私たちは、人生の波の中で生きています。
まるで海のように、穏やかな時もあれば、突然の嵐に見舞われるような時もある。
そして不思議なことに、「自分は強運だ」と信じている人でも、ずっと順風満帆というわけではないんですよね。
上り調子のときって、本当に人がたくさん寄ってきます。
それまで連絡なんてなかった人が急に優しくなったり、妙に距離を縮めてこようとしたり。
あなたのエネルギーに惹かれて、いろんな人が集まってくる。
でもそれが、すべて「あなたを本当に大切にしている人」かというと、そうとも限らないんです。
むしろ、上手くいっている時期こそが、人間関係の"見極めどき"。
なぜなら、人生のどん底に落ちたとき――たとえば仕事を失ったり、人間関係でトラブルがあったり、自信をなくしたり――
そんなときに、そっと隣にいてくれる人って、本当に限られているから。
僕も実際に経験しました。
調子が良かったときは、たくさんの人が「応援してるよ!」と声をかけてくれていたのに、
苦しい時期に入ると、連絡がパタッと途絶えた人もいて。
逆に、忙しい合間を縫って「大丈夫?」と気にかけてくれた友人の存在が、心の底からありがたかったんです。
「運がいい」って思える時ほど、つい浮かれてしまいがちだけれど、
そんなときほど、自分の周りの人を一歩引いて見てみるといいかもしれません。
誰が、あなたの幸せを心から喜び、誰が表面上だけの関係なのか。
きっと、何か小さなサインがあるはずです。
でもね、「この人は偽物だ」と決めつけるのではなくて、
「この人は、今の私を必要としてくれているんだな」と思ってみるのもひとつの考え方。
その関係が一時的なものであっても、それはそれで価値のある経験になることもあります。
ただ、心に留めておいてほしいのは――
「人生の下り坂でも、そばにいてくれる人」
その人が、あなたにとって本当に大切にすべき存在であり、信じるに値する人だということ。
強運かどうかなんて、たぶん後になってわかること。
でも「誰を信じるか」は、自分の目と心でちゃんと選び取れる。
その目を育てるためにも、調子がいいときほど「感謝」と「冷静さ」を忘れないでいたいですね。
上手くいかないときこそ、本物の縁が育つとき。
あなたが人生のどんな状況にいても、あなたらしく、誠実に歩んでいけば、
きっとまた運の波は、あなたのほうへ寄ってきます。
だから、今調子がいいあなたも、ちょっと疲れているあなたも、
今日も、自分の心に正直に。
そして、大切な人とのつながりを、どうか大切にしてくださいね。