🌟毒親サバイバーの憂鬱 5

記事
コラム
ーー あの人も、大変だったんだと思う ーー

時間をかけて心の内を吐き出し続ける。


やがて気持ちが落ち着いてくると
父や母、お父さん、お母さん
ではなく
『あの人』と呼び方に変化がすることが多い。

子供の自分が、混乱した心の内
苦しい心の内を吐出した後
子供目線ではなく
今度は俯瞰視点で親を見るから
無意識に『あの人』
と呼び方が変わるのではなかろうか。


落ち着いて今度は親の事を話だすと
”あの人はあの人で大変だったんだと思う”
”きっと心の奥底に、何か問題を抱えていたんだと思う”
そう客観視できるようになる。

親の愛を渇望した子供は大人になり
大人になり切れていない親を慮る。

親を求めていたけど
親を憎んでもいた
それでも親を大好きだった

散々苦しんで大人になった今
親には親の事情があると
そう気付くことが出来た。

しかし何時か親に褒めてもらえるのでは
何時か『愛している』と親に言ってもらえるのでは
『ごめんね』と謝ってもらえるのでは
その思いが大人になった子供の心にあることで
”親に問題があったと気付いたのに
まだ親に寄り添おうとしてしまう子供がいる”

散々子供のころから親のいう事を聞いてきて苦しんできた。
どんなに頑張っても、親は満足しなかった。
もっともっともっともっと
親からの要求と駄目出しは終わらなかった。
人によっては、金銭の要求や暴力もある。
にも拘らず、それでも親を思い
寄り添おうとしてしまう人がいる。

でも子供が親の事情に気が付いたところで
親の問題は解決していない。
子供が大人になって親に寄り添ったところで
親は変わっていない。


本来親は寂しくても
 不安でも
 傷ついていても
その感情は自分で引き受ける。

しかし毒親にとって子供は
『別の人間』ではない。
”私を慰めてくれる存在”
”私を支えてくれる存在”
”私を見捨てない存在”
”私の価値を証明してくれる存在”


毒親自身は気が付いていないが
子供で自分の心の穴を埋めている。

毒親にとって子供は、愛する対象ではあるのだが
同時に依存する対象になっていたりする。

毒親は自分で抱えるべき問題を抱えきれなかった。
だからそれを子どもに預けた。


しかし子供が親を理解することと
子供が親の責任を背負うことは別である。

毒親には毒になる事情があった。
だからといって
毒親の心の問題を子供が支えるのは違う。

子供は、親に必要とされるために生まれてきたわけではない











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