ChatGPTは禁止された。それでも教育はAIを選んだ理由

ChatGPTは禁止された。それでも教育はAIを選んだ理由

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2022年11月、ChatGPTが公開されると、その性能は瞬く間に世界中へ広がりました。質問に答え、文章を書き、プログラムまで作れるAIは、多くの人に衝撃を与えます。

しかし、その熱狂と同時に教育現場では別の反応が起こりました。

「宿題をAIにやらせるのではないか。」
「考える力が育たなくなるのではないか。」

こうした懸念から、アメリカではロサンゼルス統一学区をはじめ、多くの学校がChatGPTの利用を一時的に禁止します。子どもたちの学びを守るための判断でした。

実際、この不安は決して的外れではありません。AIをそのまま答えを出す機械として使えば、自分で考える機会は減ってしまいます。教育とは知識を覚えることではなく、思考する力を育てる営みだからです。

しかし一方で、世界では利用者が爆発的に増え続けていました。禁止しても、社会はAIを受け入れ始めていたのです。

ここで問われたのは、「AIを使わせるか、使わせないか」ではありません。

どう使わせるか。

その視点へと教育は少しずつ移り始めました。

危険だから排除するのではなく、危険を理解したうえで正しく活用する。そのほうが、子どもたちがAI社会を生きる力につながると考えられ始めたのです。

そして、この発想から誕生したのが、「AIは答えを教える先生ではなく、学びを支える家庭教師になれる」という新しい教育モデルでした。

その名は──AIチューター。

(続く)
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