平均評価が低すぎると広告を出しても全くクリックされなくなり、回復に莫大なコストと時間がかかります。
② 商品そのものに「構造上の致命的な欠陥」がある場合
工場に依頼しても物理的に改善が不可能な欠陥を指摘された場合は、迷わず販売をストップし、カタログを閉じるべきです。
③ カタログと全く違う商品(偽物やスペック違い)を納品してしまった場合
工場側のミス等で、意図せずカタログの仕様と全く異なる商品を送ってしまい、「写真と違うものが届いた」というクレームが相次いだ場合は、一度リセットする方が安全です。
3. カタログを「復活させる」べき基準と、その打ち手
上記に当てはまらない場合、つまり「平均評価が星3.5以上をキープしている」かつ「低評価の原因が特定できて、改善できる」のであれば、そのカタログはリカバリー可能な場合があります。
お客様が不満を持った原因を突き止め、正しい打ち手を行えば、再び売れるカタログへと復活させることができます。
原因が「期待値のズレ(なんか違う)」だった場合
前回の記事でもお伝えした通り、カタログの画像や説明文を見直し、「思っていたより小さい」「色が違う」といったミスマッチを防ぐ【期待値コントロール】の文言や画像をすぐに追加します。
原因が「使い方の間違い」だった場合
「うまく組み立てられない」といった声であれば、急いで【活用ガイドブックや取扱説明書】のPDFを作成し、商品画像の一部として追加したり、次回の納品分からサンクスカード(QRコード)として同封します。
原因が「一部の壊れやすさ・不満」だった場合
「ファスナーが弱い」などであれば、次回の発注時に工場へ【プチ改良】を依頼します。そしてカタログのトップ画像に「お客様の声をもとに、〇〇を改良しました!」と堂々と記載するのです。
ピンチはチャンスです。低評価レビューに対して「逃げる」のではなく、「改善してアップデートする」姿勢を見せることで、以前よりもコンバージョン率(購入率)の高い強いカタログへと進化します。
まとめ:低評価レビューは「無料でコンサルを受けている」のと同じ
低評価レビューを見ると、誰でも胃が痛くなります。しかし、わざわざ時間を割いて不満を書いてくれたお客様は、あなたの商品を良くするための「最高の改善ヒント」を無料で提供してくれているのです。
カタログの安易な作り直しは、積み上げた資産(SEO)を捨てる行為
致命的な欠陥や、初期の平均星3未満は「撤退・作り直し」を検討する
平均星3.5以上で改善可能なら、絶対にカタログを「復活」させる
期待値の調整、使い方の案内、プチ改良でカタログをアップデートする
低評価から逃げずに改善を繰り返すことでしか、本当に強い「自社ブランド」は育ちません。もし今、レビューの星が下がって悩んでいるカタログがあれば、今日お伝えした基準で冷静に判断してみてくださいね。
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