「最近、失うことばかり続いている。」
そんな時期があります。
大切にしていた人と疎遠になる。
長く続けていた仕事を辞めることになる。
楽しみにしていた予定がなくなる。
愛用していた物が壊れる。
今まで当たり前だった環境が変わる。
一つなら偶然と思えるでしょう。
ところが、短い期間にいくつも重なると、
「どうして私ばかり」
「運が悪くなっているのではないか」
と不安になってしまいます。
特に怖いのは、失ったものそのものだけではありません。
「これから、もっと悪くなるのではないか」
という未来への不安です。
しかし、さまざまなご相談を受けていると、少し違った流れが見えることがあります。
人生が大きく変わる時には、
新しいものが入ってくる前に、
今まで自分を支えていたものが先に動き始めることがあるのです。
もちろん、何かを失えば必ず幸運が訪れるという意味ではありません。
辛い出来事を無理に「良いことだった」と考える必要もありません。
ただ、
「失った=人生が悪い方向へ進んでいる」
とも限らないのです。
今日は、人生の流れが切り替わる時に現れやすい「7つの変化」をお話しします。
① 今まで大切だった人と、なぜか話が合わなくなる
最初に起こりやすいのが、
人間関係の変化です。
喧嘩をしたわけではない。
嫌いになったわけでもない。
それなのに、
以前ほど話が弾まない。
会った後に疲れる。
考え方に違和感を覚える。
連絡の頻度も自然に減っていく。
こうした変化が起こると、
「自分が冷たい人間になったのではないか」
と悩む方がいます。
しかし、人間関係には「距離が変わる時期」があります。
自分自身の価値観が変われば、心地良い関係も変わります。
学生時代に大切だった友人。
以前の職場で仲の良かった人。
ある時期に自分を支えてくれた人。
そのご縁が間違っていたわけではありません。
その時の自分には必要なご縁だった。
それだけなのです。
大切なのは、
「離れていく人を無理につなぎ止めなければならない」
と思わないこと。
本当に必要なご縁なら、少し離れてもまた繋がることがあります。
そして、空いた場所には新しい出会いが入ってくることもあります。
② 長く続けてきたことを「もういいかな」と思い始める
仕事。
趣味。
資格の勉強。
習慣。
目標。
以前はあれほど大切だったものに対して、
突然、
「もう十分かもしれない」
と思うことがあります。
ここで多くの方が混乱します。
「途中で諦めていいの?」
「今まで頑張った時間が無駄になるのでは?」
そう考えるからです。
しかし、
続けた年月が長いことと、
これからも続ける必要があることは別です。
過去に必要だったものが、
今の自分にも必要とは限りません。
もちろん、一時的な疲れで嫌になっている場合もあります。
だからすぐに辞める必要はありません。
ただ、
「なぜ私はこれを続けているのだろう」
と一度問い直してみることは大切です。
「好きだから」なのか。
「ここまで続けたから」なのか。
その答えによって、意味は大きく変わります。
③ 物が壊れる・手放したくなる
人生の節目には、
急に片付けたくなる方がいます。
服を捨てる。
昔の写真を整理する。
家具を変える。
部屋の配置を変える。
使っていない物を手放す。
また、不思議と長年使っていた物が続けて壊れることもあります。
もちろん、物が壊れること自体に必ず特別な意味があるわけではありません。
ですが心理的には、
環境を変えたい時、
人は身の回りを整理したくなるものです。
外側の環境は、
内側の状態と意外なほど結びついています。
だから、
急に片付けたくなった時は、
単なる掃除ではなく、
「今の自分に必要なものを選び直している」
という見方もできます。
④ 予定が次々と変わる
楽しみにしていた予定が延期になる。
仕事の話が白紙になる。
会う予定だった人と会えなくなる。
計画していたことが予定通り進まない。
こうしたことが続くと、
「流れが悪い」
と思います。
ですが、
予定が崩れた時にしか生まれない選択肢があります。
例えば、
行く予定だった場所へ行けなくなったことで、
別の場所へ行く。
そこで人と出会う。
仕事がなくなったことで、
別の仕事を探す。
そこで新しい道が開く。
人生は時々、
予定通りに進まなかったことが分岐点になることがあります。
その瞬間には分かりません。
数年後になって、
「あの時、予定通りにならなくて良かった」
と気づくのです。
だから予定が崩れた時は、
「終わった」
ではなく、
「別の道があるとしたら?」
と少しだけ考えてみてください。
⑤ 今まで安心できた場所に違和感を覚える
職場。
住んでいる場所。
人間関係。
所属しているコミュニティ。
以前は安心できていた。
ところが、
なぜか落ち着かない。
ここにずっといる自分を想像できない。
これは非常に重要な変化です。
人は基本的に変化を嫌います。
慣れた環境にいた方が安心だからです。
それでも違和感が強くなっているなら、
環境が悪くなっただけではなく、
自分自身が変化した可能性があります。
昔の服が、
身体の成長とともに合わなくなるのと似ています。
服が悪いわけではない。
身体が悪いわけでもない。
サイズが変わっただけです。
人生にも、
同じことが起こります。
今までの場所に感謝しながら、
「今の自分にも合っているだろうか」
と確認する時期があります。
⑥ 一時的に「何もない」状態になる
人生が切り替わる時、
一番不安になるのがここです。
以前のものは終わった。
でも、
次のものはまだ始まっていない。
仕事を辞めた。
でも次が決まっていない。
人間関係を整理した。
でも新しい出会いはない。
目標を手放した。
でも次に何をしたいのか分からない。
この期間は、
非常に心細く感じます。
人は「空白」が苦手だからです。
何か答えが欲しい。
早く次へ進みたい。
そのため、
焦って新しい仕事を選んだり、
