「時代遅れの船」

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【調理場】



11歳の時ボーイスカウトをしてて
横浜の日本丸に宿泊に行き
電気を使わない冷房や拡声器が
部屋に設置してある事に驚いた!


我々の食事も船で作る事になり
調理場に行くとテーブルや食器棚が
天井から鎖で吊るされてた状態で
揺れても水平を保つようになってた


そして150人分作れる釜が3個あり
これが左右の棒の間に付けられてて
揺れても取り付け部分を軸に
ブラブラ揺れる仕組みになってる
オオ♪(ノ)’∀`(ヾ)


調理する時の熱を出す方法は
汽車と同じ火室があって
ここに石炭を入てその熱を釜や
コンロに循環させ使用するらしい


船の上じゃ火を使えないから
この方法で熱を出し火室の上に
直接フライパンや鍋を載せ
この熱で炒めや焼きをすると言う


更にこの火室の熱を管を通し
お鍋やオーブンにも送って利用され
どうやらこの石炭火力を使い
全ての料理をするという事だった
( *゚ェ゚))フムフム


その後石炭を燃やす為
新聞紙に火をつけその上に薪を置き
周りに石炭を置くとすぐに燃え始め
更に石炭を足し料理の準備が出来た

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【調理場】



そして定番のカレーを作る為
石炭をどんどん入れて熱を強すると
火室から凄い熱が出て来て熱くなり
調理場がサウナみたいになってきた


でも窓もなくダクトしかなく
全然調理場の熱が抜けず熱いままで
これを我慢して調理しないとならず
まさに地獄の環境だった。


その後定期的に調理場から出て涼み
やっとの思いでカレーを完成させ
喉が渇き台所に水を飲もうとすると
班長に「飲むな!」と叫ばれる!


すると班長が「その水は
海水をろ過した水で飲み水としては
適合してないから腹壊すぞ!」
そう言われてゾッとしてしまった。


仕方ないので食堂に行き
用意された麦茶を飲みながら
死ぬ思いで作ったカレーを食べると
もう感無量で最高の美味がする!
ヾ(*´∀`*)ノウマイ!


食後調理場に行き食器を洗い
調理器具を洗って片づけをした後
近くのホテルで入浴ができる様で
みんなでそのホテルに向かった。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°


入浴が終わるとぐったり疲れて
船室に戻るとみんなで遊ぶ事なく
そのままぐっすり寝てしまって
翌朝まで全く目が覚めなかった。

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【訓練】



翌朝5:30分になると突然
館内放送から爆音のベルが鳴り
強制的に目覚めさせられてしまい
想定外の事で驚いてしまった!


そして隊長が館内放送で
「6時までに甲板に集合!」と言い
まだ疲れが取れてない体に鞭打って
制服に着替え急いで向かう。


到着すると朝礼が行わわれ隊長が
「朝食後ボランティアの人達と
帆を広げる作業としまう作業を
人力で行います!」と言われた!


このとき「この帆って電動で
上げ下げするんじゃないの⁈」
と驚きこの想定外の力仕事に
本気で焦ってしまった!
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ


その後昨日我々の班が
食事当番だったので今日は
他の班が朝食を作る事になり
とても快適な朝を迎えられる。


食事が終わった後船室に戻り
今日の予定を確認すると
午前「総帆展帆」午後「甲板掃除」
そう書いてあって憂鬱になった。


こんなの今日中に両方したら
絶対筋肉痛になる気がして
ボーイスカウトと言うだけあり
ただじゃすまないのを痛感する
アワワヽ(´Д`;≡;´Д`)ノアワワ


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