「正当！平泳ぎ」
記事小説
【水泳大会】
7歳の時
学校で行われる水泳大会の
50m平泳ぎに強制参加させられ
ひどい目にあった。
当時2年生だった俺は
いくら頑張っても50mなんて泳げず
せいぜい頑張っても
25mくらいしか泳ぐ事が出来ない。
この時クラスで
水泳のランク付けがあり
最高の1級が50m泳げる事で
何名か1級を持ってた。
なので先生は
みんな頑張れば50m泳げると思い
クラスの目標の中に
水泳50m泳ぐと書かれてる。
ﾋｨｰ(ﾟﾛﾟﾉ)ﾉ
でも俺は
水泳の授業でいくら頑張っても
平泳ぎで25m泳ぐのがやっとで
50m泳げる子が異常に見えてた。
そんな中学校行事で
水泳大会が行われる事になり
全員何かの種目に出ないとならず
凄く憂鬱になってしまう。
ｱﾜﾜヽ(´Д`;≡;´Д`)ノｱﾜﾜ
その水泳大会の種目決めは
4時間目の学級会の時
黒板に書かれた種目の中から
自分で決める方式が取られた。
〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓
【交代】
この時俺は
必ず何かの種目に参加しないと
ダメな状態だったので
速攻で1番簡単そうな物を選んだ。
すると黒板に書かれた種目の中に
どれだけ長く潜ってられるか競う
「長もぐり」と言う種目を発見し
これにしようと決めた！
しかし「長もぐり」に
名前を書くいてホッとしてたら
女子が突然泣き出し
「泳げない～」と言ってる。
そしたら先生がみんなに
「だれか泳がない競技から
泳ぐ競技に変えてあげて」と
みんなに提案してきた。
ｱﾜﾜﾜﾜ(((ﾟдﾟ; )))ﾜﾜﾜﾜｯ
それを聞いた俺は
自分の競技が泳ぐ必要のない
「長もぐり」だと知ってたが
変わりたくなくて知らんぷりした。
他の子も変わりたくないようで
泳がない「長もぐり」や「水球」や
「ビート版バタフライ」の子達も
みんな知らんぷりしてる。
そんな状態だったので
先生が水泳記録帖を持ってきて
泳がない競技にの中から
泳げる子を探し始めた。
ﾋｨｨｯ!!∑(；Д；ﾉ)ﾉ
〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓
【悪者】
その後水泳記録帖を見た先生が
俺が25m泳げるのに
泳がない競技に参加してる事がバレ
変わる様に言われてしまう。
でも俺を選んだ事が納得いかず
「他の子も泳げるのに
泳げない競技に参加してるでしょ」
そう反論してみた。
でも当時の担任の「前田」先生が
「泳げるのに泳がない競技に
参加してるのが君だけなの」と言い
完全に論破されてしまった！
(´･д･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ
その事を女子たちに聞かれてしまい
女子たちみんなで「ズルーい！」と
大合唱されてしまって
完全に悪者にされた。
仕方ないので泳げない女子に
「長もぐり」の競技をゆずり
他の競技を選ばないとならず
凄く憂鬱になってしまう。
でもこの時すでに
ほとんどの競技が埋まっていて
残ってた競技が50mの
「クロール」「平泳ぎ」しかない。
そこでクラスのリーダの子に
「泳げるならクロールの50mに
参加しろよ」と言われたが
「クロールなんて無理」と断った。
ｵﾛｵﾛ((；д；`≡´；д；))ｵﾛｵﾛ
〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓
【指導】
しかしクロール50mを断ったら
リーダーの子に「なら平泳ぎの
50mに参加すること決定な」
そう言われ悲鳴を上げてしまった。
ｷﾞｬｧｧｧｧｧー！∑(ﾟДﾟﾉ)ﾉ
でもほかの競技が全部うまってて
もう「クロール50m」と
「平泳ぎ50m」しか入る余地がなく
どうにもならない。
この時俺は
平泳ぎ50mなんて泳げた事が無く
絶体絶命な気分になり
半べそかいてしまってた。
そして水泳の授業の時
水泳大会の練習をさせられ
何とか50m泳がないとマズイと感じ
必死になって練習する。
でも体力的に50mなんて
とても泳ぐことが出来ず
せいぜい30m位しかダメで
泳げないと恥をかくから焦った。
全然泳げない俺を見てた先生は
泳ぎが上手な子を連れてきて
俺に指導してあげるように頼み
教えてくれる事になった。
この時俺は
「何で先生が教えてくれないの？」
と先生に言うと「先生泳げないから
教えるの無理！」とキレられた。
(;ﾟДﾟ)ｴｴｴｴ
〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓
【空を駆ける】
その後泳ぎが上手な子に教わると
どうも俺の平泳ぎのフォームが
信じられない位悪くて
これが原因だと言ってくる。
俺の平泳ぎの動きは
手と足が交互に水をかいてて
とてつもなく前進しない泳ぎ方で
無駄だらけのフォームと言われた。
ｼｮﾎﾞ──(´･ω･`)──ﾝ
本当の平泳ぎのフォームは
手を伸ばし潜水して
浮き上がりる時手足を縮めて
空にジャンプする様に水をかく。
そう自慢げに教えられ
早速言われたようにやってみると
全然空を飛ぶ事が出来ず
前にも進まない。
どうやら俺は
へんてこな平泳ぎのフォームで
体が完全に覚えてしまい
本当の平泳ぎが出来なかった。
なので俺は
水泳の授業の後半の自由時間も
泳ぎの練習をさせられ
クタクタになるまで泳がされる。
でもこの時体が疲れて力が入らず
もう形だけ気にして泳いでたら
無駄な力が入らずスピードが出て
大空に羽ばたけた！
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
