鑑定をお届けするとき、わたしはいつも西洋占星術・数秘術・タロットの三つを合わせて読み解いています。
「なぜ一つに絞らず、三つも使うのですか?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
このブログでは、その理由——つまり、わたしがこの三つを組み合わせることに、どんなこだわりを持っているのかをお話しさせてください。
鑑定をご検討くださっている方に、「この人は、どういう考えで占っているのか」を知っていただくことが、安心につながればと思っています。
一つの占術だけでは、どうしても「片側」しか見えない
占いには、それぞれ得意な領域があります。
長く鑑定を続けてきて、わたしが強く感じているのは、一つの占術だけでは、その人の一面しか照らせないということです。
西洋占星術は、生まれた瞬間の星の配置から、その方が本来持っている性質や傾向を教えてくれます。
とても深く、その人の「地図」のようなものです。
けれど、地図はどんなに正確でも、「今、あなたがどこにいるか」までは教えてくれません。
数秘術は、その「今、どんな時期にいるか」という時間の流れを読み解くのが得意です。
種をまくべき時なのか、じっと待つべき時なのか。人生のリズムを教えてくれます。
そしてタロットは、生年月日には表れない「今この瞬間の、あなたの心の揺れ」を映し出します。
この三つは、担当している場所がまったく違うのです。
だからこそ、一つだけで結論を出してしまうと、大切な部分を見落としてしまう。
わたしはそれが、どうしても心残りなのです。
わたしが三つを重ねるようになった理由
はじめから三つを使っていたわけではありません。
鑑定を重ねるうちに、「一つの占術では答えきれない」場面に何度も出会ったことが、きっかけでした。
たとえば、恋愛のご相談をいただいたとき。
星の配置を見れば、その方に合うお相手の傾向はよくわかります。
でも、それだけをお伝えしても、「では、今のわたしはどうすればいいのか」という一番知りたい部分に届かないことがありました。
そこに数秘術で「今年はどんな流れの年か」を重ね、タロットで「今のあなたの心はどこを向いているか」を映すと、ようやく答えがひとつにまとまるのです。
「本来はこういう傾向がある。今年はこう動くと流れが良い。でも今の心はまだ整っていないから、まずここから」
——そんなふうに、その方の「今」にぴったり寄り添った言葉が、はじめて出せるようになりました。
三つを重ねるのは、複雑に見せたいからではありません。
むしろ逆で、一人ひとりに、より正確で、より役立つ答えをお届けしたいからなのです。
「傾向」「時期」「心」——三つの層で、その人の今を立体的に
わたしの鑑定では、いつもこの三つの層を意識しています。
一つ目は、傾向の層。
西洋占星術が担当します。あなたが生まれ持った性質、惹かれるもの、力を発揮できる方向。変わらない土台の部分です。
二つ目は、時期の層。
数秘術が担当します。今が動くべき時なのか、整えるべき時なのか。人生のリズムの中での、今の位置です。
三つ目は、心の層。
タロットが担当します。頭で考えていることと、心の奥で感じていること。その日その瞬間の、あなたの本当の状態です。
この三つが揃うと、平面だった悩みが、立体的に見えてきます。
「傾向はこう、時期はこう、でも心はこう」
三方向から光を当てるからこそ、影になっていた部分まで見える。
わたしが大切にしているのは、この「立体で見る」という感覚です。
占いは、答えを押しつけるものではないと思っています
三つの占術を重ねると聞くと、「そんなに細かく決められてしまうのか」と身構える方もいらっしゃるかもしれません。
でも、わたしの考えは少し違います。
占いは、これからの人生を縛るものではなく、今の自分を知り、次の一歩を選ぶための材料だと思っています。
三つを重ねるのは、選択肢を狭めるためではなく、その方が納得して前に進めるように、できるだけ丁寧に現在地をお見せするためです。
星が示す傾向、数字が示す時期、カードが映す心。
そのすべてをお伝えしたうえで、最後にどう歩むかを選ぶのは、いつもご本人です。
わたしの鑑定が、その選択を少しでも軽くする支えになれたら——そう願いながら、今日も三つの視点で一枚一枚を読み解いています。
鑑定をご検討くださっている方に、わたしの考え方が少しでも伝わっていれば嬉しいです。
占いに「絶対」はありませんが、できる限り誠実に、その方の今に寄り添った言葉をお届けしたいと思っています。