「もっと売れる文章にしよう」と思って、まずタイトルを書き直す。すると本文と合わなくなって、今度は本文を直す。最後にFAQも足して、気づけば最初とは違うサービスの説明になっている。
これ、出品ページを何度も改善していると起きがちです。
私なら、文章を上から順番に直すことはしません。先に「誰が、何に困っていて、何を受け取る商品なのか」を固めてから、最後に短い言葉へ圧縮します。
タイトルは最後。先に買う人の判断材料をそろえる
出品ページの改善には、おすすめの順序があります。
① 買う人の「いまの悩み」を決める
② 購入後にどうなれるかを決める
③ 納品物と対応範囲を決める
④ FAQで購入前の不安に答える
⑤ 最後にタイトルとキャッチコピーを決める
タイトルが悪いという話ではありません。タイトルは、決まった内容を一覧で一瞬で伝えるためのもの。中身が固まる前に決めきると、後から説明とのずれが生まれやすいのです。
① 「誰向け」を肩書だけで終わらせない
「初心者向け」「個人事業主向け」では、まだ広すぎることがあります。
例えば、同じココナラ出品者でも、「商品が決まらない人」「出品したが閲覧0の人」「閲覧はあるのに売れない人」「販売が止まった人」では、ほしい助けが違います。
広告でも同じです。「Google広告を始めたい」のか、「広告費を使っているのに問い合わせが来ない」のかで、頼みたい仕事が変わります。
まずは「○○したけれど、△△で困っている人」と一文にしてみてください。
② 購入後に何を受け取れるか、名詞で書く
「丁寧にサポートします」だけでは、どんなものが手元に残るか分かりません。
個別診断なら「課題の整理と優先3施策をまとめたレポート」。文章改善なら「タイトル、キャッチ、説明文、購入時のお願い、FAQの完成文」。サービスが終わるとき、何を受け取れるのかを具体化します。
これは購入者のためだけではなく、自分の工数を守ることにもつながります。納品のゴールが曖昧だと、「どこまでやれば完了か」を後から決めることになってしまいます。
③ 本文では「内容」と「範囲」をセットで伝える
ここで本文を書き始めます。最初の段落は、買う人の悩み。次に、依頼後にどう進むか、何を納品するか、なぜ自分が対応できるかを伝えます。
そして大切なのが、料金内に含むことと含まないこと。
例えば「広告診断」は設定変更まで含むのか。「記事作成」は構成案や画像も含むのか。文章改善なら、商品自体をゼロから企画するのか、決まった商品を伝わる文章にするのか。
対象外を書くのは、買う人を拒むためではありません。買った後に「思っていたのと違う」を減らすためです。
④ FAQは「購入前に聞きたいこと」を置く場所
本文の最後に長い注意書きを並べるより、購入前の疑問はFAQに分けた方が見つけやすいことがあります。
「初めての出品でも頼める?」「現在の言葉は残せる?」「画像は含まれる?」「何を送ればいい?」「納品後に調整してもらえる?」。実際に寄せられた質問があれば、それを優先して載せましょう。
そして、無機質な文章にしないこと。「修正1回」の条件を変えなくても、「初稿で気になる点はまとめてお知らせください。最初に伺った範囲で一度調整します」と書けば、買った後の流れが想像できます。
⑤ 最後にタイトルへ圧縮する
ここまで決まったら、タイトルを考えます。
全部を詰め込もうとする必要はありません。「誰向けか」「何をするか」「何が受け取れるか」のうち、一覧で最も伝えるべき要素を選びます。タイトルに入らなかった補足はキャッチコピーへ。
例えば「出品をサポートします」より「ココナラ出品ページの文章を改善します」の方が、作業内容がはっきりします。そのうえでキャッチに「タイトルからFAQまで、貼るだけの完成文」と入れば、購入後のイメージまでつながります。
文章をうまく見せることより、購入者が誤解なく判断できることを優先しましょう。
公開前の最終チェック
最後に5つだけ確認します。
・タイトルと本文で、対象者が変わっていないか
・納品物と完了する条件が分かるか
・実績は「今回のサービス」との関係が伝わるか
・料金に含むことと含まないことが分かるか
・購入後、最初に何をすればいいか分かるか
私自身、累計1,600件以上販売してきましたが、それが新しく出した文章改善サービスの販売件数というわけではありません。実績の見せ方も、買う人が誤解しないことが大切だと思っています。
自分のサービスに当てはめて直したい方へ
「順番は分かったけれど、実際に文章に落とし込むのが難しい」。そう感じたら、無理に一人で完成させなくても大丈夫です。
提供内容が決まっているサービスについて、タイトルからFAQまで、購入者が判断しやすい完成文に整える出品文章改善サービスを用意しています。今の文章で残したい言葉も大切にしながら、一緒に整理します。