電気打ち合わせ前に確認したい10項目|後悔しないためのチェックリスト

電気打ち合わせ前に確認したい10項目|後悔しないためのチェックリスト

記事
コラム
家づくりが進んでくると、
ある日突然渡される「電気図面」。

照明、スイッチ、コンセント。

図面にはたくさんの記号が並んでいるけれど、

「これ、本当にこのまま決めて大丈夫?」
「コンセントって何個あればいいの?」
「照明の位置なんて、図面を見ても全然イメージできない…」

そんな状態のまま、電気打ち合わせの日を迎える方は少なくありません。

でも、電気計画は住み始めてから毎日のように使うもの。

家具ならあとから動かせますが、照明やスイッチ、コンセントは簡単には動かせません。

だからこそ、打ち合わせ前に一度、

「図面を見る」のではなく、「そこで暮らす自分たちを想像する」

ことがとても大切です!

そこで、住宅・インテリアの仕事に20年以上携わり、
現在は電気図面のセカンドオピニオンを行っている私が、
打ち合わせ前にぜひ確認してほしい10項目をまとめました。




① 家具の配置は決まっていますか?

電気図面を見る前に、まず確認してほしいのが家具配置です。

・ソファはどこに置く?
・ダイニングテーブルの向きは?
・テレビはどの壁につける?
・ベッドはどちら向き?
・子どもの机はどこ?

実は、コンセントも照明もスイッチも、家具配置が決まっていないと適切な位置を決めにくいもの。

たとえば、

テレビボードの裏にコンセントが隠れてしまった。

ベッドを置いたらコンセントが使えなくなった。

ダイニングテーブルを置いたら、ペンダントライトの位置がずれていた。

こうしたことは、図面上だけを見ているとなかなか気づきません。

まず家具を置いて、その状態で電気図面を見る。

これだけでも、かなり見え方が変わります。


② 普段使う家電を全部書き出しましたか?

コンセントを考えるとき、

「各部屋に2口くらいあればいいかな」

ではなく、

そこで何を使うのか

から考えてみてください。

キッチンなら、

・炊飯器
・電子レンジ
・トースター
・ケトル
・コーヒーメーカー
・ミキサー
・ホットプレート

洗面なら、

・ドライヤー
・ヘアアイロン
・電動歯ブラシ
・シェーバー

リビングなら、

・テレビ
・ゲーム機
・スマホ充電
・パソコン
・掃除機
・加湿器
・空気清浄機

など。

「今持っている家電」だけでなく、
将来増えそうなものまで一度書き出してみるのがおすすめです。


③ 掃除機・ロボット掃除機の位置を決めましたか?

意外と忘れやすいのが掃除関係。

コードレス掃除機なら、収納する場所の中にコンセントが必要になることがあります。

ロボット掃除機なら、

「どこで充電するか」

まで決めておきたいところ。

完成してから、

「ここにルンバを置きたいのにコンセントがない」

となると、延長コードが必要になったり、
せっかくのすっきりした空間にコードが見えてしまったりします。


収納計画と電気計画は、別々に考えないことがポイントです💡


④ スイッチは「入るとき」だけでなく「出るとき」も確認

スイッチは、図面上では問題なさそうに見えても、実際に歩いてみると使いにくいことがあります。

確認するときは、

玄関から家に入る
↓
リビングへ行く
↓
キッチンへ行く
↓
2階へ上がる
↓
寝室へ入る

というように、図面の上を指で歩いてみてください。

そのとき、

「ここで照明をつけたい」

「ここで消したい」

という場所にスイッチがあるかを確認します。

特に、

・玄関
・廊下
・階段
・寝室
・LDK

は要チェックです。

「つける場所」は考えていても、

消す場所を忘れているケース☝️

は意外とあります。


⑤ 人感センサーを使う場所を考える

人感センサーは、とても便利です。

ただし、

「便利そうだから全部人感センサー」

にすればいいわけではありません。

相性がいいのは、

・玄関
・玄関ホール
・廊下
・トイレ
・一時的に使う収納

など。

一方で、長時間過ごす場所や、動きが少なくなる場所では使い方によっては不便になることもあります。

その場所で何分くらい過ごすのか。
両手がふさがっていることが多いのか。

そんな生活場面から考えると判断しやすくなります。

⑥ 照明の「数」だけを見ていませんか?

電気図面を見ると、

「この部屋にはダウンライトが4灯あるから大丈夫」

と思ってしまいがちです。

でも照明計画で大切なのは、灯数だけではありません。

・どこを照らすのか
・光がどちらに広がるのか
・眩しくないか
・家具の位置と合っているか
・必要な場所に光が届くか

まで考える必要があります。

たとえばリビング。

部屋の中央を均等に明るくする方法もありますが、

壁やカーテン、家具などを照らして「光だまり」をつくるだけでも、空間の見え方は大きく変わります。

照明は「天井を見る」のではなく、「何を照らしているかを見る」。

ここはぜひ覚えておいてほしいポイントです。

⑦ ダイニングテーブルと照明位置は合っていますか?

