なかなか願いが叶わないとき、もっと感謝できていたら違ったのかなと、自分を責めてしまうことはありませんか。感謝を大切にしたいと思うほど、つらさや不満を感じる自分に厳しくなることもあるかもしれません。
今回の記事では、願いが叶っていない今も、自分の価値は変わらないということから考えていきます。ありがたいと思う一方で、寂しくなったり、疲れたりする日もありますよね。その気持ちまで隠す必要はありません。
そして、感謝しなければと思うあまり、後回しにしてきた本当の願いにも目を向けます。何を我慢していたのか、どんな助けがあったらうれしいのか、今の自分に無理のない範囲で確かめてみませんか。
感謝が足りないかどうかを考える前に、まずは自分の気持ちに耳を傾けてみてください。頑張っているのに心が疲れてしまったとき、少し落ち着いて考えるきっかけとして、読んでいただけたらうれしいです。
毎日ありがとうと伝え、小さな幸せにも目を向けている。それでも願っていることが変わらないと、まだ感謝が足りないのかと、自分を振り返りすぎてしまうことはありませんか。
大切にしてきた感謝が、いつの間にか自分を採点するものになっていたら、少し苦しいですよね。つらいと感じたときまで、恵まれているのに不満を言ってはいけないと押し込めなくて大丈夫です。
今日は、願いが叶わないときの自分の受け止め方と、我慢してきた本音を確かめる方法についてお話しします。
願いが叶わなくても、自分の価値は変わりません
願いが叶わないとき、努力が足りない、考え方が良くないと、自分の中に理由を探してしまうことがあります。真剣に願ってきたことほど、何かを直せば変わるはずと思いたくなるのでしょう。
けれど、恋愛には相手の意思があり、仕事には募集の状況や職場の事情もあります。こちらがどれほど丁寧に向き合っても、自分だけでは決められないことまで、感謝の量で説明しなくてよいのです。返事が来ないから魅力がない、希望の仕事に就けないから力がないと、結果だけで自分の全部を決めないでくださいね。
誰かを気遣ったこと、約束を守ったこと、気の進まない作業にも取り組んだこと。望んだ結果がまだなくても、そうした日々までなくなりません。
自分を厳しく評価しそうになったら、同じ状況の友人にも同じ言葉をかけるか、少し考えてみませんか。友人に向けるいたわりを、自分にも向けてよいのです。
感謝しながら、つらいと感じても大丈夫です
自分を責めずにいようと思っても、周りへの感謝を忘れたようで、弱音をためらうこともあるでしょう。働く場所があってありがたいと思いながら、今の働き方は苦しいと感じる。家族を大切に思っていても、今日は1人で休みたい。どちらの気持ちも、同じ自分の中にあって構いません。
感謝していることがあるからといって、困っていることまで消えるわけではありませんし、つらさを口にしただけで、それまでのありがとうが嘘になることもありません。無理に感謝の言葉を足して気持ちを抑えるより、何が苦しいのかを確かめてあげたいですね。
たとえば紙に、助けてもらえてうれしかったことと、本当は助けてほしかったことを1つずつ書いてみてください。うれしかったことだけに絞らず、寂しかったことも書いて構いません。
今あるものを大切にしながら、これから変えてほしいことを望む。そんな受け止め方もできます。
我慢していた、本当の願いを確かめます
つらい気持ちにも目を向けられるようになったら、その奥にどんな願いがあるのかを、ゆっくり確かめてみましょう。今の暮らしに不満を持ってはいけないと思っていると、何が欲しいのかまで言いにくくなることがあります。
たとえば、恋人から毎日連絡が欲しいという願いの奥には、気にかけてもらえていると感じたい思いがあるかもしれません。仕事でもっと認められたい気持ちには、頑張りに見合う扱いをしてほしいという希望が含まれている場合があります。望んでいる形から、そこでどんな気持ちになりたいのかへ、少し目を向けてみてください。
5分ほど時間を取り、本当はこうしてほしい、もうこれは無理をしたくないと書き始めてもよいですね。誰にも見せない紙ですから、聞き分けよくまとめなくても大丈夫です。
書けたら、その中から今伝えられそうな希望を1つ選びましょう。感謝を増やす前に、自分の願いにも耳を傾けてみませんか。
まとめ
願いが叶わない理由を、感謝が足りない自分のせいと決めつけなくて大丈夫です。結果には、自分の努力や気持ちだけでは動かせない事情もあります。今どんな状況にいても、これまで大切にしてきたことや、積み重ねてきた行動まで否定する必要はありません。
ありがたいと思う気持ちと、つらいと感じる気持ちは、一緒にあってよいのです。今の暮らしを大切にしながら、もう少し休みたい、大切に扱ってほしいと望んでも構いません。
今日は、自分が何を我慢していたのかを1つだけ確かめてみてください。すぐに願いのすべてが叶わなくても、必要なことを言葉にするところから始められます。周りへ向けてきた優しさを、自分にも少し分けてあげたいですね。