そこに宛名は書けなくても 心はひとつのラブレター
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コラム
あなたに好きと言えなくて
波打ち際で拾った木の棒でそのまま砂に書いてみる
書き間違えても
形が歪でも
日本語でも違う言語でもハートの記号でも
波がすべてを攫ってくれる
例え届かなくても
何度も何度も
この思いを伝えたい気持ちに終わりはない と
飽きることなく綴っている
いつか あなたに宛てたい
だけど もう少し
先送りにしたい気持ちもある
問題は
貴方は海そのもので
例え書き損じであろうと なんだろうと
余すことなく受け取っている
宛名の書けないラブレター
心はひとつの恋心