「Zapierは使っているけれど、条件分岐や複数アプリをまたぐ処理になると急に難しくなる」「せっかく自動化を始めたのに、シナリオの設計や見直しに時間がかかって手が止まる」「もっと複雑な業務フローを自動化したいのに、どう組めばいいのか分からない」。ノーコードで自動化を進めている中小企業ほど、この「複雑なシナリオ設計の壁」に当たりがちです。
この記事では、Anthropic公式のAIコーディングツール Claude Code と、ノーコード自動化ツールとして高い自由度を持つ Make(旧Integromat)を組み合わせ、複数ステップの業務フロー設計から見直し・エラー対応までをAIに任せる方法を、非エンジニアの方にも分かるように解説します。
目次
なぜ「Make × Claude Code」なのか
Claude Codeとは(おさらい)
連携でできること・活用5選
業種別の活用シーン
非エンジニアのための導入4ステップ
運用上の注意点
よくある質問(FAQ)
1. なぜ「Make × Claude Code」なのか
Makeは、複数のアプリやサービスをつないで、条件分岐・繰り返し・データ加工まで含んだ「シナリオ」を組めるノーコード自動化ツールです。単純な「トリガーとアクションを1つずつつなぐ自動化」を超えて、業務の実態に沿った複雑なフローを表現できるのが強みです。
一方で、その自由度の高さゆえに「どのモジュールを・どんな順番で・どんな条件でつなぐか」を設計する段階でつまずきやすいのも事実です。分岐の条件、データの受け渡し、エラー時の動きまで考え始めると、非エンジニアには一気にハードルが上がります。
Claude Codeは、こうした「シナリオの設計と整理」を日本語の指示だけでAIに相談できるツールです。「受注メールが来たら、内容を整理して、担当者に通知し、台帳にも追記したい」といった要望を伝えるだけで、必要なステップや分岐の考え方を筋道立てて提案してもらえます。つまり、Makeという「自由に組める土台」に対して、Claude Codeを「フロー設計の相談役」として配置するイメージです。
2. Claude Codeとは(おさらい)
Claude Codeは、AI開発企業Anthropicが提供するAIコーディングツールです。最大の特徴は、専門用語を覚えなくても「〇〇して」と日本語で頼むだけで、文章作成・情報整理・分類・手順の設計までこなしてくれる点にあります。
ノーコードに近い操作感:コードを書かずに業務の要望を伝えられる
手順の設計・整理:やりたいことを、実行できるステップの並びに落とし込める
繰り返し作業の型化:一度整理した業務フローを、別の業務にも応用できる
Make単体では「自由にシナリオを組める仕組み」は手に入りますが、「どう組み立てるか」の設計は自分で考える必要があります。そこをClaude Codeが補うことで、自動化のいちばん重い「フローを考えて形にする」部分が一気に軽くなります。
3. 連携でできること・活用5選
① 業務フロー(シナリオ)の設計サポート
「問い合わせフォームの回答を、内容ごとに振り分けて、担当者に通知したい」といった要望を伝えるだけで、必要なステップや分岐の考え方を整理して提案します。Makeでシナリオを組む前の設計図づくりを、AIと相談しながら進められます。
② 条件分岐・振り分けルールの整理
「金額が一定以上なら承認者を追加する」「地域ごとに通知先を変える」といった、複雑になりがちな条件分岐のルールを、抜け漏れが起きにくい形に整理します。分岐の考え方を言葉で明文化できるので、後から見直すときにも迷いません。
③ データの受け渡し・加工内容の下書き
アプリ間でデータを渡すときに必要な「項目の対応づけ」や「日付・金額の整形ルール」を下書きします。どの情報を・どの形に整えて次のステップへ渡すかを、あらかじめ言葉で確認できるため、組み立て時のミスを減らせます。
④ エラー時の対応方針づくり
「途中で処理が止まったらどうするか」「通知が届かなかったときの控えをどう残すか」といった、見落としがちなエラー時の対応方針をチェックリストとして整理します。自動化を安心して任せられる土台を、あらかじめ用意できます。
⑤ 既存シナリオの棚卸し・改善提案
すでに動いているシナリオの内容を説明すると、「重複している処理はないか」「まとめられるステップはないか」といった改善の観点を提案します。増えすぎた自動化を整理し、管理しやすい状態に保つのに役立ちます。
4. 業種別の活用シーン
業種活用シーンWeb制作・広告・フリーランス問い合わせ受付から見積・台帳追記までの一連の流れを設計・整理士業・コンサル顧問先ごとの連絡・書類作成・リマインドの分岐フローを組み立て小売・EC受注データの振り分け、在庫・発送・顧客通知の連携フローを整理店舗・サービス業予約受付から確認連絡・前日リマインドまでの流れを自動化製造・卸売業発注・入荷・請求に関わる情報の受け渡しと通知の設計を効率化
5. 非エンジニアのための導入4ステップ
目的を1つに絞る:まずは「問い合わせの振り分けを自動化したい」など、効果が見えやすい業務を一つ選びます。
Claude Codeを用意する:PCにClaude Codeを導入し、「どんな業務を・どんな流れで自動化したいか」を日本語で伝えられる状態にします。
つなぎ方を決める:フローの設計や分岐の整理はClaude Codeで行い、Make側での組み立ては簡単なシナリオから始めると安全です。慣れてきたら分岐や加工の多い処理へ広げます。
小さく試して広げる:1つのシナリオがうまく回ったら、条件分岐・データ加工・エラー対応へと対象を増やしていきます。
大切なのは、いきなり複雑な全自動化を狙わず、「まず一つの流れを確実に動かす」こと。小さな成功体験が、自動化を広げていく自信につながります。
6. 運用上の注意点
認証情報の管理:各アプリやサービスのログイン情報は、誰でも見られる場所に置かず、安全に保管します。
本番前に必ず人が確認する:シナリオはAIに設計・整理まで任せ、実際に動かす前に必ず人がテストと最終チェックをする設計にします。
権限は必要な範囲に絞る:連携する各サービスの権限は、その業務に必要な範囲だけに限定します。
顧客・取引先情報の取り扱い:データを扱う際は、個人や取引先が特定される情報の管理に十分注意します。
処理ルールの明文化:分岐の条件やデータの整え方を記録に残し、担当者が変わってもフローがぶれないようにしておきます。
7. よくある質問(FAQ)
Q. プログラミングができなくても使えますか?
はい。Claude Codeは日本語で指示を出すだけで動くため、コードを書く必要はありません。「この業務の流れを整理して」といった頼み方で十分です。
Q. すでにZapierを使っていますが、Makeに変える必要がありますか?
必ずしも変える必要はありません。単純な自動化はZapierのまま、条件分岐や複数ステップの複雑なフローはMakeで、といった使い分けもできます。どちらを使う場合でも、フローの設計をClaude Codeに相談できる点は共通です。
Q. 複雑なシナリオでも相談できますか?
はい。むしろ複雑なフローほど、設計の整理や分岐の抜け漏れチェックにClaude Codeが役立ちます。やりたいことを言葉で伝えれば、実行できるステップの並びとして整理してもらえます。
Q. 自動化に失敗して業務が止まらないか心配です。
ご安心ください。AIには設計と整理までを任せ、実際に本番で動かす前に人がテストする運用にできます。エラー時の対応方針もあらかじめ用意しておくことで、安心して任せられる状態をつくれます。
Claude Code導入サポート
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料金:3,000円から
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