営業は押し売りではない|アポが取れる人が最初の30秒でしていること

営業は押し売りではない|アポが取れる人が最初の30秒でしていること

記事
ビジネス・マーケティング
「テレアポは、断られるのがつらい」
「営業は、話が上手い人にしかできない」

新人営業の方から、よく聞く悩みです。

私は電話営業を20年以上続け、累計100万コール超、獲得アポイントは1万件を超えました。単純平均にすると、アポイント率は約1%です。

もちろん、商材・リスト・知名度・アポイント条件によって結果は大きく変わります。10件電話すれば必ず1件取れるような、都合のよい仕事ではありません。

それでも営業は、才能だけで決まるものではありません。考え方と手順を覚え、記録し、少しずつ改善すれば、誰でも上達できます。

【営業の目的は、その場で売ることではない】

初回の電話で商品を売り切ろうとすると、相手は身構えます。

BtoB営業の最初の目的は、商品を押し込むことではありません。

「この話を、もう少し聞く価値があるか」

相手に判断してもらうための時間をつくることです。アポイントは契約ではなく、課題と解決策が合うかを確認する次の機会です。

【最初の30秒は3つだけ伝える】

電話がつながったら、最初に伝えるのは次の3点です。

1. 誰が電話しているのか
2. なぜ相手に連絡したのか
3. 少しだけ話を聞いてもらえるか

例えば、次のように伝えます。

「突然のお電話失礼いたします。○○社の△△と申します。○○業界の企業様向けに、新規開拓のご支援をしています。御社でも営業人員や新規開拓の工数が課題になることはありますでしょうか。30秒だけ概要をお伝えしてもよろしいでしょうか」

大切なのは、長い会社説明をしないことです。

相手が知りたいのは会社の歴史ではなく、「自分に関係がある話かどうか」です。

【説明より質問を増やす】

一方的に話し続けると、営業は押し売りに見えます。

反対に、相手の状況を確認しながら進めると、会話になります。

・現在、新規開拓はどのような方法で行っていますか
・営業活動で特に時間がかかっている部分はどこですか
・すぐの導入ではなく、情報交換からでも関心はありますか

質問への回答を聞き、合わない場合は無理に追いません。「今回は対象外ですね」とこちらから終える判断も、信頼を守る営業技術です。

【断られた理由を記録する】

営業が苦しくなる原因の一つは、断られた回数だけを数えてしまうことです。

見るべき数字は、次のように分けます。

・電話がつながった率
・担当者まで到達した率
・会話になった率
・アポイントになった率

担当者につながらないなら、トークよりリストや時間帯の問題かもしれません。会話にはなるのにアポイントにならないなら、質問や提案内容を見直します。

原因を分ければ、改善点が見えます。

【新人営業の方が明日からできること】

最初から完璧なトークを目指す必要はありません。

1. まず10件だけ電話する
2. 相手に言われた断り文句を、そのまま記録する
3. 次の10件では、一つだけ言い方を変える
4. 結果が良かった言い方を残す

トークスクリプトは読むための台本ではなく、改善するための設計図です。

【営業は誰でも伸ばせる技術です】

営業に必要なのは、強引さや特別な話術ではありません。

相手の時間を尊重すること。課題を確認すること。合わなければ追わないこと。そして、数字を見ながら改善することです。

押し売りをやめると、営業は少し楽になります。

テレアポや新規開拓でお悩みの場合は、商材・営業先・現在の課題をメッセージでお知らせください。実施前に条件を整理し、無理のない営業方法をご提案します。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す