年を重ねても、自分の楽しみを遠慮しない

年を重ねても、自分の楽しみを遠慮しない

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コラム
こんにちは、まりなです🌷

鏡に映った顔を見て、前はこんなところにしわがあったかしら、と気になる日もありますよね。写真を撮っても、つい自分の顔ばかり拡大してしまったり。年齢を気にしなくていいと言われても、そう簡単には割り切れません。

女性は老いたとき、何を糧に生きていけばいいのでしょう。今日は、このことを少しお話ししたいと思います。

年を取ることが寂しいのは、見た目の変化だけではないのかもしれませんね。子どもが大きくなり、自分がいなくても困らない場面が増える。仕事を離れたら、毎日会っていた人とも話さなくなる。そんな変化が重なると、この先は何を楽しみに朝起きればいいのか、ふと心細くなることもあるでしょう。

だからといって、すぐに趣味を見つけましょう、生きがいを持ちましょうと言われても困りますよね。今まで家族や仕事のことで手いっぱいだったのに、急に自分の好きなことを聞かれても、出てこない時はあります。そこでまた、私には何もない、と自分を責めないでくださいね。

たとえば家族の好物ならすぐに言えるのに、自分が何を食べたいかは分からない。お昼は昨日の残りで済ませて、誰かが帰ってくる時間に合わせて夕飯を考える。そういう毎日が長かった方なら、自分の希望を後回しにするほうが慣れているのではないでしょうか。

そんな方には、まず一度、自分の食べたいものを選んでみてほしいのです。家族が好きだからでも、余っているからでもなく、今日はこれを食べたいという理由で。少し遠回りして好きなパンを買うくらいのことからでも、始められますよね。

自分ひとりのために手間をかけるのは、もったいない気がするかもしれません。でも、あなたも毎日ごはんを食べて、気持ちよく過ごしてほしい家族の一人です。自分の分だけ、いつも後回しにしなくていいのですよ

服やお化粧も、同じように考えてみてくださいね。明るい色の服が気になったのに、この年では目立つかしらと棚に戻してしまう。その前に一度、鏡の前で合わせてみてもよさそうです。70歳でも80歳でも、着てみたい気持ちまで遠慮しなくていいでしょう。

若く見えるかどうかは気になるとしても、着ていてうれしいかどうかも、選ぶ理由に入れてほしいと思います。反対に、お化粧をする元気がない日まで頑張らなくて大丈夫ですよ。いつまでもきれいでいなくては、と毎朝自分に言い聞かせるのも疲れますからね。。

何かを始めるなら、上手になることより、またやってみたいと思えるかを大事にしてみてください。編み目がそろわなくても、歌が少し外れても、楽しんだ時間まで失敗にはなりません。好きな歌手の新曲を待つだけでも、楽しみはひとつ増えますよね。

もちろん、お子さんやお孫さんに会うことが何よりうれしい方もいるでしょう。その時間を大切にしながら、会えない日に自分がどう過ごしたいかも、少しずつ考えてみてほしいのです。相手から連絡が来るまで一日中待っていると、用事があると分かっていても寂しくなってしまいますよね。

誰かと話すときも、いつも世話をする側でいなくていいと思います。会うたびに手料理を用意しなくても、役に立つ話をしなくても、昨日見たテレビの話で笑えたら、それで十分ではないでしょうか。気持ちが沈む日は、今日は少し話を聞いてもらえますか、と頼ってみてくださいね。

年を重ねたら穏やかにならなくてはいけない、何でも笑って受け止めなくてはいけない。そんな役目まで増えたら、気が休まりませんよね。苦手な人との長電話を短くしたり、疲れる集まりを一度休んだりしても、お付き合いを粗末にしたことにはなりません。

ただ、体調やお金の心配があったり、大切な人を亡くしたりしたときにまで、楽しみを探して元気になろうとしなくて大丈夫です。好きだったことに手が伸びない日もあるでしょう。そんな日は、食事を取って休む、話せそうな人に少し話す、そのくらいで過ごしてもいいのですよ。

私は、老いへの寂しさが消えてからでなければ、自分の楽しみを持てないとは思いません。昔の写真を懐かしく眺めたあとで、今度はどんな髪型にしようかと考えてもいいですよね。昔に戻りたい気持ちと、これから楽しみたい気持ちは、どちらもあっていいのです。

もし今、何を糧に生きていけばいいのか分からなくなっているなら、この先何年分もの答えを出そうとしなくて大丈夫ですよ。まずは次のお休みに、自分のための予定を1つだけ。誰に褒められなくても、あなたが楽しみにできることを選んでみてくださいね。
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