鑑定をお届けするとき、わたしはよくこんなふうに書き添えます。
「もし読んで、"これは違う"と感じる部分があれば、そこを大切にしてください」
占う側の人間が言うことではない、と思われるかもしれません。
「当たっていなくてもいい」なんて、自信のなさの表れのように聞こえるかもしれない。
けれど、これはわたしにとって、いちばん誠実な言葉のつもりなのです。
このブログでは、その理由をお話しさせてください。
自分自身を知りたい——
そう願って鑑定を探していらっしゃる方に、わたしがどんな考えでお届けしているのかが、伝わればと思っています。
占いは、あなたを「決めつける」ものではない
自己分析のための鑑定をご希望される方は、こんな期待を持っていらっしゃることがあります。
「わたしがどういう人間なのか、教えてほしい」
その気持ちは、とてもよくわかります。
自分のことなのに、自分がいちばんわからない。
そういうことは、誰にでもあります。
けれど、わたしは「あなたはこういう人です」と断言することを、あまりしたくないのです。
なぜなら、人は占いに決めつけられるほど、単純ではないからです。
星の配置は、たしかにその方の生まれ持った傾向を示します。
数字は、人生のリズムを教えてくれます。
でも、それはあくまで傾向であって、あなたそのものではありません。
そこに、あなたが歩んできた時間があり、出会った人がいて、選んできた選択があります。
占いが映せるのは、その一部でしかない。
だからわたしは、鑑定を「答え」としてではなく、あなたが自分を考えるための材料としてお届けしたいのです。
「違う」と感じた瞬間に、いちばん大切なものが出てくる
では、当たっていない部分に、どんな意味があるのか。
ここが、わたしがいちばんお伝えしたいところです。
真っ白な紙を前にして、「わたしはどういう人間か」を書くのは、とても難しいことです。
何も浮かばず、手が止まってしまう。
でも、誰かが「あなたはこういう人ですね」と言ったとき——
もしそれが違っていたら、人はすぐに言葉が出てきます。
「いや、そうじゃなくて、わたしはこうなんです」
この"そうじゃなくて"の続きにあるものが、本当の自己理解です。
鑑定書を読んで、「たしかにそうかも」と思う部分は、あなたの輪郭を確かめるものになります。
そして「これは違う」と感じる部分は、もっと深いあなたへの入り口になります。
どちらも、同じくらい価値があるのです。
だからわたしは、「当たっていなくても大丈夫です」とお伝えします。
それは投げやりな言葉ではなく、そこにこそ意味があるとお伝えしたいからなのです。
わたしが三つの視点で書いている理由
自己分析の鑑定では、西洋占星術・数秘術・タロットの三つを合わせて読み解いています。
この三つは、あなたの違う側面を映してくれるからです。
星の配置が映すのは、あなたが生まれ持った性質です。
どんな方向に力を発揮しやすいのか、何に心が動くのか。
あなたという人間の、いちばん深い土台の部分です。
数字が映すのは、人生のリズムです。
今が学ぶ時期なのか、動く時期なのか、実らせる時期なのか。
これを知ると、「なぜ今、何も進んでいる気がしないんだろう」という焦りが、ふっとほどけることがあります。
進んでいないのではなく、今は静かに準備する時期だったというだけかもしれないのです。
カードが映すのは、今この瞬間のあなたの心です。
星も数字も、生年月日という変わらないものから読み解きます。
だから、今日のあなたの気持ちまでは映せません。
そこを、カードが補ってくれます。
この三つが揃うと、平面だった自己像が、立体になります。
「本来はこういう性質で、今はこういう時期にいて、でも心はこう感じている」
——三つが並んだとき、はじめて「では、次はどうするか」が見えてくるのです。
いちばん苦しいのは、この三つが「ずれている」とき
鑑定を重ねてきて、気づいたことがあります。
人がいちばん苦しくなるのは、性質とリズムと心が、ばらばらの方向を向いているときです。
本来は挑戦したい性質なのに、今は動くべき時期ではなく、心はもう疲れきっている。
——こういうとき、人は自分を責めてしまいます。
「どうして自分は何もできないんだろう」
「みんな前に進んでいるのに」
でも、三つを並べて見ると、こう言えるようになります。
「動きたい気持ちがあるのは、それがあなたの性質だから」
「今動けないのは、そういう時期だから」
「疲れているのは、当たり前のことだから」
——責める理由が、どこにもなくなるのです。
自己分析の鑑定でわたしがお届けしたいのは、鋭い分析ではありません。
自分を責めずにすむ視点です。
そのために、三つの視点から、できる限り丁寧にお伝えしています。
鑑定書は、あなたと対話するためのもの
わたしがお届けする鑑定書は、読んで終わりにしていただくものではありません。
読みながら、「そうかも」「これは違う」と、心の中でつぶやいていただきたいのです。
うなずいた部分には、あなたの確信があります。
首をかしげた部分には、あなたの本音があります。
その両方が、あなたを知る手がかりです。
わたしの言葉は、あくまできっかけにすぎません。
答えは、いつでもあなたの中にあります。
わたしにできるのは、その答えが出てきやすいように、静かに問いを差し出すことだけです。
占いは、あなたを決めつけるものではなく、あなたが自分自身を言葉にするための、鏡のようなものだと思っています。
曇りのない鏡を、できる限り丁寧に磨いてお渡しすること。
そして、そこに何を見るかは、あなたに委ねること。
それが、自己分析の鑑定に対するわたしの姿勢です。
「当たっていなくても大丈夫」——その言葉の意味が、少しでも伝わっていれば嬉しく思います。
私が運営する「Lunafleur(ルナフルール)」では、あなたの生年月日をもとに、性格の傾向や才能、これからの流れを占星術・数秘術・タロットの3視点で読み解く鑑定をご用意しています。
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