寂しさから人間関係を作ったり、
本当は望んでいないものを掴んでしまうことがあります。
しかし、
空白は失敗ではありません。
人生には、
古いものを終わらせてから、
新しいものが始まるまでの時間があります。
冬の木を見てください。
葉がなくなったからといって、
木が終わったわけではありません。
見えないところでは、
次の季節への準備が進んでいます。
人生にも、
そういう時期があります。
⑦ 「失った」という感覚より「軽くなった」という感覚が出てくる
そして最後。
これは大きなサインです。
最初は悲しかった。
不安だった。
寂しかった。
それなのに、
少し時間が経つと、
不思議と、
「楽になったかもしれない」
と思う。
人間関係が終わったのに、
以前より心が穏やか。
仕事を辞めたのに、
朝起きた時の身体が軽い。
予定がなくなったのに、
ホッとしている。
この「ホッとした」という感覚は、
とても重要です。
頭では、
「失った」
と考えていても、
心は、
「もう無理をしなくていい」
と感じている場合があるからです。
もし何かを失った後、
悲しさと同時に小さな安心感があるなら、
その感覚も無視しないでください。
それは、
今までどれだけ力を使っていたのかを教えてくれているのかもしれません。
「失うこと」と「手放すこと」は違う
ここで一つ、
大切な違いがあります。
失うことは、
自分の意思とは関係なく起こる場合があります。
一方、
手放すことは、
「もう必要ない」と自分で選ぶことです。
人生の流れが変わる時、
最初は「失った」と感じていたものを、
時間が経ってから、
「あれは手放す時期だったのかもしれない」
と理解することがあります。
だから、
今すぐ意味を決めなくても構いません。
辛い時は辛い。
寂しい時は寂しい。
それでいいのです。
無理に前向きになる必要はありません。
ただ、
「この出来事の意味は、今見えているものだけなのだろうか」
という余白だけ残しておいてください。
人生の出来事は、
その瞬間の評価と、
数年後の評価がまったく違うことがあります。
人生が好転する人は「空いた場所」をすぐに埋めない
何かを失うと、
人はすぐに埋めたくなります。
恋人と別れたら、
すぐ次の相手を探す。
仕事を辞めたら、
条件だけで次を決める。
予定がなくなったら、
別の予定を入れる。
寂しくなったら、
誰かに連絡する。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
ただ、
少しだけ空白を残してみることです。
空白があるから、
自分の本音が見えます。
「本当は何が欲しかったのか」
「何に疲れていたのか」
「これからどう生きたいのか」
それまで聞こえなかった声が、
静かな時間の中で少しずつ聞こえてきます。
新しいものを受け取るためには、
古いものが占めていた場所を、
一度空ける必要があるのかもしれません。
もし今「失う時期」にいるなら、確認してほしい3つのこと
① 無理に取り戻そうとしていないか
離れていったものには、
離れる理由があったのかもしれません。
寂しさだけで戻そうとしていないか、
一度確認してみてください。
② 本当は少し安心していないか
「悲しいはずなのに、少し楽。」
その感覚には、
大切な本音が隠れている場合があります。
③ 空いた場所に何を入れたいのか
焦って答えを出す必要はありません。
ただ、
以前と同じものを入れる必要もありません。
次は、
今のあなたに合うものを選んでいいのです。
最後に
人生には、
増えていく時期があります。
人が増える。
仕事が増える。
お金が増える。
役割が増える。
そして反対に、
減っていく時期があります。
人が離れる。
役割が終わる。
価値観が変わる。
持っていたものを手放す。
増えることだけが成長ではありません。
不要になったものを減らすことも、
人生を前へ進める大切な変化です。
だからもし今、
失うことが続いているなら。
「人生が壊れている」
と決めつけないでください。
今までのあなたを支えてくれたものが、
役割を終え始めている可能性もあります。
その瞬間は、
何もなくなっていくように見えるかもしれません。
でも、
何もなくなったのではありません。
次に何を選ぶかを、自分で決められる場所が生まれた。
そう考えることもできます。
人生が好転する瞬間は、
何か素晴らしいものを手に入れた時だけではありません。
握りしめていたものから、
静かに手を離せた瞬間。
そこから始まる人生もあります。
追伸|「なぜ今、失うことが続いているのか」を知りたい方へ
実際のご相談でも、
「急に人間関係が変わりました」
「仕事もご縁も、いろいろなものが同時に動いています」
「悪い流れなのか、転換期なのか分かりません」
というお話をいただくことがあります。
こうした時ほど、
一つひとつの出来事だけを見るのではなく、
人生全体の流れとして捉えることが大切です。
私の霊力鑑定では、
仕事、人間関係、ご縁、現在の停滞や変化などを含め、
今どのような人生の流れにいるのかを総合的に読み解いていきます。
「何を手放す時期なのか」
「逆に、これから大切にするべきものは何なのか」
「今は動く時なのか、それとも整える時なのか」
そうした部分まで含めてお伝えしています。
また守護霊鑑定では、
今のあなたを見守る存在からのメッセージを通して、
現在経験している出来事の意味や、
今後意識してほしいこと、
繰り返している人生のテーマなどを読み解いていきます。
未来を決めつけるためではなく、
今いる場所を知り、
次の一歩をご自身で選ぶための鑑定です。
もし今、
「どうしてこんなに失うことばかり続くのだろう」
と感じているなら。
まだ、
その出来事の答えが出ていないだけなのかもしれません。
今は「喪失」に見えているものが、
いつか振り返った時、
人生が大きく切り替わった最初の出来事だった
と気づくこともあります。