懐かしい声

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コラム
5月2週目の水曜日。
彼にひとこと「元気?」とだけ送った。

本当は週の後半にしようと思っていたが
何気なくスマホを手にしたら、メッセージしたくなった。

3月も4月も2度メッセージするも返信なし。
5月もまた返事がないのを想定していた。
14時すぎ着信音が鳴る。
番号を確認すると彼からだ。

電話に出ると、開口一番「元気じゃないよ~」と
言う彼の声。

3カ月ぶりに彼と話すことができた。
いろいろ話して、その晩に会う約束までした。

あんなに悩んだり、会いたいと思っていたのが
あっさり叶った。
雪が解け、春になり、余裕ができたからなのか?

過酷な冬の労働環境で心身ともに疲弊。
毎日、目の前の仕事を終わらせることで頭がいっぱい。
家に帰っても安らげない。
労わられたり、感謝されることが少ない。
その上、家の雑務が待っている。

そんな状況を想像し、連絡をできるだけ控え
返信を求めたりもしなかった。

でも心の中はいつもいつも葛藤だった。
わたしの気持ちも知らないでって思ったけど
もう同じ轍は踏まない。
この数カ月わたしなりに成長したかな?と思う。
求める気持ちはいっぱいあるけど、
明るい未来を夢見て、今は茨の道を耐える時間(とき)













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