月間68万PVを達成した私がサイト運営に失敗した理由

月間68万PVを達成した私がサイト運営に失敗した理由

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ビジネス・マーケティング
私は12年以上、WordPressを使ったサイト運営に携わってきました。

過去には、運営していたサイトで月間68万PV、別のサイトでも月間25万PVを達成し、毎月80万円~100万円の広告収入を得ていた時期があります。

数字だけを見ると、サイト運営に成功していたように見えるかもしれません。

しかし、その後はアクセスを維持できなくなり、最終的にアフィリエイト事業から撤退しました。

多くの人に読まれていたサイトが、なぜアクセスを失ったのか。

振り返ってみると、当時の私は記事を作ってアクセスを集めることはできても、サイト全体を設計し、数字を分析しながら改善する仕組みを十分に持っていませんでした。

さらに、アクセスを増やそうとして似た内容の記事を作り続けた結果、記事同士が競合する「カニバリ」という問題も発生していたと考えています。

この記事では、私自身の成功と失敗をもとに、ホームページを長く育てるために必要な考え方をお伝えします。

この記事で分かること


この記事を読むと、次のことが分かります。

月間68万PVを達成してもサイト運営に失敗した理由
アクセス数だけを追うことの危険性
似た記事を増やすとアクセスが減ることがある理由
記事同士が競合する「カニバリ」とは何か
新規サイトでカニバリを防ぐ設計方法
既存サイトで重複した記事を整理する方法
公開後に数字を確認して改善する重要性

結論:記事を増やすだけではアクセスアップになりません


私がサイト運営の失敗から学んだことは、記事数を増やせば、その分だけアクセスも増えるとは限らないということです。

検索する人が知りたい内容を考えず、似たテーマの記事を増やしてしまうと、記事同士で内容や役割が重複します。

その結果、それまで検索上位に表示されていた記事の順位まで下がり、似た記事のどちらも上位表示されなくなることがあります。

これが、いわゆる「カニバリ」です。

ホームページを集客に活用するには、新しい記事を増やすだけでは不十分です。

それぞれの記事で、

・どのような人に読んでもらうのか
・どのような悩みに答えるのか
・どの検索意図を狙うのか
・どのサービスページへ案内するのか

を決め、記事ごとの役割を整理する必要があります。

月間68万PVを達成していた頃


私はWordPressを使って複数のサイトを運営し、検索からアクセスを集めていました。

そのうち一つのサイトは月間68万PV、別のサイトでも月間25万PVに到達しました。

PVとは「ページビュー」の略で、サイト内のページが表示された回数を示す数字です。

当時は記事を作り、多くの人に読んでもらい、広告収入につなげていました。

この部分だけを見れば、一定の成果を出せていたと思います。

しかし、当時の私は「新しい記事を作ってアクセスを増やすこと」に意識が偏っていました。

どの記事が収益や成果につながっているのか
似た内容の記事が増えていないか
読者がサイト内でどのように移動しているのか
検索順位が落ちた原因は何か
既存の記事をどう改善すればよいのか

こうしたサイト全体の分析や整理は、現在ほど深く考えられていませんでした。

PVが多いことと、事業に役立つことは同じではありません

サイト運営をしていると、アクセス数が増えること自体が目的になってしまう場合があります。

もちろん、多くの人に見てもらうことは大切です。

しかし、事業用ホームページで本当に必要なのは、単純なアクセス数ではありません。

たとえば、月間1万人が訪れていても、サービスを必要としていない人ばかりであれば、問い合わせにはつながりにくいでしょう。

反対に、アクセス数がそれほど多くなくても、依頼を検討している地域のお客様に見てもらい、必要な情報を読んだうえで相談してもらえれば、事業に貢献するホームページになります。

確認するべきなのは、PVだけではありません。


どのような検索から訪問されたのか
どの地域からアクセスされているのか
どのページが読まれているのか
記事からサービスページへ移動しているのか
電話やLINEのボタンが押されているのか
実際の問い合わせや売上につながっているのか

こうした数字を組み合わせて、ホームページが事業の成果につながっているかを判断する必要があります。

月間68万PVを経験したからこそ、私は「数字が大きいこと」と「事業に必要な成果が出ていること」は、分けて考えなければならないと感じています。

似た内容の記事を増やすと、アクセスが減ることがあります


ブログ記事を増やせば、検索からのアクセスも増える

このように考えている方は、少なくありません。

しかし、似た内容の記事を増やしても、必ずアクセスアップにつながるわけではありません。

むしろ、内容の重複によって、それまで上位表示されていた記事の順位が下がり、サイト全体のアクセスが減る原因になることがあります。

さまざまなサイトを見てきて感じるのは、運営者本人が気づかないまま、同じ検索意図を持つキーワードで複数の記事を作っているケースが非常に多いということです。

たとえば、

「ホームページ 集客できない」
「ホームページ 問い合わせが来ない」
「ホームページから集客する方法」

というキーワードは言葉こそ違いますが、記事の内容によっては、検索する人が求めている答えがほとんど同じになる可能性があります。

それぞれを別の記事として作っても、記事の内容や結論が似ていれば、検索エンジンから見て役割の違いが分かりにくくなります。

その結果、どの記事を評価すればよいのかが曖昧になり、本来一つの記事だったときには上位表示されていたのに、似た記事を追加したことで、どちらも上位表示されなくなることがあります。

記事数を増やしたのにアクセスが減る。

一見すると不思議ですが、サイト運営では実際に起こり得る問題です。

記事同士が競合する「カニバリ」とは?


