キーエンスPLCの活用方法「スレーブPLCとして活用します」

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IT・テクノロジー
最近の半導体不足の影響でFA機器、部品が入手困難となってきています。
なのにキーエンスPLCは、即日対応可能ということで、三菱PLCのスレーブPLCとしてキーエンスPLCを使った事例を紹介します。
マスター・スレーブについて
マスター・スレーブとは
マスターは上位管理者、スレーブは下位従者みたいな感じです。
構成について
マスターPLC 三菱 スレーブPLC キーエンスでサーボ制御
構成図は下記の通りです。
CC-LINKで接続してPLC間を接続します。
キーエンスPLCはメカトロリンク接続でサーボ制御します。
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CC-LINKのメリットは、応答速度が速くFieldネットワークとして使えることです。
デメリットとしては、スレーブ局が64局まで、総延長距離に影響されて、通信速度制限もあること、また、1局当たりの割付も制限あります。ローカル局(スレーブ)の場合、4局占有で32×4ビット分 4×4Word通信ですが、CC-LINKのバージョン2で運用すれば4倍使えるようになります。
マスターPLC 三菱 スレーブPLC キーエンス +三菱
CC-LINKのスレーブ局に三菱ローカル局をつなげば、簡単なFAネットワーク構成ができます。
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イーサネット通信で伝送量拡大
KV7500・5000シリーズでは、PLCのイーサネット通信で簡易PLC通信が可能となります。(※三菱側のイーサネット通信の接続設定MCプロトコルが必要です)
イーサネット通信(ハブ)を使って転送すれば、大量のデータ送受信も可能となります。

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簡易PLC通信では、データ量が多いと通信遅れが出る可能性があるので、Fieldネットワークとしての使い方より、FAネットワーク上位ネットワークとして使うほうがいいでしょう?
どうしても使う場合は装置間IFの取り決めをしてデータの取りこぼしがないような仕組みが必要です。

まとめ

サーボプログラムの参考です。
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キーエンスPLCは、スレーブPLCとして使うので表示をXYM表示でプログラムしました。XYは上位マスターPLCで制御しています。
スタンドアローンより高い構成になりますが、より活用する場がおおくなると思います。
この装置も場合もキーエンスIVカメラで監視してます。Ethenet/IP通信してます。そのコントロールもマスターPLCで実施しているので三菱PLC(Q)ではできないEthenet/IP制御も可能となります。

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