金曜の夕方、17時30分。
更衣室でロッカーを開けながら、今日も同じことを考えていました。
例年なら、この時期には上長から声がかかります。
「来期も、お願いね」
けれど今年は、十月に入っても何も言われません。
部署の人数が減らされるという噂だけが、休憩室で回っている。
「私、切られるのかな」
「この年齢で、次の仕事なんて見つかるんだろうか」
聞きに行けばはっきりします。
けれど、聞いてしまうのが怖い。
そんな宙づりの日々を過ごしておられた女性(Gさん・40代後半)のお話をさせてください。
「不安なのに、何も手につかない」という足踏み
ご相談にお越しになったとき、Gさんはこうおっしゃいました。
「求人を見なきゃいけないのは分かっているんです。でも、開く気力が湧かなくて」
契約社員として今の職場に六年。
仕事は覚えているし、周囲との関係も悪くない。
それでも立場は毎年、更新の可否で揺らぎます。
「正社員の人たちが普通に来年の話をしているのが、うらやましくて」
霊視でGさんを拝見しますと、足元の地面が、薄い氷のように視えました。
いつ割れるか分からない場所に立ち続けると、人は次の一歩を踏み出す力そのものを失ってまいります。
不安が大きいのではなく、先が見えないことが力を奪っている状態でした。
私は目を閉じ、白龍神様をこの身に降ろし、Gさんの仕事の流れを霊視いたしました。
白龍神様が告げられた「その氷は割れる。だが、落ちるのではない」
白龍神様がお示しになったのは、薄氷の下を流れる、澄んだ水の流れでした。
氷はやがて割れます。
けれどその下にあるのは深い淵ではなく、次の岸へと続く流れでした。
「その氷は割れる。だが、落ちるのではない。運ばれるのだ」
白龍神様は、そのように告げられました。
今の契約が続くかどうかにかかわらず、Gさんの流れはすでに次の場所へ向かって動き始めておりました。
そして白龍神様は、もう一つお示しになりました。
Gさんが六年で身につけた力は、ご本人が思っているよりずっと具体的でした。
人の入れ替わりが多い職場で、新しく入った方に手順を教え続けてきた経験です。
「Gさん、失うことばかりを数えるのをおやめなさい。あなたが渡してきたものを、数えてください」
私はそうお伝えし、動きが開きやすい時期の目安と、それまでに整えておくとよいことをお伝えいたしました。
「更新はできません」と言われた日と、その三週間後
年明け、Gさんは正式に契約終了を告げられました。
覚悟はしていても、その場では涙が出たそうです。
けれどGさんは、鑑定でお伝えした準備を進めておられました。
六年間の業務をすべて書き出し、自分がどの場面で人に教えてきたかを整理しておられたのです。
そして流れが開きやすいとお伝えしていた時期に入った頃、知人から思いがけない話が届きました。
『人の入れ替わりが多くて困ってるの。教えるのが得意な人を探してる』
面接では、書き出しておいたその一覧がそのまま強みになりました。
現在は同じ業界の別の会社で、新人教育を任される立場として働いておられるとうかがっております。
『切られた、と思っていました。今は、移されたんだと思っています』
立場が不安定なときこそ、力の棚卸しが効いてまいります
契約や雇用の不安を抱えておられる方は、「失ったらどうしよう」という想像に、日々の力を使い果たしてしまいがちです。
けれど霊視でまいりますと、次の場所はたいてい、今いる場所で培った力の延長線上にございます。
ご自身の力がどの方角で必要とされているのかを知ることで、不安は具体的な準備へと変わりやすくなってまいります。
「この職場に、これからも居られるのかを知りたい」
「次に動くなら、いつ、どの方角がよいのかを確かめたい」
「自分の強みがどこで生きるのかを見極めたい」
更新の話を待ちながら、今日も何も手につかないあなたへ。
その足踏みを、私に預けてみませんか。
龍神霊視によってお仕事の流れと、あなたが必要とされる場所を紐解いてまいります。
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