どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。
MT4のテスターで、ゴールドのEAを回したときに、つまずいたことが3つあります。
どれもEAの中身のせいではありません。テスターの設定と環境の側で起きていました。
1つ目は、取引が1件も出なかったことです。
EAには、スプレッドが広すぎるときは入らない、という条件を入れていました。
テスターの設定では、スプレッドを250と書いていました。つもりは0.25ドルです。
ところが、この環境のゴールドは、価格の小数が2桁でした。
スプレッドの数字は、価格の最小の刻みの何個分かで書きます。小数2桁なら、250は2.50ドルです。
すべての時間で、スプレッドが広すぎる、と判定されていました。
25と書き直すと、0.25ドルになり、取引が出るようになりました。
同じゴールドでも、業者や口座で小数の桁が違います。スプレッドの数字は、書く前に桁を確かめる必要があります。
2つ目は、深い組で資金が足りなくなったことです。
この環境のゴールドは、1ロットが100オンスでした。
テスターの最初の資金を1万ドルにしていたので、ナンピンが深くなった組で、証拠金が足りなくなりました。
確かめたかったのは、EAの決まりが模擬と同じように動くかどうかです。お金の増え減りではありません。
そこで、テスターの最初の資金を大きくして、資金の不足で止まらないようにしました。
3つ目は、テスターでは通っても、実際の口座では通らないかもしれない注文です。
テスターのログに、取引サーバーにつながっていないので、既定の環境を使う、という一文が出ていました。
このとき、業者が決めている、今の価格からどれだけ離さないと損切りを置けないか、という最小の距離が、0として扱われていました。
実際に、スプレッドの3倍に届かない近さの損切りも、テスターでは通っていました。
実際の口座なら、はじかれることがある近さです。テスターで動いたことは、そのまま口座で動くことの証明にはなりません。
テスターで結果がおかしいときは、EAの中身を疑う前に、テスターの設定とログを先に見てみてください。
価格の小数の桁、1ロットの量、最初の資金、ログの最初の数行。ここで分かることが、意外と多いです。
MT4やMT5のテスターで、EAを確かめ直すご依頼も受けています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。