組み立てパソコンはIBM PC/AT互換機が発表された当初からあまり変わっていません。
とは言え現代では他のパーツに統合されたりして動かすのに集めるパーツ点数は少なくなり組み立てるのは比較的楽になりました。
それでも組み立てパソコンをした事が無い人にとっては難しい事かも知れません。そこで組み立てパソコンのザックリとしたパーツの基礎を紹介します。
初期の頃はこんなにパーツを集めてました。
・CPU
・メモリ
・ストレージ(HDD)
・FDドライブ
・CD-ROMドライブ
・マザーボード
・I/Oカード(FD、IDE(SATAの先祖で後にPATA)、パラレルポート、シリアルポート等)
・マウスポートカード
・ビデオカード(グラフィックカード)
・音源カード
・ネットワークカード
・電源
・ケース
これにキーボードとマウス、もちろんディスプレイが必要になりOSも勿論必要になります。私の場合は辛うじてインテル80486の時代で拡張カードスロットにメモリを挿すという体験はしていません。
それでは現代はどんなパーツを集めればいいのでしょうか?
まずはCPU。どんなCPUがいいかを決めないと後に続くパーツを選定出来ません。INTELのCPUがいいかAMDのCPUがいいか。具体的にはどのCPU(型番)まで決めた後に次のパーツの選定になります。
次はCPUクーラー。現代のパソコンでは必須っとなってしまったCPUクーラーですが遠い昔では無しでも問題ありませんでした。そんな話はさておきCPUクーラーは大きく2種類があります。空冷と水冷。空冷は文字通りCPUに直接金属を設置してその金属を冷やすタイプ。水冷は難しそうに見えますが「簡易」水冷であれば空冷タイプと設置の手間はそれほど変わりません。ラジエターを別途設置するくらいです。空冷は速いCPUでは物足りないかも知れませんしファンの音が気になるかも知れません。水冷の方ではラジエターを冷やすためにファンを回しますがそちらはかなりの回転で回すことも少ないので水冷の方がトータルでは音は静かかも知れません。勿論水冷ではかなりの高温を冷やせる許容があるので発熱量の高いCPUでは必須かも知れません。
次はマザーボード。CPUが決まればマザーボードは選択肢が狭まります。CPUが動くマザーボードはある程度決まっていて、パソコンの土台となるパーツでCPUやメモリやビデオカード(グラフィックカード)などを取り付ける基板になります。
マザーボードにはサイズがあり、同じCPUを取り付けられてもサイズが大きいATX形式やそれより小さいMicroATX形式、最低限のサイズとも言えるMini-ITX形式などがありどれくらいの大きさのパソコンにするかでもマザーボードのサイズで決まってきます。(細かな所では他にもサイズの規格があります)
次はメモリです。最新のCPUを使うのであればほぼ同じものと決まってきますが、極稀に特殊なマザーボードを選ぶとデスクトップタイプのメモリではなくノートパソコンタイプのメモリを挿すタイプも存在します。そういった事は稀ではありますが注意する点です。メモリの速度も最初からオーバークロックしなければCPUがこの速度までという規定があるのでそれに従ってください。
また最近のマザーボードは2枚同容量のセットで入れる事を推奨(または必須)とされることもあるのでその辺りはマザーボードの資料を良く調べてからメモリをどうするか決めましょう。
次はビデオカードです。最近のCPUはビデオ表示機能(GPU)も内蔵しているのも多く、ゲームや拘りが無ければそれでも構わないかも知れません。勿論選んだCPUにビデオ表示機能が無ければ別途用意する必要はあります。それなりに大きな画面(4K等)を表示したいとか画面の数を増やしたいという場合もビデオカードは別途用意した方がいいでしょう。
次はストレージです。OSやアプリケーションを入れるためのものとしてはSSDをお勧めします。SSDは高いのでそれなりに低容量(128GB~)で良いと思います。アプリケーションを一杯入れるとか何か拘りがあれば容量は増やすと良いでしょう。データ置き場として別途内蔵HDDを入れるのもアリです。
次は電源です。CPUやマザーボード、ビデオカードが決まってくれば大体電源容量は決まってきますがその辺りの計算方法はインターネットで探してみましょう。よっぽどの事をしなければ800W程度の電源で事は足りるとは思いますが全てがこの限りではありません。現代ではビデオカードの電源要求がかなり高くなっているのでここも注意点です。
次はケースです。マザーボードが入る最低限の大きさのケースが必要です。Mini-ITXならATXのケースでも入りますが逆は物理的に不可能です。ケースにはどの形式のマザーボードが入るのか書いてありますからその中で自分が選んだマザーボードの入るものを選びましょう。使っていくうちに「ここが使いにくい」とか「もっと~を入れられるようならよかった」とか気付いてきますが最初から全部納得するのは難しいかも知れません。組み立てパソコンを作るということはどんどんパーツを追加・交換したい衝動の人が多いからです。一度組み立ててもういいという方も中にはいるとは思いますが・・・。
現代ではこれくらいで組み立てパソコンは作れます。I/Oや音源、ネットワークについてはマザーボードに統合されているので拘りが無ければ別途用意する必要はありません。OSをインストールするにはDVD-ROMとUSBメモリの選択肢があったりするのでDVD-ROMでインストールしたい場合はドライブを別途用意する必要があります。
現代では組み立てパソコンを組む時のパーツ点数は少なくなっているとは思いますが電源やI/Oなどいろいろな規格が存在するのでその辺りは逆に複雑になっていると思います。