職場の給湯室や、友人との飲み会で繰り広げられる「誰かの悪口」や「不満のぶつけ合い」の場。
本当は誰の悪口も言いたくないし、便乗して人の価値を下げるような会話に交ざりたくないのに、周りに合わせないと空気が悪くなるような気がしてしまうことってありますよね。
適当に頷いて同調しておかないと「あの人って冷たいよね」「ノリが悪くてつまらない」なんて言われてしまうような独特の圧力。
そこに居合わせるだけで息苦しくなって、時には「どうしてこんな無意味で嫌な空気感に合わせなきゃいけないんだろ」って、怒りすら湧いてくることもあるかもしれません。
そんな風に心がざわついてしまうあなたに、まず一番にお伝えしたいことがあります。
悪口や愚痴に同調できなくて苦しくなっているあなたは、決して「冷たい人」でもなければ「ノリが悪い人」でもありません。
むしろ、誰かの傷つきやすさに気づけて、人の陰口に安易に乗っからない「とっても温かくて、心の軸がしっかりしている人」なんです。
周りの人が誰かの悪口で盛り上がっている時、それに乗っかるのは実はすごく簡単なんですよね。
「そうだよねー!」「本当にあの人困るよね!」って一緒に言ってしまう方が、その場の波風は立たないし、手軽に「仲間のふり」ができてしまうからです。
でも、あなたはそれをしなかった。
誰かを下げて誰かと繋がるような、安易で冷たい関わり方に違和感を覚えて、自分の心に嘘をつけなかったんですよね。
それって、本当にすごいことだと僕は思うんです。
悪口や愚痴で繋がる関係って、一見すると盛り上がっていて仲が良いように見えますが、実はすごく脆くて薄っぺらいものだったりします。
だって、「誰かを攻撃すること」でしか連帯感を持てない関係だからです。
そんな輪の中に無理に入り込んで、自分の心を削ってまで好かれる必要なんて、どこにもありません。
「冷たい」と言われるのが怖くて、本当は言いたくもない愚痴に「うん、うん」って笑顔で頷いて帰ってきた日の夜。
なんだか自分まで汚れてしまったような気がして、どっと疲れが押し寄せてきたりしませんか?
その疲労感こそが、あなたの心が「もうそんなことしなくていいんだよ」と教えてくれているサインなんです。
愚痴や悪口の波が押し寄せてきた時は、無理にその波に乗ろうとしなくて大丈夫です。
ただ「そうなんだね」「色々と大変なんだね」と、事実だけを静かに受け流すくらいで十分なんです。
「私はそうは思わないけどな」と心の中でそっと境界線を引いて、一歩引いたところから見守ってあげてください。
もし「ノリが悪い」なんて陰口を叩かれたとしても、それはあなたが悪口という低いエネルギーの場所に降りていかなかった証拠です。
あなたのその優しさと誠実さは、分かる人には絶対に伝わっていますし、同じように誰かの悪口を言わない温かい人たちが、これから自然とあなたの周りに集まってきますよ。
心理カウンセラーとして、僕はあなたのそのまっすぐで優しい心を心から応援しています。
自分の心の綺麗さを守るために置いた「距離」は、決して冷たさなんかじゃありません。
自分自身を大切にするための、とても誇らしい選択なんですよ。
今日からは、悪口に乗っかれない自分をどうか責めないで、胸を張ってあげてくださいね。