4〜5歳ごろの自己抑制と、親の支え方

4〜5歳ごろの自己抑制と、親の支え方

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コラム

「我慢できない子」ではなく、感情を調整する練習中

4歳から5歳ごろになると、子どもは少しずつ自分の感情をコントロールする力を身につけていきます。

やりたいけれど待つ。

嫌だけれど少し我慢する。

怒りたいけれど言葉で伝える。

泣きたいけれど、落ち着く方法を覚える。

これが自己抑制です。

自己抑制は、集団生活に入るうえで大切な力です。

しかし、ギフテッドや2Eの子の場合、この力の育ち方にも凸凹が出ることがあります。

知的には早熟です。

言葉も達者です。

大人のようなことを言うこともあります。

でも、感情のコントロールは年齢相応、あるいはそれより幼く見えることがあります。

少し注意されただけで大泣きする。

予定が変わると崩れる。

自分の思い通りにならないと強く怒る。

友だちの言葉に深く傷つく。

保護者は思うかもしれません。

「こんなに分かっているのに、なぜ我慢できないの」

「言葉では大人みたいなのに、感情は幼い」

「育て方が悪いのかな」

でも、知能の高さと感情調整の力は、同じ速さで育つわけではありません。

むしろ、感じる力が強い子ほど、感情の波も大きくなります。

大切なのは、感情を否定しないことです。

「泣かないの」

「怒らないの」

「それくらい我慢しなさい」

これだけでは、子どもは自分の感情を悪いものだと思ってしまいます。

まずは、感情に名前をつけることです。

「悔しかったんだね」

「びっくりしたんだね」

「予定が変わって不安だったんだね」

そのうえで、落ち着く方法を一緒に練習します。

深呼吸する。

一人で休む場所を作る。

先に予定を伝える。

選択肢を用意する。

感情が落ち着いてから話す。

私は、ギフテッドの子の感情を、小さくする必要はないと考えています。

必要なのは、大きな感情を安全に扱う力です。

感情が強い子は、人の痛みに気づく力も持っています。

その力を責めずに、扱い方を一緒に育てていくこと。

それが、保護者にできる大切な支援です。
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