WordPressサイトを別のサーバーやドメインへ移行するときによく使われるのが「All-in-One WP Migration」です。
記事や画像、テーマなどをまとめて移行できる便利なプラグインですが、
「インストールしているプラグインの設定も移行されるの?」
と気になる方もいると思います。
結論から言うと、基本的にはプラグインの設定も一緒に移行されます。
今回は、なぜプラグイン設定まで移行できるのか、移行されない可能性があるものについて紹介します。
All-in-One WP Migrationでは何が移行される?
通常のサイト全体の移行では、主に
WordPressのデータベース
画像などのメディア
テーマ
プラグイン
などがまとめて移行されます。
公式ドキュメントでも、インポートによってデータベース・メディア・プラグイン・テーマが置き換えられることが案内されています。
つまり、単純に記事や画像だけをコピーしているわけではなく、WordPressサイトの中身をかなり広い範囲でまとめて移行しているということです。
なぜプラグインの設定も移行される?
多くのWordPressプラグインでは、設定内容をWordPressの「データベース」に保存しています。
たとえば、
SEOプラグインの設定
お問い合わせフォームの設定
カスタム投稿タイプに関連する設定
カスタムフィールドの設定
キャッシュプラグインの設定
などです。
All-in-One WP Migrationではデータベースも移行対象になるため、データベース内に保存されているプラグイン設定も基本的にはそのまま移行されます。
公式ドキュメントでも、データベースにはコンテンツだけでなくユーザーや設定などが含まれることが説明されています。
そのため、
「移行先でプラグインを全部設定し直さないといけない」
というケースは基本的にはありません。
All in One SEOなどの設定も移行される?
たとえば「All in One SEO」で設定した
サイトタイトル
メタディスクリプション
SEO関連の各種設定
なども、データベースに保存されているものであれば基本的には移行されます。
つまり、All-in-One WP Migrationを使ってサイト全体を移行した場合、移行先でSEO設定を最初からすべて入力し直す必要は基本的にありません。
これはSEOプラグインだけではなく、多くのWordPressプラグインでも同じ考え方です。
ただし、すべてが必ずそのまま使えるとは限らない
ここは注意が必要です。
プラグイン本体やデータベース内の設定が移行されても、外部サービスやサーバーに依存している設定まで完全に引き継がれるとは限りません。
たとえば、
ライセンス認証
外部サービスとの連携
API認証
OAuth認証
サーバー固有の設定
ドメインに紐づいた設定
などです。
こうしたものは、サイトを移行したあとに再認証や再設定が必要になる場合があります。
特にドメイン自体が変わる場合は注意した方がいいでしょう。
エクスポート時の設定にも注意
All-in-One WP Migrationには、エクスポートする内容を除外する機能があります。
たとえば、
データベースを除外
メディアを除外
テーマを除外
プラグインを除外
といった設定ができます。
そのため、エクスポート時に「データベースを除外」してしまうと、データベースに保存されているプラグイン設定も移行されません。
通常のサイト丸ごと移行であれば、特別な理由がない限りデータベースを除外しない方がいいでしょう。
移行後は必ず動作確認する
設定が移行されているからといって、そのまま公開して終わりにするのはおすすめできません。
移行後は、
お問い合わせフォームが送信できるか
SEO設定が残っているか
プラグインが正常に有効化されているか
外部サービスとの連携が切れていないか
表示崩れやエラーが発生していないか
などを確認しておきましょう。
特にお問い合わせフォームや決済、予約システムなど、サイトの重要な機能は実際に操作して確認した方が安全です。
まとめ
All-in-One WP Migrationを使ってWordPressサイト全体を移行した場合、プラグイン本体だけではなく、データベースに保存されているプラグイン設定も基本的には一緒に移行されます。
そのため、移行先ですべてのプラグインを一から設定し直す必要は基本的にありません。
ただし、ライセンス認証や外部サービスとの接続、サーバー固有の設定などは別途設定が必要になる場合があります。
「移行できた=すべて正常に動いている」とは限らないため、サイト移行後は各プラグインの設定と動作を一通り確認しておくことが大切です。