科学技術「男心女心」
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【人工脳】
人工的に作った脳に対し
男女の性別を与える事に
成功しました。
人工的に作った脳は
「脳オルガノイド」という物で
人のどの部分でも人工的に作れる
iPS細胞を使って制作します。
このiPS細胞に
人間の作りたい部位の遺伝子を入れ
細胞増殖させると
その部位を作る事が出来ます。
この様に作られた
人工脳「脳オルガノイド」は
立体的に作られた物と
平面に作られた物があります。
立体的に作られた脳は
目を生えさせる事に成功し
景色を見たとき脳が反応し
目として機能しました。
薄く作った脳オルガノイドは
電気を特定の脳神経に流すと
嫌な感覚と嬉しい感覚を
理解しました。
これを利用してゲームをさせ
ミスると嫌な感覚にさせ
成功すると嬉しい感覚にさせ
ゲームを覚えさせる事に成功。
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【男女の区別】
今回このiPS細胞を使い
培養して作った脳オルガノイドに
性別を持たせる事に成功したのです。
方法は
脳オルガノイドに
男性ホルモンを投与したら
脳が男性化しました。
男性の脳は
女性より容量が大きく
脳神経の数もたくさんあり
密度も高いのです。
そのため男性は
女性より顔が大きく
八頭身人があまりいません。
今まで脳オルガノイドで
男女の区別をつける事は
出来ませんでした。
でも
脳オルガノイドに使う
遺伝子の情報の中では
男女の区別がつけられてました。
しかしこの遺伝子を使っても
脳オルガノイドが
遺伝子に組み込まれた
性別になりませんでした。
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【ホルモン量】
しかし今回
脳オルガノイドに
男性ホルモンを投与したら
脳が男性の形になったのです。
しかも女性の遺伝子を使った
脳オルガノイドに
男性ホルモンを投与しても
男性の脳の形になったのです。
人間の脳は
胎児期に子宮内で
男女のホルモン量の多い方に
成長します。
なので今回
脳オルガノイドに対しても
ホルモンの種類で
性別が決まると思い試しました。
この事から男心や乙女心は
遺伝子の性別情報でなく
ホルモンバランスで
決まる事が解りました。
研究チームは
更に詳しくし調べる為
脳オルガノイドの解剖し
分解して詳しく調べました。
すると脳神経の質に
大きな違いがある事が解り
新たな発見をします。
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【男心】
その新発見は
男脳オルガノイドの脳神経から
興奮性神経の信号が
たくさんでてる事が解りました。
逆の制御信号は
特に増減なく今まで通りの量しか
分泌されてませんでした。
この結果から
男性の脳の形になると
精神に大きく影響する事が
発見出来ました。
今回この研究結果を出したのは
イギリス医学研究審議会MRCの
研究チーム。
自閉症が発症するのは
殆ど男性という事が知られてて
男心が原因だと言われてます。
今回の研究は
この様な未知の症状を治す
有効な実験材料になります。
更に男性化した脳は
男の体にする為の細胞や
筋肉を作る酵素にも影響し
見た目も男にしていきます。
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【ブラックボックス】
人工的に作った脳オルガノイドは
人間で実験する事が許されない
実験を行う事が可能です。
その為
神の領域と言われてきた
脳のブラックボックスを
解明する事も出来るのです。
この事で研究チームは
男女特有の病気の原因を
特定できると考えてます。
男女の精神的疾患も
この研究で明らかになり
完治するようになります。
更に生物がなぜ
男女に分かれたかの意味も
理解できると言及してます。
もしかしたら近い将来
精神を一時的に変え
男女の気持ちを味わえるように
なるかもしれません。
もしそうなれば
男女間で相手の気持ちが解り
お互いもっと気を使え
理解し合えるかもしれません。