ペンダントライトを採用する予定なら、特に重要です。

ダイニングテーブルがまだ決まっていない状態で照明位置だけを決めると、

完成後、

「テーブルの中心と照明が合わない」

ということが起こることがあります。

確認するのは、

・テーブルサイズ
・テーブルの向き
・キッチンに付けるのか離すのか
・将来テーブルを買い替える可能性
・90度向きを変える可能性

など。

まだ配置が決めきれない場合は、ダクトレールなど、あとから位置を調整できる方法を検討するのもひとつです。

⑧ ベッドに入ってから照明を消せますか?

寝室で確認してほしいのがこれ。

部屋に入ったところにしかスイッチがないと、

寝るときに一度ベッドから出て照明を消すことになります。

毎日のことなので、意外と小さなストレスになります。

ベッド位置を決めたうえで、

入口とベッド側の両方から操作できるか

を確認してみてください。

スマート照明やリモコン対応照明を使う方法もありますが、最初の電気計画で考えておくと選択肢が広がります。

⑨ Wi-Fi・LAN・充電場所まで考えていますか?

最近の家づくりでは、コンセント計画と一緒に考えたいのがネット環境。

・ONU
・Wi-Fiルーター
・ハブ
・固定電話関連機器
・アクセスポイント

など、意外と機器が増えます。

ルーターを収納の奥に入れすぎて電波が届きにくくなったり、

機器は置けるのにコンセントが足りなかったり。

テレビ、ゲーム、在宅ワークなどで有線LANを使う可能性があるなら、LAN配線についても打ち合わせ時に確認しておくと安心です。

⑩ 「なんとなく気になる」をそのままにしていませんか?

最後に、これが一番大事かもしれません。

電気図面を見ながら、

「別に間違ってはいなさそうだけど、なんとなく気になる」

「担当者さんがこう言っているから大丈夫かな」

「よく分からないから、このままでいいかな」

と思っているところはありませんか?

その違和感。

できれば、そのままにしないでください。

家を建ててから、

「やっぱり聞いておけばよかった」

となる場所は、案外こういうところです。

分からないことは、分からないままで大丈夫。

その代わり、

決定する前に一度立ち止まって確認する。

それだけでも、家づくりの後悔はかなり減らせます。

電気打ち合わせ前は「暮らし」を整理しておく
ここまで10項目をご紹介しました。

でも実際に電気打ち合わせが近づくと、

「何から考えればいいのか分からない」

となる方も多いと思います。

照明だけ。

コンセントだけ。

スイッチだけ。

と別々に考えるより、

家具・家電・生活動線・家族の暮らし方を一緒に整理してから電気図面を見る

ことが大切です。

そこで私は、普段電気図面のセカンドオピニオンを行う中で実際に確認しているポイントをベースに、

「照明&電気配線セルフチェックブック」


を作っています。

全12ページで、

・家族構成、ライフスタイル
・家電とコンセント
・Wi-Fi、LAN環境
・家具配置と生活動線
・照明の雰囲気
・照明、スイッチ、コンセントを考えるポイント

などを、順番に整理できるようにしています。

「まだ専門家に相談するほどではないけれど、電気打ち合わせ前に一度自分たちで整理しておきたい」

という方には、こちらがおすすめです。

▶︎ 照明&電気配線セルフチェックブック|1,000円



「自分たちだけで判断するのは不安」という方へ

一方で、

「チェックしてみたけれど、この配置で本当にいいのか判断できない」

「ハウスメーカーから電気図面をもらったけれど、どこを直せばいいのか分からない」

「照明もコンセントもスイッチも、家全体を一度見てほしい」

という方には、

電気図面のセカンドオピニオンサービス


も行っています。

住宅・インテリアの仕事に20年以上携わってきたインテリアコーディネーターが、

ハウスメーカーや工務店とは別の「第三者の目線」で、

・照明の数、位置、光の考え方
・コンセントの位置、数
・家具、家電との関係
・スイッチと生活動線
・人感センサー
・暮らし方に合っているか

などを、図面を見ながら確認します。

単純に、

「ここが間違っています」

と指摘するためのものではありません。

家族構成や家具、家電、普段の生活まで確認しながら、

「このご家庭なら、どうすると使いやすいか」

を一緒に考えるサービスです。

初回のチェック資料をお渡しして終わりではなく、資料提出後も1か月間、提案内容やその後の打ち合わせで出てきた疑問についてご相談いただける形にしています。

▶︎ 照明計画・電気図面セカンドオピニオンサービス




最後に
電気図面って、正直分かりにくいんです。

小さな記号がたくさん並んでいて、

家がまだ建っていない状態で、

「ここで生活する自分」を想像しながら決めなければいけない。

難しくて当然だと思います。

だからこそ、

分からないまま決めてしまわないこと。

電気打ち合わせの前に、

「朝起きてから寝るまで、この家でどう動くかな?」

と一度想像してみてください。

その中に、

必要な光。

必要なスイッチ。

必要なコンセント。

その家族にとっての答えが、少しずつ見えてきます。

住み始めてから、

「ここ、ちゃんと考えておいてよかった」

と思える場所がひとつでも増えるように。

電気打ち合わせ前のチェックに、
この記事を確認代わりに使っていただけたら嬉しいです。

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