ある程度はニュースになります。
中国の不動産会社の利払い問題です。
金額が大きいので、驚きます。
桁と単位がすぐには理解できませんでした。
借り入れをしているから、返済が生じます。
問題は、金利です。
かなり高い金利に感じます。
当人は平気かもしれませんが、傍から見ると危険に感じます。
金利が高いので、元金よりも利息が厄介になります。
どうやって借入したのか不思議なほどの、借入金額です。
貸す側は、金利が高いので貸したのでしょう。
借りる側も、返済できる見込みがあるから高金利でも借りたの
だと思います。
まさに日本のバブル期と同じです。
造れば造るほど売れる、資金が回収できる、しかも価格は高い価格を
維持し続ける、夢のような話です。
しかし、やはり続きません。
国が異なるので資金の支払い方法も異なります。
先払いのようです。
未完成物件で、先払いです。
日本で言えば、青田売り、です。
危険です。
一部を支払う=手付金であれば、普通のことです。
全額、全額に近い金額を先払いすることは、危険です。
しかも日本の耐震偽装時の企業と傾向が似ています。
日本の時の規模を極めて大きくしたケースが、今回の中国企業です。
何が似ているのか。
得た資金の使途です。
日本の時は、色々なメディアで取り上げられました。
特に代表者の所有物についてです。
高額品が多々ありました。
日本のどこで使うのは分かりませんが、プライベートジェットも
ありました。広大な土地の国で、いちいち民間の航空機で移動していられない、このようなケースであれば必須と思います。
しかし、日本の場合、好き勝手に自家用機を離陸、着陸することはできません。そこまで融通されていません。
維持費だけで億単位が必要です。
このような事実をメディアは思いっきり突きつけました。
ロクな反論もできず、国会で吊し上げをくらって、最後は消えました。
当時は耐震偽装をした元建築士の苗字が特殊だったので、よけいに記憶に
残っています。毛髪も偽装、などと言われていました。
同じコースを進む可能性があります。
ですが、規模があまりにも違います。
初めは中国政府も無視していましたが、やはり対策を講じてきているようです。冬の五輪前に、悪いイメージを払拭したいのかもしれません。
ここで中国の「凄さ」がでてきます。
日本では無理です。
強制的に資産を処分させ、意地でも利払いを敢行し、暴動を阻止しようと
力技を駆使しています。
この中国企業の代表者の資産が凄まじいです。
ここまで蓄財していたのか、と感心します。
回収能力の程度が、国の力と見ることができます。
徹底的に行うでしょう。
そうしないと、暴動が起こる可能性があります。
リーマンショックのような世界的な恐慌にはならないと思いますが、
中国国内では猛烈な出来事になるはずです。
国民性が如実に現れます。
ただし、報道が規制されるので、何が起きているのかは他国は知ることが
難しいはずです。
建物の内容と価値、その判断基準が日本とは大きく異なります。
日本であれば、完成物件=即、住める状態です。
しかし、中国の場合は、外側の完成が引渡しレベルです。
内装は「何も無い」状態です。
そこから内部を、購入者が作ります。
日本でも「たまにある手法」ですが、通常ではありません。
よくそんな状態で買うな、と思います。
ただでさえ、中国では土地を取得できません。
優先的に利用できる権利はありますが、日本のように所有権は得られません。
この点については、日本も学ぶべきと思います。
国土を他国から「買われないように」するためです。
不動産を所有することへの執着は、中国は猛烈のようです。
結婚の場合も、不動産を所有しているかどうか、非常に重視されています。
しかし、ついに変化も出てきました。
日本の時と同じです。
天井知らずで上昇していた不動産価格が、下落に転じました。
最高値で購入した人は、青ざめているはずです。
転売で利益を得てきた人は、損失の憂いがあります。
借入の場合、債務が消えない可能性があります。
どうやって債務を帳消しにするか、悩む人が増えると思います。
30年遅れで日本の平成が始まるのかもしれません。
不良債権、この言葉をよく聞く機会が増えるように思います。
経済成長が鈍化し、債務で右往左往する国民が急増する。
ロクなことはありません。
おまけに日本どころではない速度で、高齢化が進行しています。
おそろしい老後が考えられます。
老後格差、を考えるべきです。
気楽な老後と言える人は、パレートの法則で言えば、2割程度かもしれません。残りは大変な余生になります。
今は中国国内の一企業の財務問題にすぎませんが、ずっと先を考えていくと、中国経済が困窮し社会が廃れていく可能性が見えてきます。
どのような策を講じるのか、見てみたいです。
上意下達の究極型が中国です。
私は、国が崩壊するのではないか、と思います。
日本の耐震偽装による企業の淘汰は、色々な人にとって学ぶべき点が多かったと思います。サラッと流すのではなく、自分の身に置き換えて応用することが大切と思います。