新しい人生の幕開け…23

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卒園式の日は、旦那は出席しなかった。

なぜなのか…。それはわからない。
仕事でもそういう「式」には参加してほしかった。

周りは旦那どころか「祖父母」まで参加していた。
また襲ってくる「孤独感」

せっかく再婚したのに…。
私と一緒にいることが「恥ずかしい」のだろうか
子供といることが恥ずかしいのだろうか…。
なんだろう。

今までの保育園の行事にも参加することはなかった、
「運動会」や「夕涼み会」など…。
私はいつも「一人」で参加していた。

もちろん自分の子供だから苦痛ではないし、成長を見れるのは嬉しい行事。

なんだかいつも「シングルマザー」の気持ちでいた。

それでもいい、「自分で決めたんだ、この結婚も妊娠も…」
そうやって自分に言い聞かせて…。

卒園式が終わり家に帰り、息子はそのまま保育園に預けて娘と二人で過ごした。
もうすぐ小学校の入学式に向けての準備だ!

卒園式から入学式って結構短いですよね💦

前から準備は少しずつしていた。
自分と同じようにならないように、巾着袋はキャラクターにしたり、なるべく
「みんなと同じ」を意識した。

入学式の服もその当時は高かったし、もちろんお下がりもない。

ランドセルはまだ安いのがあったから1万円くらいのを購入していた。
けれど、みんなは結構高いランドセルに驚いた
祖父母がいる、って強いな、本当にそう思った。
今では色んな色とデザインがあるが、その当時は安いランドセルと高いランドセルの差が大きかった。

それでも娘は何も言わなかった…。遠慮していたのだと思う。
「言えなかった」が正しいのだと思う。

そうして家の問題もあったが時間は止まらず、娘は入学した。

入学式は旦那は参加した。
けれど、他の親御さんたちに「挨拶」することもなく、ただそこに「居た」という感じだった。

「挨拶ができない大人」
それはRさんと初めて会った時も同じことをしたのに、まだ理解していないのか、それとこれは違うと思っているのか…。
私はさすがにその場で「挨拶しなよ」とは言えず…。他の親御さんに聞かれたら恥ずかしいと思ったからだ。
私だけは挨拶はたくさんした。もうペコペコしながら…。

そして教室に入り、「自己紹介」の時間があった。

先生は「自分の名前と頑張りたいことを言って座ってください!」と張り切っていた。

出席番号順に座っていた子供たち。緊張してる様子が可愛らしかった。

順番に自己紹介をしていく子供たち…
その中で、ある子どもが
「○○です!」と名前を言い終える間もなく先生が
「○○くん!みなさん!この○○くんのお母さんは○○学校の先生なんです!みなさん仲良くしてくださいね!」
と言った。
そしてその子の親であろう先生もまんざらでもない様子でペコペコしていた。

は??
え?
なにが、関係あるの?
なに?
まだ、そんなことをしているの?
それが「イジメに発展すると考えられないの?」
と唖然とした。というかドン引き。

それは他の親御さんも同じだったようで、軽く会釈したくらいで、その子の自己紹介は終わった。

それを見た瞬間、「あ、この学校はもう期待できないな」
そう思った。

私は「イジメられてきた」ことをバカみたいに受けていたわけではない。
イジメられていたからこそ、原因が「先生」にある、ということも知っていた。

その先生の一言で私にとっては「敵」に変わった。
「敵」というよりは「絶対に目を離してはいけない存在」

そんな中、パッと見たら地元の中学の同級生が父親で参加していた。
…これはまずい…。

そう感じたものの、もう前の私ではない。

自分の子供だからといって「イジメ」でもしようものなら…
という戦闘態勢、というとオーバーかもしれないが、そういう気持ちでいた。

けれど、だんだん学校生活に馴れていった娘は、仲良しで過ごしている感じだった。

私は多分過剰ではなかったと思うが「学校どうだった?」など学校生活について聞くようにしていた。
教科書、ズック、筆箱…
イジメを見つけやすいようなものは常にチェックしていた気がする。
かといって、鉛筆一本だけで先生にいうことはしない。
「物は大切にね」という感じで頭っから叱ったりイジメだけを疑ったりすることはしないようにしていたと思う。

その頃から「学童」というシステムがあった。
私の家は放課後、家に帰ってからも誰もいなかったから「学童」にもお願いをしていた。

パートが終わると一旦家に帰り、家事をしてから学童に迎えに行き、保育園に息子を迎えにいく、という生活になった。
パートの時間が遅いと家に寄る時間すらない時もあった。

そうして、不動産のことも行事が重なりすぎて、後回しにしてきたが、そうもいかなくなってきた。

ますますこじれてきたように感じた。

学校や色んなことが落ち着いた、ある日、旦那に切り出した
「この家、どうする?」
と…。
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