SNSを開けば、友人の結婚報告や仕事の成功、楽しそうな旅行の写真ばかり。他人の幸せを素直に喜べず、そんな自分にがっかりしてしまうこと、ありませんか?
「私ってなんて心が狭いんだろう…」と落ち込む必要はありません。その反応は決して性格が悪いからではなく、あなたの中にも「こうなりたい」という大切な望みがある証拠拠だからです。
今日は、ざわついた心を落ち着かせ、無理なく「自分」へ戻るためのヒントをお伝えします。今はまだ、無理に前向きになろうとしなくて大丈夫ですよ。
人生にはそれぞれの「時差」がある
同世代の友人や職場の同僚など、自分と近いところにいる人が先へ進んだように見えると、自分だけが取り残されたような気持ちになるものです。
けれど、結婚や仕事、豊かさが形になるタイミングは人それぞれ。早いから優れていて、時間がかかるから劣っているわけではありません。私たちが目にしているのは、その人の人生の「ほんの一場面」に過ぎないのです。
幸せそうな報告の裏に、どれほどの迷いや立ち止まった時間があったのかは誰にも分かりません。他人の「見えている結果」と、自分の「まだ途中にある部分」を比べてしまえば、苦しくなるのは当然です。
今は遅れているのではなく、自分に合わないものを手放したり、次に進むための力を蓄えたりする大切な時間。今日は他人のカレンダーではなく、自分の歩幅だけを見つめてみましょう。
「うらやましい」は、本音を教えるサイン
うらやましいと思った瞬間、「こんな黒い感情を持ってはいけない」と気持ちを押し込めていませんか?
嫉妬やうらやましさは、相手の不幸を願う気持ちとは違います。「私にも欲しいものがある」と、心があなたにSOSを出している状態なのです。
たとえば、友人の結婚報告が苦しかったなら、本当に欲しいのは「結婚という形」ではなく「心から安心できる関係性」かもしれません。仕事で評価された人を見て落ち込んだなら、「私の努力にも気づいてほしい」というサインでしょう。
うらやましかったことと、本当は何を望んでいるのか。紙に一つずつ書き出してみてください。
嫉妬を悪者にして追い払うより、自分の本音を知る手がかりとして受け止めるほうが、心はずっと楽になります。
他人へ向いた矢印を「自分の日常」へ戻す
他人の幸せが頭から離れない日は、考え方だけで何とかしようとせず、過ごし方を少しだけ変えてみます。
まずは、スマホやパソコンの画面を30分だけ閉じること。これは見ないように我慢するというより、外に向きすぎたエネルギーを休ませるための時間です。
その間に、今日の自分が「すでにできたこと」を3つ数えてみましょう。
朝ちゃんと起きた、ご飯を食べた、仕事のメールを返した。そんな小さなことで構いません。誰かと比べて見失っていた「あなたの日常」が、ちゃんとここにあると実感できるはずです。
最後に、自分の望みに近づくための小さな行動を一つだけ選んでみてください。
安心できる人が欲しいなら信頼できる友人に連絡してみる。休みたいなら、今夜はいつもより早くベッドに入る。そのくらいのことで十分です。
おわりに
人の幸せを喜べるところまで、無理に自分の気持ちを引き上げなくても大丈夫です。
胸が痛むのは、あなたが自分の人生を大切にしたいと願い、まだ満たされていない気持ちに触れたから。誰かの幸せによって、あなたの分の幸せが減るわけではありません。
今日は他人のペースから降りて、あなたが心地よく進めるペースへと戻ってきてくださいね。