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【褒めたり・叱ったり】
記事
学び
カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
2021/02/17 18:13
「他者の存在を認知している」、つまり、
「あなたがそこにいることを私は知って
います」、という意味の「ストローク」。
3種類の「ストローク」の中で、言葉を
使うのが、「言語的ストローク」である。
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肯定的な言葉には、応援する、褒める等、
否定的な言葉には、叱る、貶す等がある。
ただ、言葉は、人によって受け取り方が
違うため、応援の言葉が重圧を与えたり、
褒めたつもりが怒らせたり、叱る貶すと
いう意味で言った言葉を何故か褒め言葉
だと思わせたり、こんなことがよくある。
特に、鬱病等の人に励ますつもりで応援
の言葉がけをするのは厳禁とされている。
励ますことで、「これ以上どう頑張れと
言うのか」とか、「こんなにまで言って
もらってるのに今の自分って…」という
気持ちにさせる危険性があるからである。
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私は、褒められることで伸びるタイプだ。
叱られると結構引きずってしまい、真の
実力を発揮できない。どうも親はそこを
よく理解していなかったようで、子供の
頃から今に至るまで、褒められたことは
一度もない。叱ることだけは飽きもせず
毎日のように続けられた。今から思うと、
誤解や価値観の違いにも原因は多かった。
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兎に角、両親共に、我が子の悪いところ
にばかり目を向け、いいところは無視だ。
だから、私が成人するまで、私が多少は
歌に自信があることや、芸術志向である
こと、食べ物の好み等、両親が知らない
ことが相当あった。父は、自分の価値感
しか認めぬ男で、始終我が子を見下して
いたし、母も、それまで苦手にしていた
理科のテストで初めて64点を取った時、
それには目もくれずに、英語のテストが
21点であったことだけを烈火のごとく
怒ったものだ。二人共そういう親だった。
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世間では「うちの子に限って」と言うが、
我が家では「うちの子のことだから何を
しでかすか分からん」という構えだった。
我が子だからといって盲目的に信頼する
のも良くないと思うが、少し極端過ぎる。
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まあ、考えてみれば、褒めたり叱ったり
のバランスは大変悪かったが、こうして
何らかの「言語的ストローク」が絶えず
我が子に対してあったのだから、家族を
見下す父の言動に起因する機能不全家族
(①親(又はその立場の人)が肉体的・
精神的に虐待する家庭。②親(又はその
立場の人)が多大な期待をしたり、子供
が家庭内の不和等を見て調和させようと
して大人の振舞いをしなければならない
家庭)で育った結果、自己肯定感の低い
大人になり、特に、恋愛において多くの
失敗を繰り返してきたとしても、ここは、
良しとするべきなのかも知れないと思う。
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自分は、褒めたり叱ったりのバランスを
取り、良い人間関係を構築したいものだ。
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駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
心理カウンセラー メンタルヘルス指導員 / 50代後半 / 男性
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