「手放せば楽になる」と分かっているのに、なぜ人はすがってしまうのか?

「手放せば楽になる」と分かっているのに、なぜ人はすがってしまうのか?

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皆様が楽しんだり考えるきっかけになれば
嬉しいなと思い書いています。
意見は様々でしょうが
エンタメとして読んでいただけたら幸いです。

自己啓発や心理学の文脈で、こうした言葉を見聞きしたことがある人は多いのではないでしょうか。

「変えられるものに執着するのはメンタルが弱くて、変えられないものは無視するのが強い」

アドラー心理学の「課題の分離」や、有名な「ニーバーの祈り(変えられるものを受け入れる勇気、変えられないものを受け入れる冷静さ)」なども、ベースには似たような考え方があります。

確かに、エネルギーの無駄遣いを防ぐという意味では、変えられないものをスッパリ諦めて手放すのは合理的です。

けれど、本当にそれだけで割り切れるものでしょうか?

恋愛の復縁、本当は辞めたい仕事、ギクシャクした人間関係……。
頭では「手放した方が楽なのに」と分かっていながら、どうしても執着を手放せず、すがってしまうことってありますよね。
「手放すことが楽」とは言いますが、一概にそうとも言えず、むしろ執着することでしか見えてこない真実もあると私は思っています。

今回はその言葉の背景にあるものや、「私たちは何に(人・物・行動)執着していて、なぜ手放せないのか」その理由を少し深掘りして考えてみたいと思います。

なぜ、しんどいのに手放せないのでしょうか?
「手放した方が楽なのにすがってしまう」のは、決してあなたのメンタルが弱いからではありません。そこには、人間なら誰しもが抱える次のような心理的・本能的な仕組みが隠されています。

1. 「未知の恐怖」より「慣れ親しんだ苦しみ」を選んでしまう
人間には、「未来の分からない不安」よりも「結末が分かっている苦しみ」の方を選びたがる本能があります。
手放した先にあるのは、「孤独」や「ゼロからのスタート」という正体のわからない闇だったりします。
一方で、今いる場所(あるいは過去の関係)は、どれだけしんどくても「展開が読める場所」です。本人にとっては「手放した後の世界」の方が圧倒的に恐ろしいと感じるからこそ、知っている苦しみの中に留まろうとしてしまうのだと思います。

2. 「手放す」には、莫大なエネルギーが必要だから
実は「すがり続けること」や「現状を維持すること」は、受動的な選択です。
それに対して、「断ち切る」「手放す」という決断は、能動的に大きなエネルギーを消費する行為です。
仕事や人間関係で、すでに心が限界まで削り取られている人ほど、「手放すためのエネルギー」すら残っていません。疲れ果てていて「手放す重い決断」を下すパワーが出ない状態だからこそ、動けなくなっているのだと思います。

3. 「納得がいっていない」という未完の思いがあるから
人は、途中で終わってしまったものや、不完全燃焼に終わった出来事に強い未練を残します(心理学では「ツァイガルニク効果」と呼ばれたりします)。
・「本当はもっと愛されたかった」
・「自分の頑張りを認めてほしかった」
そうした「叶わなかった思い」があると、人はその相手やその職場という同じ舞台でリベンジして、過去の傷を上書きしようとします。すがっているように見える行動の裏には、「自分の納得を取り戻したい」という切実な願いが隠れているように感じます。

執着することは、決して悪いことばかりではありません。
世間ではよく「変えられないものをスッパリ諦められる人が強い」と言われ、スマートに生きるための処世術とされています。
確かにその通りかもしれません。
しかし、最初から綺麗に割り切れる人ばかりではないし、人間はそんなにスマートに生きられる生き物ではないと思っています。

何かに対して「どうしても諦めきれない」「しがみついてしまう」というのは、あなたがそれだけその出来事や人に対して、真剣に向き合った証拠でもあります。
泥臭く悩み、執着し尽くしたからこそ、初めて心から「あぁ、もう十分にやりきったな」「手放そう」と思える瞬間がやってきます。
その葛藤のプロセスそのものが、人としての深みや、本当の意味での強さを育んでくれるのではないでしょうか。

少なくとも、私はそう思っています。

おわりに
今、何かにすがってしまっていて「手放せない自分」を責める必要はありません。
「手放す」というのは、力づくで無理やり手を開くことではなく、自分の足でしっかり立てるようになった時に、自然と手が離れていくものです。
準備ができるまで、もう少し悩んでも大丈夫です。
焦らず、まずは疲れ切った自分を休ませてあげることから始めてみてくださいね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
そして、本日もお疲れ様でした(=゚ω゚)ノ

【私事ではございますが】
11月から仕事の都合上、ブログの更新回数が減ってしまうと思います。
楽しみにしてくださっている方もいらっしゃったので心苦しいのですが、時間が取れる時に書いていこうと思います。
また、時々お立ち寄りくださいね(^o^)丿
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