「次は私かもしれない」病気のニュースが怖くなった本当の理由

「次は私かもしれない」病気のニュースが怖くなった本当の理由

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今回のご相談は、
少し変わったところから始まりました。

「先生、最近ニュースを見るのが怖いんです」

芸能人が病気を公表した。
誰かが入院した。
まだ若い人が亡くなった。

そんなニュースを見ると、
その人を心配するより先に、

「私にも起こるかもしれない」
という考えが頭に残ってしまうそうです。

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そこから病名を検索し、
症状を読み、
体験談まで辿ってしまう。

ほんの少し身体に違和感があれば、
「もしかして……」と、
昼間に見た記事と自分を結びつけてしまう。

夜になると考えはさらに大きくなります。

「もし重い病気になったら」
「長い治療生活になったら」
「人生の最後が苦しいものになったら」

そして眠れなくなる。

***

けれど私は、
この方のお話を聞きながら、
病気とは別のところが気になりました。

人は、その時々で
「失いたくないもの」が変わる

若い頃、
この方が怖かったのはお金でした。

ちゃんと生活していけるのか。
仕事を失ったらどうするのか。
老後のお金は足りるのか。

その後、子どもが生まれると、
心配の中心は子どもへ移りました。

事故に遭わないか。
学校生活は大丈夫か。
ちゃんと大人になれるのか。

そして子どもが育ち、
仕事も生活も以前より落ち着いた。

すると今度は、

「自分には、
あとどれくらい元気に
過ごせる時間があるのだろう」

ということが気になり始めたのです。

私はこの方の場合、
病気だけが怖いのではなく、
自分の人生に「終わり」があることを
以前より身近に感じ始めているのではないかとお伝えしました。

知ることで安心できるとは限らない
健康について
正しい知識を持つことは必要です。

けれど、
ニュースに出てきた病気を次々と
自分に当てはめても、
安心にはなかなか辿り着きません。

一つ調べ終われば、
また別の病気が気になる。

答えを探しているようで、
実際には「絶対に大丈夫」という
保証を探し続けることになってしまいます。

その保証は、
誰にも出せないものです。

私は、

「病気について考える時間ではなく、
身体を守るために使う時間を増やしてみてください」

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とお話ししました。

必要な健診を受ける。
気になる症状は医師に相談する。
食べる、眠る、身体を動かす。
そして夜は病気の記事から離れる。

調べることと、
自分を守ることは同じではありません。

また、眠れないほどの心配が続く場合には、
身体の病気だけでなく、
その強い心配について
医療機関へ相談することも選択肢になります。

年齢を重ねれば、
若い頃には考えなかったことを考えるようになります。

それは「悪いことが近づいているサイン」ではなく、
人生を見る場所が変わってきたということでもあります。

これから何年あるのかを数えるより、
その時間をどんな日々にしたいのか。

今回の鑑定では、
最後にそこへ話が辿り着きました。

病気を避けるためだけに生きるのではなく、
元気な日に、
元気な自分として何をしておきたいのか。
人生の後半に入った時こそ、
怖いものを数えるだけではなく、
これから楽しみにできるものも増やしていく。
そんな時間の使い方もあっていいのではないでしょうか。

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