このように、同じサイト内に検索意図が重複するページが存在し、記事同士が検索順位を奪い合っている状態を、一般的に「カニバリゼーション」または「カニバリ」と呼びます。

ブログやホームページを運営していない方には、聞き慣れない言葉かもしれません。

簡単に説明すると、本来は一つの記事に情報を集約した方がよいテーマを、複数の記事に分けてしまい、自分のサイト内の記事同士が競合している状態です。

カニバリが起きると、次のような状態になることがあります。

同じ検索キーワードで複数の記事が交互に表示される
以前上位表示されていた記事の順位が下がる
似た記事のどちらも十分に評価されない
検索結果に表示されるページが安定しない
記事を増やしているのにアクセスが伸びない
読者もどの記事を読めばよいか分かりにくくなる

特に、既存サイトで「記事を増やしているのに、狙ったキーワードで上位表示できない」という悩みがある場合は、記事の質や文字数だけでなく、カニバリが起きていないかも確認する必要があります。

新規サイトでは最初にトピッククラスターを設計します


カニバリを防ぐには、記事を書き始める前の設計が重要です。

私が新規サイトを制作する場合は、「トピッククラスター」という考え方を用いて、必要なページや記事の関係を整理します。

トピッククラスターとは、中心となるテーマを扱うページと、それに関連する個別の記事を整理し、内部リンクでつなぐ設計方法です。

難しい言葉に聞こえるかもしれませんが、重要なのは次の点です。

中心となるサービスページはどれか
どのような悩みを持つ人を集めるのか
それぞれの記事は、どの検索意図に答えるのか
検索意図が同じキーワードは、一つの記事にまとめられないか
記事からどのサービスページへ案内するのか
各ページをどのように内部リンクでつなぐのか

最初にこれらを整理しておけば、思いつきで似た記事を増やすことを防ぎやすくなります。

キーワードが違うだけで記事を分けるのではなく、「検索した人が求めている答えが同じかどうか」を確認したうえで、記事を分けるか、一つにまとめるかを判断します。

私は、検索意図が同じものを最初から分類し、各ページの役割が重ならないようにサイトを設計します。

そのため、初めてホームページを立ち上げる方にも、公開後の記事運営まで見据えた構成をご提案できます。

既存サイトのカニバリも分析して整理します


すでに多くの記事を公開しているサイトでは、知らないうちに検索意図の重複が発生している可能性があります。

その場合は、記事をすぐに削除するのではなく、GA4やGoogleサーチコンソールなどの分析ツールを使いながら、各記事の状態を確認します。

確認する内容は、たとえば次のようなものです。

同じ検索キーワードで複数の記事が表示されていないか
検索結果に表示されるページが頻繁に入れ替わっていないか
以前上位だった記事の順位が落ちていないか
記事同士の内容や結論が重複していないか
それぞれの記事にアクセスや問い合わせ実績があるか
外部サイトや内部ページからリンクされていないか

