(287日目)学生とやり取りした記録(通常版)

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コラム
毎日書き続けてきたブログですが、
最近は2日おきにしてまして。

毎日継続するのがツラくなったのか?と言われれば
あながち間違いではないかもです。
文章のクオリティも下がってるよな〜なんて感じてたので
自分に最適な投稿間隔に変えてみました。

さてさて今日も心地よい1日が始まりましたね!

話は変わりますが
先日、24卒の学生に会社説明会したんですよ。
この時期になるとエントリー数も減りますから
参加者はなんと1名(女子)。

さて、どうしたものか?と思案しました。

私が困ったわけではなくて、
企業の説明会に参加して1名しかいない状況・・・
学生にとって決して居心地がいいものじゃない。

なので、どうすれば彼女が緊張をほぐして
『来てよかった!』と思ってくれるのだろうか・・・
と思案しとったワケです。

まぁどうせ一人だし、
運営も二人体制でするつもりが
パートナーも病欠しちゃったし
『とことんフランクな雰囲気で行くべ!』ってことにしました。

そして説明会開始の15分ほど前に彼女が到着。
『実は今日の参加者は〇〇さん一人だけなんだよね。』
『なので始まるまで雑談しよっか!』
なんて感じでスタート。
彼女は目をまんまるにしていました。そりゃそうだな。

来てくれた彼女はもともと公務員試験を頑張っていました。
しかし試験に落ちたみたいで民間企業の就活に切り替え。
なので就活を始めたのもつい最近だったんですよ。

そんな背景もあったのでアイスブレイクも兼ねて
就活の状況を聞いたり、困ってること・焦ってることなど
お悩み相談室を開催してみました。

そんな感じで話しながら時間になったので会社説明を開始。

いつもなら質疑時間は別に設けていますが
今回は説明しながら合間合間で質問が無いか
彼女に確認しながら進めました。
(そっちの方が会話っぽい雰囲気になるので)

その後、先輩社員に話してもらう時間も用意していましたが
前に立って一方的に喋るのも変な感じなので
全員で着席して、カフェでの雑談イメージで会話できるように変更。
その社員には「NGなしで喋っていいよ」と社員には言っていたので
いい面・悪い面を率直に言ってくれました。

ちなみに説明会には毎回社員を迎えて話してもらうんですけど、
台本も事前確認もしないので何を喋るのかいつもドキドキします。
しかし、意図を分かってくれているので心配は杞憂に終わりますが。

さて説明会も無事に終わり適性検査も完了したところで
もともと彼女からリクエストのあったES添削の時間に。

あらかじめ下書きのESと
気になるところ・変えたいところを聞いていたので
それを元に話し始めます。

彼女からは
『自分の気持ちを言語化するのがハードルを感じる』
『自分の書いた言葉が自分自身を表せているか自信がない』
との要望を聞いていたのでそれを踏まえて話しました。

そもそも自分の脳内イメージや感情を言語化するには
「言葉の引き出し」が必要と思います。
言葉の引き出しを多く持つというのは
言葉のボキャブラリーを増やすことです。

そのためには
①本を読む
②幅広いジャンルの情報に触れる
③多くのコミュニケーションを取って自分のものにしていく
が必要だと思います。

私は彼女との対話を通じてそれを伝えつつ、
彼女が言語化したいであろうことを推測しながら
表現方法(言葉の用い方・センス)を例示していきました。

そしてもう一つ重要なことを伝えました。
それは
「自分が書きたいことを書くのではなく、
読み手が『この人気になる』と思わせる書き方が必要だ」ということです。

自分の書きたいことを書いても
読み手が興味を持てなければ
読んでもらえるESにはなりません。
相手(企業の人事担当)が何に興味を示すのか?
どういう人と会いたいと思うのか?
相手の立場をシミュレーションして書くことが大切だということを伝えました。

そんな話を繰り返して掘り下げて数十分経った頃、
彼女がこんなことを言いました。
『なんでここまで丁寧に教えてくれるんですか?』

私はそれを聞いて不思議に思いました。
なので『なぜそんなこと聞くの?』と問い返してみました。

そうすると彼女は
『大学のキャリアセンターでも添削してくれますが
文章の書き方も教えてくれますし、ポイントも教えてくれます。
しかし最後は『〇〇のように書いたら。考えてみてね。』で終わります。』
と話してくれました。

私は質問に答えます。
『期待してリクエストをしてくれた以上、
その期待以上の結果にする責任が私にはあると思う。
私だけでなく〇〇さんの大切な時間も使っているわけですから。』

『弱点は補強し、良い部分はより良くなるようにブラッシュアップする。
そして結論だけでなくプロセス・方法を〇〇さんが理解できれば、
私の会社だけでなく他の場面でも活かせるはずですよ。』

『会社に言うと怒られるかもしれんけど、
私は未来ある学生が成長すること、
そしてその成長に貢献できることは
最大の社会貢献と考えているから。』

そんなことを言いましたが
彼女はとても真剣な眼差しで聞いてくれたのが記憶に焼き付いています。

今回一人だけの参加で心細く緊張する場であったと思いますが、
彼女をゲストとして迎え、
期待に応え、満足してもらえる場面を作ることができたのであれば
最高に良かったと思えます。

と言うことで今日は一人がたりでした。
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