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「世界の安全な都市ランキング」(英誌エコノミストまとめ)で、デンマークの首都コペンハーゲンが初の1位に輝きました。感染症の世界的流行や環境対策が、上位の変動につながったようです。例年、東京やシンガポールなどアジアの都市が上位を占めてきましたが、今年は欧州の都市が1位。コペンハーゲンは、新たに導入された環境安全分野での高スコアが大きく寄与しました。市長は犯罪率の低さも強調しています。コペンハーゲンは、人口58万人の北欧最大の都市。港町として発展し、歴史的な建物が並び立つ美しい街並みは、「北欧のパリ」と言われています。アンデルセンゆかりの地で、人魚姫の像は、市の象徴になっています。私はデンマークに行ったことはありませんが、憧れますね。

ちなみに同じ英誌エコノミストが発表した「世界の住みやすい都市ランキング」は、感染症対策で順位が大きく変動し、1位はニュージーランドのオークランドでした(なんと大阪が2位)。感染拡大を素早く抑えて行動制限を解除したのが、住みやすさの評価につながったようです。反対に連続トップだったオーストリアのウィーンは、パンデミックで深刻な打撃を受け、12位に転落しました。コペンハーゲンはベスト10に入っていません。

「安全な都市ランキング」で2019年首位の東京は、今回は5位でした。「安全」の概念や定義はよくわりません。住みやすさには、「便利さ」などが影響しているようです。今日本では自民党総裁選が話題になっていますが、危機管理が大きな争点です。感染症対策、外交・安全保障、原発問題を含めたエネルギー対策、など問題は山積み。一方で、東京は混乱の中で、よく五輪をまずまず安全に実施できたと思います(今回の調査では反映されていないと推察)。東京・大阪に限らず、ぜひ安全で快適な街づくりを推進したいですね。これからの総理大臣にも大いに期待します。

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