職業によって達成感や喜びの感じ方はさまざまです。占い師は、どんな瞬間に心が満たされ、どのような場面で幸せを感じるのか。私自身の経験を振り返りながら、その喜びについて綴ってみたいと思います。
1. ご相談者様が前向きな気持ちになられること
「気持ちが軽くなりました」や「希望が持てました」と言われると、占い師としてのやりがいを強く感じます。占いはご相談者様の問題解決だけではなく、心のケアや光を提示することも大切です。相談を終えた後、ご相談者様の「来られた時よりもお元気になられた」表情に報われた気持ちになります。
私はかつて女子大学で教壇に立ち、学生たちの成長を見守ってきました。その経験もあってか、ご相談者様の言葉から「ご自分で選ばれた」前向きな変化や自信の回復の兆しが見られると、大きな安ど感とともに喜びを感じます。
2. リピーターになってもらえること
大きな喜びの一つとして、以前のご相談者様が再度私をたずねてきてくださることがあります。初回の相談は無信で始まることも多く、やり取りを重ねながら、自分が正しい解決への歩を進めているか自問することがあります。
それだけに「再度相談をしたい」と言われるのは、ご相談者様から信頼をいただいた証です。これは、占い師としての解決力だけでなく、人となりやコミュニケーション力をも信頼していただけた結果なのかもしれないと思うと本当に嬉しくなります。
3. 感謝の言葉をいただくこと
相談を終えたご相談者様から「話してよかった」「自分だけでは気づけなかった視点を教えてもらえた」という感謝の言葉をいただく時、大きな喜びを感じます。
ご相談者様の中には、ー高い鑑定料を払っているのだからあたりまえだーという考えの方もおられます。間違ってはいません。でも、その考え方に対して、私にはすこし違和感があります。
過去に社員教育を担当した経験がありますが、教える側も学ぶ側も互いに尊重と感謝の気持ちを持っていました。この尊重と感謝は占いにも通じるものであり、「占ってもらう」「占わせて頂く」、そういう心の通い合いがあるからこそ、双方が協力してより良い結果にたどり着けると思うのです。
4. 占いの結果どりになったとのご報告をいただくこと
私は霊感を持っていませんが、それだけに「言われた通りの展開になりました」というご報告をいただくと、素直に嬉しく思います。これまでの研究や経験がご相談者様のお幸せやご開運に繋がったと、やりがいと充実感を感じ、さらなるスキルアップに励みます。
本来の占いは、ご相談者様が次の一歩を見つけるための「気づき」や「ヒント」をお示しするものです。人生には迷いや不安がつきものです。ご相談者様が迷われ立ち止まってしまわれた時に、占い師は新しい視点や選択肢をお示しすることで、ご相談者様自身の内にある答えを引き出すサポートをするのが本来の役目だと思っています。
占いを通じて得た気づきが行動につながり、やがて現実を変えていく。その結果、「ご自身で解決できた」と実感されることこそ、私たちの存在意義だと考えています。
5. ご相談者様の成長を感じること
ご相談者様の人生の大切な決断にあたり、悲しみや苦しみに寄り添いながら素晴らしい結果を得るために努力する占い師は意義ある仕事だと思います。
人は時に、ただ誰かに心を預け、そっと支えてほしいと感じる瞬間があります。そんなとき、ご相談者様の良きパートナーとしてお力になれること自体に大きな価値を感じています。
初めは心が乱れ、答えを見つけられないまま相談を重ねていた方が、やがて自ら道を定め、自信を持って前に進む姿を見ることができる。それ以上に嬉しいことはありません。こうしたご相談者様の前向きな変化や成長こそ、占い師にとって何にも代えがたいやりがいだと思います。