そのうえで、記事ごとに次のような対応を検討します。

内容を一つの記事に統合する


複数の記事に分散している有益な情報を、評価を集めたい一つの記事へまとめます。

似た記事を単純に消すのではなく、必要な内容を残しながら、より詳しく分かりやすい記事へ作り直します。

301リダイレクトを設定する


統合によって不要になった記事のURLから、残す記事へ自動的に転送します。

これを301リダイレクトと呼びます。

ただし、内容の関連性を確認せず、何でも別の記事へ転送すればよいわけではありません。検索意図やページの役割を確認したうえで設定する必要があります。

記事を別の検索意図に作り直す


似ている記事でも、読者の悩みや必要な答えを明確に分けられる場合は、それぞれの役割を整理して内容を書き直します。

タイトルだけ変更するのではなく、誰に何を伝える記事なのかを明確にします。

削除を検討する


アクセスがなく、内容も古く、ほかの記事へ統合する価値もない場合は、削除を検討します。

ただし、検索実績やリンクの状況を確認せずに削除すると、かえってサイトへ悪影響を与える可能性があります。

そのため、統合するのか、301リダイレクトを行うのか、内容を変更して残すのか、削除するのかを、一つずつ精査する必要があります。

私は、既存サイトの検索意図の重複を分析ツールから探し、記事の役割を整理しながらサイト全体を整えていきます。

検索環境の変化にも対応できませんでした

私が運営していたサイトのアクセスが減った原因は、カニバリだけとは限りません。

検索する人が求める内容は変化します。競合サイトも新しい記事を公開します。検索エンジンの評価方法も変わります。

以前は多くの人に読まれていた記事でも、長期間更新しなければ情報が古くなることがあります。

しかし当時の私は、

「どの記事からアクセスが減ったのか」
「順位が下がった原因は何か」
「内容が重複している記事はないか」
「残す記事と整理する記事をどう判断するのか」

といったことを十分に分析できていませんでした。

アクセスが減ったときに新しい記事を追加しても、既存記事の重複やサイト構造に問題があれば、根本的な解決にはなりません。

本来は新しい記事を作る前に、既存記事の状態を確認し、内容の重複を整理し、関連するページ同士を内部リンクでつなぎ直す必要がありました。

更新を止めたことで立て直しが難しくなりました


アクセスが減り、改善方法が分からなくなると、記事を更新する手も止まりやすくなります。

私も、思うような成果が出なくなったことで更新頻度が下がり、サイトを立て直すための行動を継続できませんでした。

サイトを放置している間にも、情報は古くなり、競合サイトは更新を続けます。

記事数が多くなるほど、どの記事に問題があるのかを確認し、重複した内容を整理する作業も大きくなります。

最終的に私は、アフィリエイト事業から撤退しました。

月間68万PVという実績があっても、サイト全体を分析し、変化に合わせて改善する仕組みがなければ、アクセスを維持することはできませんでした。

これは私にとって大きな失敗です。

同時に、現在のホームページ制作に対する考え方の土台になった経験でもあります。

失敗から学んだ「測定して改善する仕組み」の重要性


ホームページを改善するには、まず現在の状態を把握しなければなりません。

そのために使用するのが、GA4やGoogleサーチコンソールなどの分析ツールです。

GA4では、どのページが見られたか、訪問者がサイト内でどのように行動したかなどを確認できます。

必要な設定を行えば、電話、LINE、問い合わせフォームなどのボタンが何回押されたかも計測できます。

Googleサーチコンソールでは、どのような検索語句でページが表示され、どの記事がクリックされたのかを確認できます。

これらの数字を確認することで、

・アクセスが減っている記事を見つける
・同じキーワードで競合している記事を探す
・よく読まれている記事からサービスページへ案内する
・読まれているのに相談されないページの導線を見直す
・検索されている内容に合わせて情報を追加する
・役割が重複した記事を統合する

といった判断ができるようになります。

ただし、ツールを導入するだけで問題が解決するわけではありません。

大切なのは、何を確認するのかを決め、実際の問い合わせや売上とも照らし合わせながら、次の改善へつなげることです。

この経験を現在のホームページ制作に生かしています

私は現在、見た目を整えたホームページを納品するだけでは不十分だと考えています。

制作前には、事業内容だけでなく、商圏、顧客層、競合、お客様が抱えている悩みを確認します。

そのうえで、

どのような固定ページが必要なのか
どのような記事で見込み客との接点を作るのか
検索意図が重複していないか
各ページをどのように内部リンクでつなぐのか
どの問い合わせ方法を用意するのか
公開後に何を計測するのか

まで考えてサイトを設計します。

また、公開後も事業者自身で記事や実績を追加し、改善できることが重要です。

そこで、WordPressの操作方法だけでなく、AIを活用して記事の下書きや更新案を作る方法、自社で記事を作成するためのプロンプトなども提供します。

ただし、AIで記事を簡単に作れるようになったからこそ、似た記事を無計画に増やさないことが重要です。

キーワードだけを変えて同じような記事を量産すれば、カニバリを起こす可能性があります。

AIは記事数を増やすためだけに使うのではなく、サイト全体の設計に沿って、自社の経験や知識を正しく発信するための補助として活用します。

まとめ


私は12年以上サイトを運営し、月間68万PV、別のサイトで月間25万PVを達成した経験があります。

一方で、検索環境の変化、更新不足、分析体制の不足、記事内容の重複などに十分対応できず、最終的にはアフィリエイト事業から撤退しました。

この経験から学んだことは、次のとおりです。

・記事を増やせばアクセスが増えるとは限らない
・似た記事を作るとカニバリが起きることがある
・カニバリによって既存記事の順位まで下がる可能性がある
・新規サイトでは記事を作る前の設計が重要
・既存サイトでは分析ツールを使って重複を確認する
・記事の統合、301リダイレクト、修正、削除を適切に判断する
・PVだけでなく、問い合わせや売上につながっているかを確認する
・公開後も継続的に測定と改善を行う

ホームページは、記事を増やして終わりではありません。

どのページにどの役割を持たせるのかを設計し、公開後の数字を確認しながら、サイト全体を育てていく必要があります。

これから新しくホームページを立ち上げる方には、検索意図の重複を防ぐことまで考えたサイト構成をご提案します。

また、既存サイトで「記事を増やしているのにアクセスが伸びない」「狙ったキーワードで上位表示されない」とお悩みの場合も、カニバリを含めて現在の状態を確認します。

掲載する内容や必要なページが決まっていなくても問題ありません。事業内容、集客したい地域、現在のお悩みを確認したうえで、必要なサイト構成や改善方法をご提案します。

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