■ 「相性がいいはずなのに、うまくいかない」
相性の話になると、よく出てくるお悩みです。出会ったときから話が合った。好きなものも似ている。占いでも、相性がいいと出た。それなのに、このところ、うまくいかない。どちらかに問題があるのでしょうか。
先にお答えすると、相性がいいことと、ぶつからないことは、別のものです。相性がいいことも、うまくいかないことも、両方とも本当である場合が少なくありません。私はお二人の生年月日を読むとき、この二つを分けて見ています。理由を三つ、お伝えします。
■ 一つ目。似ている二人は、足りないものまで似ています
四柱推命では、生まれた年・月・日・時の文字を、木・火・土・金・水の五つの気に分けて、その配分を見ます。
話が合うお二人を計算してみると、多く持っている気が似ていることがあります。考え方の出発点が近いので、説明がいりません。一緒にいて楽なのは、このためです。
ただ、多い気が似ている二人は、少ない気も似やすくなります。二人とも同じところが手薄なので、そこに差しかかると、どちらも手が出にくくなります。似ているから楽で、似ているから止まる。同じ組み合わせの、表と裏です。
■ 二つ目。合う場所と、ぶつかりやすい場所は、別のところにあります
三つの占術は、それぞれ別のところを見ています。
西洋占星術では、二人の星が穏やかに響き合っている。けれども四柱推命では、生まれた日の十二支同士が、正面から向き合う形になっている。そういうお二人もいます。この向き合う形を、冲(ちゅう)と呼びます。
私は、冲を悪い形としては読みません。向き合う形なので、近くにいるほど刺激が強く出やすい、と読んでいます。ただ、「相性がいい」という一言には、この向き合う場所までは入っていません。
一つの物差しで見た「いい」は、その物差しでの「いい」です。お二人の関係のすべてではありません。
■ 三つ目。近い二人ほど、小さなずれが目立ちます
話が合う二人は、言わなくても分かることが増えていきます。
そうなると、分かってもらえなかった一回が、大きく見えます。遠い相手なら流せることが、近い相手だと流せない。うまくいかなくなったのは、相性が悪くなったからではなく、それだけ近くなったから、ということもあります。
■ うまくいかないことは、相性の答えではありません
相性がいいと出たお二人がうまくいかないとき、「相性の読みが違っていたのでは」と考える方もいます。
私は、そこを疑うより先に、お二人のどこが重なり、どこでぶつかりやすいのかを見るほうが役に立つと考えています。ぶつかりやすい場所が分かれば、その場所だけ、段取りを変えることができます。関係のすべてを見直す前に、できることがあります。
■ 私が相性鑑定で書いていること
私の相性鑑定では、合う・合わないの点数はつけません。
お一人おひとりの気質。お二人の気の配分が、どこで重なり、どこを補い合えるか。三つの占術のどこで噛み合い、どこでずれやすいか。そして、そのずれにどう合わせるか。それを、お二人の生年月日から計算して書いています。
決めるのは、お二人です。私がお渡しするのは、ずれやすい場所の地図までです。
夫婦・恋人の相性とすれ違いを、三つの占術で読み解いています。