「ホームページは1ページで足りるのか、それとも何ページも必要なのか」。
作る費用も期間も変わるので、迷うところだと思います。結論から言うと、答えは会社の状況によって変わります。
この記事では、1ページのホームページで十分な会社と、足りない会社の見分け方、そして1ページで始めて、あとから増やすときのコツを紹介します。
この記事でわかること
・1ページのホームページの良いところと、限界
・1ページで十分な会社・足りない会社の特徴
・迷ったときの3つの質問と、あとから増やすコツ
1. 1ページのホームページとは
1ページのホームページは、上から下へスクロールして読む、1枚の長いページです。会社の紹介、サービス、料金、お客様の声、問い合わせまでを、1ページにまとめます。
良いところは、次のような点です。
・早く作れて、費用を抑えやすい
・読む順番をこちらで決められるので、話の流れを作りやすい
・更新する場所が少なく、管理がかんたん
一方で、1ページに入れられる情報には限りがあります。ここからは、どんな会社なら1ページで足りて、どんな会社だと足りないのかを見ていきます。
2. 1ページで十分な会社
次の項目に多く当てはまるなら、1ページから始めるのがおすすめです。
・サービスが1〜2種類で、お客様の種類も1つ
・お客様の多くが、紹介や名刺、チラシ、SNSから来る
・まずは早くホームページを持ちたい(開業したばかり、新しいサービスを始めるなど)
・イベントやキャンペーンなど、期間を限った案内をしたい
・ホームページを更新する人や時間があまりない
紹介やSNSから来るお客様は、すでに会社の名前を知っています。その人たちに必要なのは、「この会社で大丈夫か」を確かめるための情報です。それなら、要点がまとまった1ページのほうが、かえって伝わりやすいこともあります。
3. 1ページでは足りない会社
反対に、次のような場合は、複数のページに分けたほうがよいことが多いです。
・サービスが複数あり、それぞれお客様が違う(例:個人向けと法人向け)
・Googleの検索で、サービスごとに見つけてほしい
・実績や事例を、たくさん見せたい
・採用もしたい(求人の情報は、別のページのほうが探しやすい)
・お知らせやブログを、続けて更新していきたい
・料金表やよくある質問など、載せる情報が多い
特に気をつけたいのが、検索です。Googleの公式の説明(検索セントラル「Google検索の仕組み」)では、情報を集める、整理して登録する、検索結果に表示する、という流れが、すべて「ページ」の単位で説明されています。Googleは、検索された言葉に合う「ページ」を探して表示します。
また、Googleの「SEOスターターガイド」では、ページのタイトルと説明文を、そのページに固有のものにすることが勧められています。1ページだけのサイトでは、タイトルも1つです。サービスが複数あって、それぞれ別の言葉で探されるなら、サービスごとにページを用意したほうが、それぞれの言葉で探す人に合うページを用意できます。
なお、「1ページのサイトはSEOで不利」とGoogleが公式に言っているわけではありません。大事なのは、ページ数そのものより、探している人に合う中身があるかどうかです。
4. 迷ったときの3つの質問
どちらにするか迷ったら、次の3つを考えてみてください。
・1. お客様はどこから来る?(紹介・SNSが中心なら1ページから。検索が中心なら複数ページを考える)
・2. 見つけてほしい言葉はいくつ?(「地域名+サービス名」の組み合わせが1〜2個なら1ページでも。3つ以上なら、ページを分ける)
・3. 1年後に、何を足したい?(事例、採用、ブログなどを足したいなら、複数ページを見すえて作る)
この3つに答えると、今の自社に合う形が見えてきます。
5. 1ページで始めて、あとから増やすコツ
「今は1ページで十分。でも、いずれ増やしたい」という会社も多いと思います。その場合は、最初の作り方に少し気を配っておくと、あとが楽になります。
・あとからページを足せるように、メニューを置ける作りにしておく
・1ページの中を、将来ページにする単位(サービス、料金、事例など)で区切って書いておく
・ページを増やすときは、それぞれ別のURLにする(Googleの「URL構造のベストプラクティス」には、URLの「#」以降の部分は、Google検索では通常扱われないと書かれています。1ページの中で表示を切り替えるだけの作りは、別のページとして扱われません)
・同じ内容を、複数のURLで公開しない(SEOスターターガイドでも、同じ内容のURLは1つにまとめることが勧められています)
Googleのガイドには、サイトの構成を今すぐ整理し直す必要はない、とも書かれています。あわてて作り直すより、事業の広がりに合わせて、少しずつ育てていけば大丈夫です。
6. どちらにしても、外せない3つのこと
1ページでも複数ページでも、最低限そろえておきたいことがあります。
・最初の画面で「何の会社か」「誰のためか」「次に何をすればいいか」が分かる
・料金の目安と、問い合わせから依頼までの流れが書いてある
・問い合わせフォームが、きちんと届く
ページ数より先に、この3つがそろっているかを確かめてください。
まとめ
・1ページで十分なのは、サービスがシンプルで、紹介やSNSからお客様が来る会社
・足りないのは、サービスが複数あり、検索でそれぞれ見つけてほしい会社や、事例・採用・ブログを載せたい会社
・迷ったら「お客様はどこから来るか」「見つけてほしい言葉はいくつか」「1年後に何を足したいか」を考える
・1ページで始めるなら、あとから増やせる作りにしておく
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