誰かの幸せを見て落ち込んでしまう日に

誰かの幸せを見て落ち込んでしまう日に

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コラム
 SNSを開けば、友人の結婚報告や仕事の成功、楽しそうな旅行の写真ばかり。他人の幸せを素直に喜べず、そんな自分にがっかりしてしまうことはありませんか。でも、うらやましいと感じたことだけで、性格が悪いと決めなくて大丈夫です。自分にも欲しかったものがあるのかもしれませんし、ただ疲れている日なのかもしれません。

 無理にお祝いの気分になろうとする前に、今日は何がつらかったのか、少し考えてみませんか。

見えているのは、その人の一場面です

 同世代の友人や職場の同僚など、自分と近いところにいる人が先へ進んだように見えると、自分だけが取り残されたような気持ちになるものです。結婚や仕事のことが動く時期は、人によって違います。早く決まった人と同じ時期に同じ経験をしていないからといって、それだけで自分が劣っているわけではありません。

 写真や短い報告から、その人の毎日までは分かりません。楽しかった場面が並ぶ画面と、自分の忙しさや悩みを丸ごと比べたら、しんどくなるのも無理はないですよね。今の自分には、どんな事情があるでしょうか。仕事や家族のことで手いっぱいなら、人と同じ予定をこなせなくても不思議ではありません。

何が、うらやましかったのでしょう

 うらやましいと思うと、そんなことを感じてはいけないと慌てて打ち消したくなるかもしれません。でも、感じたことと、相手にどう接するかは別です。まずは自分の中で、何がうらやましかったのかを確かめてもよいのではないでしょうか。

 結婚の報告なら、結婚そのものへの憧れかもしれませんし、安心して暮らせる相手が欲しいのかもしれません。仕事で評価された人が気になるなら、自分の頑張りにも気づいてほしかったのかもしれませんね。

 うらやましかったことと、本当は何を望んでいるのか。紙に一つずつ書き出してみてください。すぐに答えが出なくても構いません。相手を見続けて苦しくなるより、自分が欲しかったことを考える時間にしてみましょう。

今日は画面を閉じても

 考えても落ち着かない日は、いったん画面から離れるほうがよいこともあります。たとえば、30分ほどスマートフォンを置いて、お茶を飲んだり、後回しにしていた用事を済ませたり。見続けてつらくなるものから、少し休憩してよいのです。

 その間、今日済ませたことも思い出してみてください。仕事のメールを返した、食事を用意した、必要な連絡をした。派手な報告にはならなくても、ご自身が動いてきた時間がありますよね。

 余裕が戻ったら、欲しかったことのために今できることを考えてみてもよさそうです。安心できる人が欲しいなら信頼できる友人に連絡してみる。休みたいなら、今夜はいつもより早くベッドに入る。そのくらいのことで十分です。

 今日は素直に喜べなくても、その気持ちを急いで直さなくて大丈夫です。誰かの報告を見て落ち込んだ日くらいは、自分にも少し優しくしてあげてください。今夜は見るのをやめて、好きなものを食べて休む。それだけで終える日があってもよいと思うのです。

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