タロットと聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、占い師がカードをめくり、絵柄から未来を告げる姿かもしれません。
けれど、トートタロットは少し違います。
このカードは、絵柄の印象だけで読むものではありません。
1枚のカードの背後には、元素や惑星、星座、そして生命の樹といった、古代から受け継がれてきた対応の体系があります。
その体系に沿って読むことで、「なぜそう読めるのか」という筋道を示すことができるのです。
トートとは、誰のことか
トートは、古代エジプトの叡智の神です。
書くこと、数えること、暦や医術を司り、のちにギリシャのヘルメスと同一視されました。
ヘルメス文書やエメラルドタブレットといった神秘学の源流は、このトート=ヘルメスの名と結びついています。
つまりトートタロットとは、単なる占いの道具ではなく、古代叡智の体系をカードのかたちにしたものだと言えます。
対応の体系で読む、ということ
トートタロットの読み方の特徴は、対応を大切にすることにあります。
たとえば、あるカードが「火」の元素に対応し、ある惑星と結びついているとします。
その対応が分かれば、カードの意味はひとつの印象に閉じません。
情熱や勢いといった火の性質、惑星が示す働きかけの方向、そして隣り合うカードとの元素の相性まで、立体的に読むことができます。
隣り合うカードの元素が調和すれば意味は強まり、ぶつかり合えば緊張や葛藤として現れます。
このように、カード同士の関係そのものが、相談の構造を映し出すのです。
3枚引きで見る、現状と課題と鍵
エルメアのトートタロット鑑定では、基本として3枚引きを用います。
位置の意味は、現状、課題、鍵です。
まず現状のカードが、今置かれている状況の構造を示します。
次に課題のカードが、どこで流れが滞っているのかを示します。
そして鍵のカードが、動き出すための手がかりを示します。
カードは、相談に合わせて78枚のデッキから引いた結果をそのまま読みます。
話に合いそうなカードを選ぶことはしません。
出たカードがたとえ厳しい意味を持つものであっても、その厳しさも含めてお伝えします。
良い面だけを並べる鑑定では、迷いは解けないからです。
どんな相談に向いているか
トートタロットは、恋愛や仕事、人間関係、人生の転機など、テーマを選びません。
むしろ向いているのは、「なんとなく停滞している」「選択に迷っている」といった、まだ言葉になりきっていない相談です。
対応の体系で構造を整理すると、漠然としたモヤモヤが、「何が起きていて、どこが詰まっていて、どこから動けるのか」という見取り図に変わります。
近い未来、およそ3ヶ月ほどの流れを読むのにも適しています。
締めに
カードが示すのは、決められた運命ではありません。
今の構造と、その先の流れの見取り図です。
その見取り図を手に、どう動くかを決めるのは、相談者自身です。
エルメアの鑑定では、トートタロット鑑定、エメラルドタブレット総合鑑定、数秘術・魂の設計図鑑定をご用意しています。
気になるテーマがあれば、まずはトートタロット鑑定からお気軽にどうぞ。
なお、鑑定結果は未来や効果を保証するものではなく、大切な決断の参考としてお受け取りください。