不動産業者に物件を探してもらう契約の媒介契約

不動産業者とかわす契約の中でもっとも多いのが媒介契約です。媒介契約とは不動産業者に物件を探してもらう契約で、もし買うことが決まって契約が成立すれば仲介手数料を払い、成立しなければ手数料を払わなくても構いません。

媒介契約には、一般媒介契約と専任媒介契約があります。一般媒介契約とは、複数の不動産業者に同じ内容の契約を依頼でき、自分でも探せるという契約です。

専任媒介契約は、ある不動産業者に依頼したら、自分で探すことはできるがほかの不動産業者に不動産業者に依頼することはできないという契約です。専任媒介契約は最長３か月で、依頼者側から申し出ないかぎり更新されることはありません。

ほかの不動産業者はもちろん、自分でも探すことができないのが、専属専任媒介契約です。最長３か月で、依頼者から依頼しないかぎり更新されず、更新後の契約有効期間も３か月です。

専属媒介契約、専属専任媒介契約を結ぶと、依頼された物件を指定流通機構に登録する義務が不動産業者に課せられます。