「無料でホームページが作れる」——魅力的な言葉です。実際、無料で始められるサービスはたくさんあります。
正直にお伝えします。無料であること自体は、悪いことではありません。ただ、無料には理由があり、その裏には制約があります。それを知ったうえで選ぶべきです。
まず、広告が表示されることがあります。
無料プランでは、自分のサイトに、サービス提供者の広告が出ることがあります。自分の事業のサイトに、まったく関係のない広告が並ぶ。これは、お客様に「無料で作ったんだな」という印象を与えます。
次に、独自のアドレスが使えないことがあります。
「○○○.サービス名.com」といった形になる。これは、事業のサイトとしては、信頼感の面で不利です。名刺に載せるとき、少し恥ずかしいと感じるかもしれません。
そして、機能の制限があります。
問い合わせフォームが使えない。ページ数に上限がある。写真の容量に制限がある——こうした制約は、使い始めてから気づくことが多い。
さらに、データの扱いです。
作ったサイトのデータを、自由に持ち出せないことがあります。他に移りたくなっても、また一から作り直し。積み上げたものが、そこに閉じ込められます。
そして、最も大きな制約。サービスの都合に左右されることです。
料金体系が変わる。仕様が変わる。機能が廃止される。最悪の場合、サービス自体が終わる。このとき、あなたのサイトはどうなるでしょうか。
無料だからこそ、提供する側にも義務がありません。突然の変更に、文句は言えないのです。
ここで、大切なことをお伝えします。
無料ツールを否定しているのではありません。
試してみたい。趣味で作りたい。短期間だけ使いたい——こうした目的なら、無料で十分です。むしろ、そこにお金をかける必要はありません。
問題は、事業の柱を、無料のものに預けることです。
事業にとって重要なものほど、自分の手元に置くべきです。誰かの都合で失われないように。自分の意思で、いつでも動かせるように。
無料という言葉の裏に、何があるのか。それを知ってから選べば、後悔しません。
だからこそ、無料の制約を理解したうえで、自分に合うかを判断することをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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