伝えたいことは、ちゃんとある。
知ってほしいこともある。
役に立つ情報も持っている。
なのにリールを作ろうとすると、
「説明しているだけの動画」になってしまう・・・
そんなことはありませんか?
私自身もこれに悩み、SNSマーケティングに関わる中でも、
こうした発信をたくさん見てきました。
だけどこれって、
伝えることが苦手だからではなくて、
むしろ、
「ちゃんと伝えたい」と思う人ほど、説明が増えてしまうんですよね💦
今日は、そんなリールを「見続けたくなるもの」に変えるために、私が大切だと思っていることを書いてみます。
「伝える」と「感じてもらう」は、少し違う
たとえば、
「自分を大切にすることは大事です」と伝える。
間違ってはいませんよね?
でも、これをそのままリールにすると、
「自分を大切にしましょう」
「忙しい毎日だからこそセルフケアが必要です」
「自分のための時間を作りましょう」
と、どんどん説明が増えていきますよね。
では、こんな場面だったらどうでしょうか。
夜。
家族が寝たあと。
洗い物を終えた女性が、ふと自分の手を見る。
少し乾燥した指先。
家族のためには毎日使ってきたその手に、
自分のためには、何をしてあげただろう。
「自分を大切にしましょう」とは、一度も言っていません。
それでも、
伝わってくるものがありませんか?
ここに、
“説明”と“物語”の違い
があると私は思っています。
伝えたいことから始めると、説明になりやすい
リールを作るとき、
「今日は何を伝えよう?」
から始めることは多いと思います。
もちろん、それが悪いわけではありません。
でも、
「自分を大切にしてほしい」
「家族との時間を大切にしてほしい」
「挑戦することを諦めないでほしい」
というメッセージから先に作ろうとすると、それを証明するための言葉が増えていくことがあります。
そんな時は、少し順番を変えることをおすすめします。
「何を伝えたい?」ではなく、
「それを感じたのは、どんな瞬間だった?」
から探してみる。
たとえば・・・
誰かに言われたひと言。
キッチンでふと止まった瞬間。
子どもの後ろ姿。
スマホに残っていた写真。
何気なく見た自分の手。
その時には意味が分からなかったけれど、なぜかずっと覚えている出来事。
そこから始めると、
「自分を大切にしましょう」
という一般的なメッセージが、
“自分にしか語れない物語”へ変わっていきます。
リールのネタは「言いたいこと」だけではない
ここで一度、
最近あなたの心に残った場面を思い出してみてください。
(大事件でなくて大丈夫です^^)
むしろ、
「なぜ覚えているのか自分でも分からない」
くらいの出来事がベストです。
その場面には、
まだ言葉になっていない感情が隠れているかもしれません。
そして私は、その小さな感情こそが、
リールで心をつかむ物語のタネだと思っています。
人は「答え」だけではなく、「そこにたどり着くまで」を見る
SNSでは、
「結論を先に」
「有益な情報を」
「短く分かりやすく」
と言われることがありますよね。
もちろん、情報を届ける投稿では大切です。
でも、すべての発信がそうでなくてもいいと思うんです。
(そういうのは少し見飽きた感じもありますよね)
ときには、
答えそのものより、
その人がなぜその答えにたどり着いたのか。
そこに心が動くことがあります。
「この商品がおすすめです」
だけではなく、
なぜ自分はそれを大切にしているのか。
「こう生きた方がいい」
ではなく、
何があって、そう思うようになったのか。
そこには、その人だけの時間があります。
だから、
同じことを伝えていても、物語は同じにならない。
それが、発信にその人らしさを生むのだと思います。
“説明する”から、“体験してもらう”へ
私がリールを作るときに意識しているのは、
「どう説明すれば伝わるか?」
だけではありません。
それよりも、
「どんな場面を見てもらえば、その気持ちを一緒に感じてもらえるだろう?」
と考えます^^
言葉をなくす、という意味でもありません。
リールには、冒頭で続きを見たくなる言葉も必要ですし、テロップや音楽が感情を運んでくれることもあります。
大切なのは、
言葉を減らすことではなく、
言葉だけに伝える仕事をさせないこと。
映像。
行動。
表情。
物。
間。
そして言葉。
それぞれに役割を持たせる。
するとリールは、
「説明を聞くもの」から、
「物語を体験するもの」
へ少しずつ変わっていきます。
普通の日常を、“見続けたくなる物語”へ。
とはいえ、
「じゃあ、日常の出来事をどうやって物語にするの?」
となりますよね。
私自身も、そこを感覚だけで作るのではなく、
日常から物語のタネを見つけ、
7つの場面に整理し、
AIとの対話を使いながら60秒のマスター脚本まで育てる
という形に整理しました。
それが、
7SCENE METHOD™です。
特別な経験がある人だけが、物語を作れるわけではありません。
今日の家族との会話も。
いつものコーヒーも。
飲み残したお酒も。
何気なく見た自分の手も。
ふと引っかかった、誰かのひと言も。
見過ごしていた日常の中に、
あなたにしか作れない物語のタネがあるかもしれません。
だから次にリールを作るとき、
「何を伝えよう?」の前に、一度だけ、
「私は、どんな瞬間にそれを感じたんだろう?」
と自分に聞いてみてください。
そこから始めると、
あなたのリールは少しずつ、
“説明する発信”から、
“感じてもらう発信”へ。
変わっていくかもしれませんよ^^